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2009'06.22 (Mon)

自分の娘を担当する支配人の場合 前編


【More・・・】

私が結婚式というサービス業界に触れたのは、今からちょうど30年前のこと。
まだ大学生だった自分が、五歳上の姉の結婚をすることになったときだった。

11Happy
「自分の娘を担当する支配人の場合」



今から30年前というと、結婚式をするときには必ず仲人を立てるのが至極当然とされていた。
今では仲人、つまり媒酌人という制度は殆ど見受けなくなったが、
一昔前では仲人を立てない結婚式など相当珍しいことだった。
私の姉は実家の山形を離れ上京し、同じく近畿地方から上京してきた旦那さんと知り合ったので、
お互い関東圏内に親戚がいなかったため、仲人は立てない結婚式となった。
その替わりに二人の結婚式の準備や相談に乗ってくれたのが、その式場のスタッフだった。
まだ『ウェディングプランナー』という単語すら無かった時代に、
その式場のスタッフはまさにウェディングプランナーだった。

小さい頃から姉が大好きで、ことある毎に背中について回っていた私は、
結婚式準備で式場に行く姉にも当然のように連れて行ってもらった。
当時、商業系の大学に通っていた私は経済学にのめり込んでおり、
結婚式場という市場に並々ならぬ興味を抱いていた。
なので、後学と思いリサーチのつもりで打ち合わせ現場に姉と同席させてもらったが、
回を重ねる毎に結婚式というサービスそのものに関心を示すようになっていた。
その式場のスタッフはテーブルクロス一つ決めるにしても、
卓上花と合うか、選んだドレスを引き立たせてくれるかなど、姉と一緒になって真剣に悩んでくれた。
結婚式に関わるアイテムは今と比べてさほど多くはなく、凝るほどのものではない。
ただ、それでも妥協をすることなく、最高の結婚式になるよう全力を尽くしてくれた。
そのスタッフが口癖のように言っていた言葉を今でも思い出す。

『一生に一度の事ですから』

結婚式を挙げることの重要さを一番理解していたのは姉ではなくそのスタッフであり、
それと同時に彼は私に新鮮な感動を与えてくれた。
そして姉の結婚式が無事に終わった後に、私は一つの進路を決意した。
『結婚式場で働きたい』


それからすぐに私は人より早く就職活動を開始し、
数ある結婚式場(当時は専門式場はあまりなくホテル関係の)を吟味し、
最も自分の理想に近かった一つの結婚式場関連の企業を受け、何とか晴れて内定をもらった。
そこが現在、私が勤めている会社である。

私は入社してすぐにプランナーとして働きたかったが、
さすがに新米のペーペーにはやらせられないと断られ、最初のうちはホールに配属された。
結婚式の現場で働けるだけでもかなり勉強になったが、
それでも私はどうしてもプランナーとしてお客様に接していたかった。
姉の結婚式の時に担当してくれたあのスタッフのように、
私もお客様の心に残る最高の結婚式を一緒に作っていきたかった。

そしてそれから一年後、何度も懇願した甲斐あって私は晴れてプランナー、
当時でいう打ち合わせ課に異動になった。
そして私に回ってきた初めてのお客様が、丈博さんと美佳さんの二人だった。

この新郎新婦はお互い複雑な家庭事情で育ち、
あまり親族は招かずに職場の同僚や友人を中心に小規模な披露宴を催したい、とのことだった。
そんな事情だったので当然仲人は立てず、全て私にお任せしたいという主旨だったので、
上司はデビューに丁度良いと思い、私に担当を持たせたのだろう。
これ以上に願ってもないほどの担当に、私は初っ端からエンジン全開だった。
当時は小規模な披露宴となると気恥ずかしいイメージがあったが、
私は絶対にそんなことにはならないよう、二人らしさをたくさん散りばめた、
アットホームな披露宴にしようと丈博さんと美佳さんへ熱心に提案した。
この二人も大らかで実に気持ちが良い人達だったので、私の意見にすぐ賛同してくれた。
私達は毎週日曜日は必ず打ち合わせを行い、
暇があればプライベートでも会って、あぁでもないこうでもないと様々な意見を出し合った。
はめ込み式の結婚式が普通だった当時にしては
かなり画期的で斬新なスタイルの打ち合わせだったと思うし、
私自身がこの二人と話が出来ることが楽しくて仕方なかった。

丈博さんと美佳さんは本当に複雑な家庭で育ち、
美佳さんに至っては両親はおろかハッキリとした親族もなく、ずっと施設で暮らしていたらしい。
だが、お互い大変な環境で過ごした割に、全然卑屈なところもなくいつもニコニコ微笑んでいた。
そしてこっちが嫉妬してしまうくらいに仲睦まじいカップルだった。
美佳さんは当式場のチャペルがいたく気に入っており、ここを決めたらしい。
それもそのはずで、当式場は30年前にしては
かなり最先端の一戸建て型チャペルを建設したばかりで、
これは産業新聞にも掲載されるほどの評判だった。
美佳さんはこのチャペルが建設準備段階から早々に予約をしていたほどで、
打ち合わせが終わると真っ先にチャペルに向かい、
純白のドレスを身にまとってヴァージンロードを歩く自分の姿に思いを馳せていた。
それを満足そうに後ろから眺める丈博さんも本当に幸せそうだった。

約半年の打ち合わせを経て、既に私達はお客様とプランナーの域を越え、
友人以上の関係になっていた。
プライベートでは打ち合わせと称して三人で酒を交わしながら語らい、
これからの未来予想図をいつまでも夢見ていた。
私も二人の担当になれて本当に良かったと思う。
当日、二人の結婚式が終わってしまえば、もうこんな風に会う機会も無くなるのかと考えると
寂しくなり、いっそのこと結婚式が無くなってしまえばいいのにと
不謹慎なことを考えてしまうくらいだった。

だが、それが現実になってしまった。
ちょうど結婚式1ヶ月前の昼下がり、美佳さんから私宛てに会社へ電話があった。
「丈博さんが交通事故に巻き込まれ亡くなった」と。
目の前が、真っ黒になった。
幸せが、一瞬で崩壊した。


それから約2ヶ月後、喪が明けた頃に私は美佳さんを訪ねた。
彼女の顔を見るのは心苦しかったが、結婚式のキャンセル料等、
事務的な手続きもあったのでどうしても会わなければならなかったのである。
既に同居を始めていた二人の住まいに訪れた私を迎い入れたのは、
憔悴しきって抜け殻のように虚ろな瞳で私をジッと見つめる美佳さんだった。
そんな彼女を見たとき、私は悲痛な表情を顔に出さないように歯を食いしばるだけが精一杯で、
何の言葉もかけることが出来ず、ただ頭を下げた。

丈博さんの遺影に線香を上げ手を合わせる私に、美佳さんはポツリポツリと話し始めた。
丈博さんは外回りが主な営業マンで、その日も普通通りに車で取引先を回っていたらしい。
そして交差点を通過しようとした時に、
赤信号を無視した2tトラックが側面から運転席側に衝突してきた。
トラックドライバーは酒飲み運転で、丈博さんは即死だったらしい。

身寄りが殆どいない丈博さんの葬式は全て自分が喪主として準備をしたこと。
そして結婚式に招待するはずだった知人全員に喪中葉書を送らなければいけなかったこと。
先日、やっと全部片付いた後に本当に終わってしまったんだと気付き号泣したことなど、
美佳さんはただ流れ落ちる涙はそのままに、私に語って聞かせた。
きっと美佳さんはここ数日、ずっと丈博さんを思い出しては涙をこぼしていたのだろう。
その両腕はだらんと垂れて、涙を拭う事を既に放棄している。
泣くことが美佳さんの中で、日常と化してしまっていた。

「私、今までずっと一人で過ごしてきたから、彼に出会えて本当に幸せでした。
 彼に出会えて、自分の生きる意味を初めて知ることが出来たんです。
 でも…また独りになっちゃいました」

気付けば私の両目からも止め処なく涙が溢れていた。
これほどに不幸な出来事は他にあるのだろうか。
何故、幸せというものはここまで脆く儚いのだろうか。
美佳さんが空虚を捉えた瞳で、ポツリと呟く。

「チャペル…ヴァージンロード、歩きたかったな……」

その一言に私は耐えきれず、嗚咽を漏らして涙を零した。
自分の無力さに腹立たしくも思い、同時に情けなくて仕方なかった。
そして励ましの言葉すら見つからないのに、結婚式のキャンセル料を支払ってもらうための用紙と
領収書が入っている鞄を握り締めている自分を、思いっきり殴りつけてやりたかった。
涙ながらに呟いた美佳さんの一言と同時に、
打ち合わせの度に弾む足取りでチャペルを見学しに行っていた彼女の姿が甦る。
美佳さんは本当にヴァージンロードを歩く事を心から楽しみにしていた。
それを叶えられないのが、虚しくて悔しくて…。
せめてそんなささやかな願いくらいは叶えてくれても良いじゃないかと、
あまり信じていないはずの神様を呪ったとき、私の心に誰かが囁いた。

それは悪魔の囁きだったか、天使の福音だったか、今となってはわからない。
だが、私はその声が頭の中でジンジンと鳴り響いていたのを覚えていた。
そしてその声は私の言葉となり、音として口から零れようとしていた。
私の理性がそれを必死に止めようとしている。
もしも言ってしまえば、確実に美佳さんは私を軽蔑するだろう。
思いっきり引っ張ったかれるかも知れないし、この部屋から追い出されるかもしれない。
だが、私の心の奥にある何かがもの凄い圧力で押し出した。

神妙な顔つきできちんと背筋を伸ばし正座している私を訝しんだ美佳さんが、
涙を拭うと首を傾げた。
そんな彼女に私は言ってしまった。

「美佳さん、僕があなたの思いを叶えてあげます。一緒にヴァージンロードを歩きましょう」

その時に見せた美佳さんの責めるような、すがるような眼差しを私は一生忘れない。
泣きはらして腫れぼったくなった瞼の奥に、無知で軽薄で馬鹿な若僧の姿が映っていたであろう。
私の「やり過ぎるサービス」の原点であり、出発点がここだった。


長い沈黙の後、美佳さんは弱々しく自嘲気味に笑った。
不幸のどん底に突き落とされ、その薄暗い暗闇の中で結婚式場の担当者がとち狂った事を言う。
美佳さんにとっては場に相応しくない冗談に聞こえただろう。
しかし、私は本気だった。
その事を口にしてしまった私はもう自分の内から湧き上がる衝動を抑えきれずにいた。
こんなことになった今でも、いや今だからこそ、美佳さんの願いを叶えてあげたかった。

「丈博さんを失われた苦しみは痛いほど分かります。
 ですが私はこんなに悲しんでいる美佳さんを見過ごしにはしたくありません。
 一緒にヴァージンロードを歩いて頂けませんか?
 もう一度、一瞬だけでも幸せだったあの時間を思い出して欲しいんです。
 丈博さんだって、きっとそれを望んでいるはずです。」

あの幸福に満たされた時間を思い出して、これからの人生の糧にして貰いたかった。
失ったものは二度と戻ってこない。だが、過去の記憶と思い出は未来を創造する材料になる。
悲しく辛いだけの過去に、ほんの一握りだけでも輝いた時間を残してあげたかった。

「それで…黒石さんが、私とヴァージンロードを歩いてくれるんですか?
 ふふっ…あんまりにも意外でちょっと驚きでした。黒石さんらしくない冗談ですね」

「違う!冗談なんかじゃありません!!
 僕はあなたの笑顔を…もう一度見たいだけなんです」

「だとしたら…最低な同情ですね」

私を睨むように再びボロボロと泣き出した美佳さん。
その涙が私の胸に深く突き刺さった。
本当ならばここでもう頭を下げて、傷付けたことを詫びてこの部屋を出て行きたかった。
だが、自分でも不気味なくらいに衝動は前へ前へと突き動かす。

「同情なんかじゃ!…いや、同情なのかもしれません。
 それでも私はあなたのために何かして差し上げたいのです!
 結婚は出来ませんでしたけど、
 あの打ち合わせの時に共有した楽しい時間が無駄じゃなかったと感じて欲しいんです!」

「もう…いいんです」

「いいえ、この通りお願いします!美佳さん、僕と一緒にヴァージンロードを歩いて下さい!
 それだけでいいんです…。きっと何かが変わるはずだから!」

「もう…いや」

「そうだ!もしもチャペル式をするとなれば延期扱いになりますので、キャンセル料はかかりません!
 そう考えればやっぱり」

「もうやめてっ!!」

美佳さんの悲痛な叫び声で私は我に返った。
気が付くとすぐ目の前に子供のように泣きじゃくる美佳さんがいる。
あまりに興奮し過ぎていつの間にか詰め寄ってしまっていたらしい。
正気に戻った私は泣き叫ぶ美佳さんを前にどうすればよいか分からずに、
頭を撫でようと手を伸ばしたが、その手を美佳さんに振り払われた。
その時になって私はようやく自分の仕出かしてしまった事の大きさに気付き、
深い後悔が胸を包んだ。
私は…なんて最低なことを言ってしまったのだろうか。


「もう…帰って下さい」

絞り出すような美佳さんの声に、私はすっかり意気消沈してすごすごと後ずさった。
そしてそのまま何も言わずに、抜け殻となった二人の住処を出て行った。
ドアを閉めてもなお聞こえてくる美佳さんの嗚咽が、私の胸を潰れるほどに締め付けた。
どうせならその見えない圧力に、自分の心臓ごと潰して消えてなくなってくれればと思いながら、
私はずっしりと重くなった脚を引きずりながら去っていった。


その後、私は真っ直ぐ会社に帰る気力がなく、
駅前にあるしなびた立ち飲み屋で飲めない酒をあおった。
そうでもしないと己を保っていられなさそうで…、そんな自分が情けなくて仕方なかった。
真っ昼間からガブガブと酒を飲む若僧が特異に映ったのか、
注文を告げるたびに怪訝な顔をした店主が小言を残していったが、
そんな言葉は私の耳には全然入らない。
ただ泣きじゃくる美佳さんの顔だけが私の脳裏に焼き付いていた。

ヴァージョンロードを一緒に歩いたところで、
彼女を苦しめるだけで何のプラスになることはないと、あの時にはっきりと思い知らされた。
もう担当でも無くなった今、自分が美佳さんに出来る事は何もない。
今回のことは記憶の片隅に埋没させるのが一番いいのだと思うしかなかった。
だが、頭ではそこまで理解しているのに、
心の奥では未だに美佳さんにヴァージョンロードを歩かせたいという思いがくすぶっていた。
まるで自分の中にもう一人の違う人格が巣くっているようで驚きつつも気分が悪く、
私は払拭する意味でさらに酒をあおった。

私は酔いで鈍ってきた頭の中で、まだ丈博さんがいた頃の美佳さんを思い出す。
いつも小さく微笑みながらも幸せを実感している表情はこっちまで和やかな気持ちになった
。そのくせお喋りな性格で打ち合わせ中に話が脱線してしまうことがしばしばだった。
そして打ち合わせが終わると同時に、駆け足でチャペルに向かう美佳さんの背中を、
丈博さんと私は苦笑いを浮かべて追い掛けた。
真っ白な大理石で敷き詰められたヴァージョンロードを、
子供のように瞳を輝かせて見つめていた美佳さん。
その姿の一つ一つが今でもありありと思い出す事が出来る。
ひょっとして、私は美佳さんに惹かれていたのだろうか。
それはもちろん美佳さんへの好意が無いとは言えない。
だがそれはプランナー対お客様としての好意であり、個人的なそれとは違う。
もしも今回の件が全く別の女性だとしたら、私は同じようなことを言っただろうか。
もしかして私は個人的な感情で美佳さんとヴァージョンロードを歩きたいと思っている?
だとしたら、私はプランナーとして最もあってはならない禁忌を犯そうとしていることになる。

しかしそれ以上自分の気持ちを追及しようとも、既に思考が覚束無いほどに淀んでしまい、
脳みそが阻んでしまった。
その時の私は、自分の気持ちが明るみになるのが恐くて、わざと酒に溺れたのかも知れない。

それから三時間後、あまりに酔いすぎてゲロと泥にまみれて帰社した私を、
上司は真っ赤な顔をして出迎えた。
そして目を怒らせて特大の大目玉をお見舞いすると、私の額にメモ帳を貼り付けた。
フラフラと覚束無い手つきでメモ帳を取って読んでみるが、
まだまだ酒が抜けきって無いため文字が泳いでまともに読めない。
見かねた上司が舌打ちをしながら怒鳴り声に近い声で教えてくれた。

「以前担当だった美佳さんという女性からだ!折り返し電話をくれ、だと!」

その言葉を聞いた瞬間、ふわふわと宙を彷徨っていた思考が一気に繋がった。
つい数時間前にあんなことがあったのに、私に何の用だろうか?
手が震えてしまうくらいに頭の中が混乱していたが、
とにかく私は美佳さんに電話をかけることにした。
酒気帯びで帰ってきた上に尋常ではないほど取り乱している私に、
不審に思った上司が声を掛けてきたが、私は振り返る余裕がなかった。
ただ受話器から聞こえるコール音がもどかしかった。

何度目かのコールの後、くぐもった声で美佳さんが電話に出た。
私は体に電気を流されたように背筋を伸ばし用件を尋ねた。
すると美佳さんは深呼吸をしたのか、一拍置いて答えた。

「さっきのチャペルの話…お願いします」

「…え?」

一瞬本当に何のことなのか状況が飲み込めなくて思わず聞き返してしまったが、
美佳さんの方が私より落ち着いているようで再び告げる。

「チャペルの話、お願いします。一緒にヴァージョンロードを歩いて下さい」

本来ならば飛び上がるほどに喜ぶべきなのだろうが、あまりの信じられなさに私は返答に窮した。
そして自分から提案したくせに、聞きただしてしまうという愚行まで冒した。
土壇場で意気地がないのはいつだって男の方である。

「本当に…良いんですか?」

「はい。ただ、一つだけお願いがあります。…聞いてもらえますか?」

美佳さんからの要望に二度目の驚愕を味わった私は、
固く瞳を閉じて電話越しに了承の意思を伝えた。
そしてチャペル式を執り行う日にちと時間、着付けの時間などを事務的に伝え、
その日はそれで電話を切った。


受話器を置くと同時にそれまで口を挟まず様子を窺っていた上司が、
私の襟首を掴んで誰もいない給湯室に引っ張り込んだ。

「おい、黒石。お前、お客様と何をしようとしている?言え!」

胸倉を締め上げながら上司は問い質してきた。
今でこそ華やかなイメージが強い結婚式場のスタッフだが、
30年前は土方商売とさほど変わらないほどに気が荒い人間が多く、
目上の人間に鉄拳制裁を食らうなんて日常茶飯事だった。
私は緊張が解けて再び回ってきた酔いを感じながら、真面目な口調で答えた。

「僕、結婚します。相手はさっき電話していた美佳さんです」

最後まで答える前に上司の拳が飛んできて、私はゴミくずのように倒れ込んだ。
伏せている私を立ち上がらせてもう一度私の横っ面を殴りつける。
酔いのおかげで感覚が麻痺し、痛みを感じないので助かった。

「黒石!お前、何を言ってるのか分かっているのか!
 結婚式場でお客様に手を出すというのが、どれだけ畜生な所業だと思っている!」

私は頬をさすりながら「美佳さんはもうお客様じゃありません」と口答えをすると、
今度は脇腹に蹴りが飛んできた。
グッと息が詰まって私はもんどり打った。

「馬鹿が!てめえ一人が勝手なことするって問題じゃないんだ!
 この会社の評判に関わるんだよ!
 お客様に手を出した従業員がいるって世間に知れたら、お前はどうする気だ!答えろ!」

そう言いながら倒れ込んだ私を滅多打ちにする上司を見上げながら、
いつしか意識が朦朧として気を失ってしまった。

次に気が付いた時に、私は男子更衣室のベンチに寝かされていた。
ふと横を振り向くと心配そうに見つめる白根がいた。
起き上がろうとする私を手で制し、頭から落ちた濡れた手拭いを額に置いてくれた。
窓の外を眺めるとすっかり暗くなっていて今が何時かは分からないが、
相当長い時間眠りに着いていたようだ。
ホッと長く息を吐くと横腹やら体のあちこちが痛むし、口は酒臭くて気持ちが悪い。

「なぁ、クロちゃん。…結婚するって本当かよ?
 しかも相手は自分が担当していた花嫁さんだって…」

熊みたいにデカい図体をしているくせに今にも泣き出しそうな白根がおかしくて、
私は弱々しく笑って見せた。

「本当だよ、シロちゃん。式は来週の水曜日、一時から。
 もしもヒマなら観に来てくれ…いや、来ない方がいいな。」

「な、なんでだよ?」

「僕はもうこの会社では爪弾き者扱いになるだろうから。
 シロちゃんも僕に関わってなんかいたら、先輩や料理長に目を付けられるよ」

白根のためと思って忠告だったが、彼は目にいっぱい涙を溜めると力強く首を横に振る。
私は笑って返そうとしたが、急に胸がグッと詰まってしまい、何も言わずに瞳を閉じて頷いた。
この時ほど友情という心強さに感謝したことはない。
一眠りしたばかりだと言うのに頭は驚くほどに冴え渡っていて、
これからの生活や会社での事などがありありと想像が出来た。
だが不思議と何も怖いものなんてなく、むしろ新たな決意が胸に宿って清々しいくらいだった。
私はさっき受話器越しに聞いた美佳さんの言葉を思い出す。

『ただ一つだけお願いがあります。…聞いてもらえますか?
 ……私と一緒に暮らして下さい。もう、独りで過ごすのはイヤなんです』

その言葉を胸の中で反芻する毎に、胸の奥から力が湧き上がってくる。
会社のことも、仕事のことも、自分の生活でさえもその時はどうでも良かった。
ただ、美佳さんを幸せにしたい思いだけが私の心を支配していた。
きっと結婚式に臨む新郎はこんな気分なのかと思うと何故だか嬉しくて、どことなく誇らしかった。
あの頃はただがむしゃらで軽率で若かった。


それから一週間後、私達は参列者が誰もいないチャペルで、たった二人きりの結婚式を挙げた。
いや、たった一人、コックコートを着たままの白根が、
物陰からこっそりと見守っていてくれていたのには本気で涙が出るほどに嬉しかった。
周囲の大反対の中、クビを覚悟で無理矢理にチャペルを使用したため、
それから一週間は謹慎処分を喰らったが…。

ウェディングドレスに身を包んだ美佳さんをエスコートする私はタキシードを身にまとった。
ただし、新郎が着るような燕尾服タイプのタキシードではなく、先導係が着るタイプのタキシードで。
これは二人の担当という立場だった自分の心構えだった。
本来、私はここの従業員。美佳さんの新郎役はするが、新郎ではない。
美佳さんにとっての新郎は、永遠に丈博さんであって欲しかった。

花嫁着付室に美佳さんを迎えに行く私。
そこには花嫁に似付かわしくない浮かない表情をした美佳さんの姿があった。
私はグッと歯を食いしばりながら笑顔で美佳さんの手を取る。
ここまで来て、まだ心の中では葛藤を繰り返す自分がいた。
揺るぎない決意だと確信していた自分の思いを易々と覆す、
美佳さんの表情はそんな威力を秘めていた。

本物のチャペル式ならば新婦の手を取るのは父親の役目だが、親も親戚もいない美佳さんなので、
略式の意味も込めて私が美佳さんのエスコートをして牧師の元までバージョンロードを歩いた。
最初から終始俯いたままの美佳さんは精気に欠いていて足取りも覚束ない。
本当ならば美佳さんはこんな事をしたいとは思っていないのだろう。
ただ、これ以上の孤独を恐れた彼女は、唯一救いの手を差し伸べた私に縋るしかなくて、
致し方なくバージョンロードを歩いているのだろうか。
そう思うとやはり自分が美佳さんへの気持ちは迷惑以外の何者でもないのかもしれない。

そんな私の懸念などに関わらず式は滞りなく進行していく。
相変わらず美佳さんは俯いたままだが、事情を把握している牧師は淡々と進めるだけだった。
そしてベールアップの場面に差し掛かった時、
私はその時になって初めて次の進行に難ありだと気付き躊躇した。
何せベールアップの後に行うことといえば誓いのキスである。
別にどうしてもしないといけない訳ではない。
だが何故か意味もなく照れてしまった私は、ベールを上げただけで顔を伏せてしまった。
雰囲気を察した牧師がサラッと流してくれるのを待っていたその時、
フッと何かが私の傍を横切ったと思った矢先に、私の唇に柔らかいものが触れた。
驚いて目を見開くと、美佳さんが重ねた唇をそっと離す。
そして顔をクシャクシャに歪めると、そのままポロポロと泣き出してしまった。
私は未だにその時のキスと美佳さんの流した涙に、
どういった意味が込められていたのか分からない。
ただ、若かった私は今まで味わったことのないトキメキと同時に
悔しさが胸を締め付けたことだけ覚えている。

一番勝手な事をしているのが自分だというのは重々承知だったが、確かにあの時の私は傷付いた。


それから私達は美佳さんの要望通り、一緒に暮らし始めた。
両親に籍は入れてないが結婚式は挙げたことを報告をすると、
案の定激怒され遂には勘当されてしまった(最近になってようやく許されたが)。
会社も危うくクビになりかけたが、美佳さんはすでにお客様ではないと処置され
どうにか謹慎処分で済んだが、やはり社会はそんなに甘くはなく
つい先日まで普通に接してくれていた同僚達からは、一斉に無視をされて
会社では孤立無援の状態になった。
唯一旧友の白根だけが変わらずに話し掛けてくれたことが心の底から救われた。

美佳さんは一緒に暮らし始めた当初は何もせずに一日中塞ぎ込んでいたが、
徐々に精気を取り戻してきたのか、
ご飯を作ったり掃除をしたりと遠出こそまだ出来ないようだったが、
普通の生活に差し支えながらない程度に精神的に安定してきた。
どれだけ会社で酷い仕打ちを受けても、家に帰ってくれば自分を待ってくれている人がいる。
ただそれだけが心の支えになる事を、家族や夫婦というものの大切さを、
仮初めの日常だったが私は噛みしめていた。


そんなある日、仕事が終わり家に帰ってみるといつも居るはずの美佳さんがいなかった。
始めは買い物に出掛けているのかと思いお茶でも飲みながら待っていたが、
一向に帰ってくる様子がないことに居ても立ってもいられなくなった私は、美佳さんを探しに回った。
まずは買い物に立ち寄りそうな商店街に向かったが彼女の姿は見つからない。
近所の郵便局や銀行などにも行ってみたがいない。
あちこち駆け回ってみたが彼女は見つからずに徐々に日が暮れてきて、私はいよいよ焦ってきた。
最近は以前のように笑顔も見せてくれるようになった美佳さんだが、
夜中に声がして起きてみると窓辺で泣いている姿を見る時があった。
彼女の心の傷は簡単に癒えるものではないのだと、
抱き締めることすら出来ずに布団を頭から被る自分が歯痒かった。
なので私の中で最低の状況が頭の中に浮かんでは消え、点滅を繰り返す。
私はほとんど日が落ちた街中を、彼女の名前を呼びながら走り回った。
するとちょうど近所の河川敷に差し掛かった時、土手の下から返事があった。
美佳さんだった。
私は安堵感と共にドッと体にのしかかってきた疲労に足を取られながら、
河川敷の土手を転ばないように下りていった。

「美佳さん!どうしたんですか、こんなところで!?心配しましたよ…」

足元を確かめながらゆっくりと近付いてきた私の手を取ると、
美佳さんは弱々しく微笑み「ごめんなさい…」と呟き、腰を下ろした。
美佳さんから手を握られていたので仕方なく私も隣に座ることになったが、
彼女は何故こんなところにいるのか説明せず、ポツリポツリと語り出した。

「元々私、不規則な方だったから多少は来なくても気にしなかったの。
 それにあんなことになって精神的にも不安定だったからそれが原因だと思っていた。
 でも最近になって体はダルくなるし思うように動けなかったから、
 黒石君に迷惑かけっぱなしだった。…ごめんね」

「いや、そんなこと…」

「でもあんまりおかしいから念のためと思って病院に行ってきたの。
 そしたら…もう四カ月目だって」

「美佳さん、それは…どういう」

自分の手が微かに震えているのが分かった。
そして美佳さんの言わんとしていることも充分、把握していた。
だが受け入れる覚悟が整うまでもう少し時間が欲しかった。
だってその子の父親は

「妊娠していたの…私」

丈博さんだから。

私は美佳さんとそういう繋がりを持ったことは一度もない。
そうあることを望む時が無かったとは言えないが、
それだけはやってはいけないと心の中にいる何かがブレーキを掛けた。
なので美佳さんが身ごもっていたとなればその子の父親はたった一人、死別した丈博さんである。

美佳さんはそれだけを言うと口を噤んで真っ直ぐ遠くを見つめた。
彼女は無言で私に答えを委ねている。
突然にこの世から姿を消した丈博さんがたった一つだけ、
最愛の美佳さんに残したのは新たな命のかけらだった。
だが、それは一人で背負うにはあまりに重すぎる尊いもの。
自分だけではどうにも出来ないことは彼女自身が一番よく知っている。
美佳さんが突き付ける沈黙は、私にも背負う覚悟があるのかと問いただしていた。
他人の子供を一生育てられるのかと。

時間にして僅か1、2秒のことだったが、私はほんの一瞬迷っただけで直ぐに決心することが出来た。
まるでそのことが最初から予定されていたように、決定事項にようやく到達したように。
私は繋いだままの彼女の手を強く握ると、美佳さんは一瞬体を震わせ体を固く身構えた。
私はそんな美佳さんの緊張を解きほぐすようにもう一度右手に力を込める。

「一緒に育てましょう、美佳さん。丈博さんの子供を産んで下さい」

その瞬間、関を切ったように泣き出した美佳さん。
私は彼女の冷えた肩を抱き寄せると、優しく包み込んだ。

この時に流した美佳さんの涙を、私は嬉し涙なのだと思っていた。
私が産むことを承諾しないかもしれないという不安が解けて、心が緩んだだけだと。
今になってどうしようもないが、私はその時のことを一生後悔している。
若さ故の正義感に酔いしれて、その裏に隠された真実に目を向けようともしなかった自分を。
教訓にすらさせてくれない後悔もこの世にはあるのだと、私は身を持って思い知らされた。

更新日 6月30日

それからは日に日に大きなっていく美佳さんのお腹と、
つわりと体調の変化に苦しむ姿をただ見守るだけの毎日を送った。
その頃はちょうど仕事も多忙で家庭のことは全て美佳さんに任せっ放しだったし、
病院に連れ添っていくことも出来ずにヤキモキしていた。
子を成すというのを男は本当に見ているしかないのだなと無力感を感じるだけで精一杯だった。
なのでほとんど毎日青い顔をして横になっている美佳さんを見ては、
妊娠期間というのはそういうものだという感慨しか抱かなかったし、
本人に大丈夫なのかと尋ねてもいつも同じ返事しか返ってこないので
彼女の言葉を信じるしかなかった。

そして妊娠9ヶ月目のある日、職場に病院から一本の電話が掛かってきた。
予定日よりも早く陣痛が始まり早産になりそうなので今すぐ来て欲しい、と。
私は取る物も取り敢えず、病院へ急行した。
分娩室の前でどれだけ待ったか分からない。
体が石になってしまうくらいに、ただ長椅子に腰掛けていたのだけは覚えている。
そして永遠にそんな時間が続くのかと思い始めた時、
分娩室から赤ちゃんの力強い泣き声が響いてきた。
弾かれるように立ち上がる私。
きっとドラマのように看護婦さんがキレイにしてくれた赤ちゃんを抱いて扉を開けてくれるのを、
今か今かと浮き足立って待っていた。
だがいくら待とうとも誰一人分娩室から出て来ようとしない。
赤ちゃんの泣き声は聞こえてくるのに、施術後の処理というものはそんなに時間が掛かるのかと
訝しんでいると、それから30分もして赤ちゃんを抱いた看護婦ではなく、
険しい顔をした担当医が出てきた。

「あの先生、赤ちゃんは…」

私をジッと見つめると医師は深い溜め息を吐いて答えた。

「約束通り、赤ちゃんは無事ですよ。
 だがね、私はもう少し別の方法がなかったのかと思うよ。命は足し算引き算じゃない」

咎めるような医師の目つきに私は戸惑ってしまった。
この人の言っている意味が半分も理解出来ない。別の方法とは一体?
首を傾げている私が腹立たしかったのか、医師は口調を荒げて言った。

「どっちも救うだなんて無理だと始めから言っていただろう!
 今回を諦めて次の機会を待つのも一つの道だと!
 それなのに自分の命をかけてまで…旦那さん、あなたもよくそんな鬼のようなことを
 奥さんに強要しましたな!」

私は両手で医師の胸倉を掴んだ。
手やら唇やら足やら、わなわなと震えて自分を上手く制御出来ない。

「先生、どういうことです?美佳さんは今どうなっているんです?なんですか、命をかけてって…」

私の様子を不審に思った医師は唾を飲み込み「あんた…何も聞かされてないのか」と言った。
私は医師を突き飛ばすと倒れ込むように分娩室に駆け込んだ。

血の匂いが充満する分娩室は産後の壮絶さを物語っていた。
人一人を産み落とすことがこれだけ莫大なエネルギーを使うだということを知らしめられる。
そして新たな命を生み出した抜け殻が分娩台に横たわっていた。
美佳さんの顔に掛けられた白い布。それだけが結果として私に事実を突きつけた。

「美佳さん、美佳さん…ねぇ、どういうこと?」

分娩台にすがり、私は顔にかかった白い布を外す。
そこには生物の熱を失った人間がいた。
後を追ってきた医師が私の肩に手をやり、語った。

「美佳さんはもともとお産に耐えられる体じゃなかった。
 精神的にも参っていたようだし、今回は見送った方が自分のためだと諭したのだがな、
 頑として譲らなかった。どうしても産みたいと、旦那の許可も取ってあると…。
 あれは嘘だったのか…」

最後の方の医師の言葉は私の耳には届かなかった。
ただ頭の中に大音量で鐘の音のようなものが鳴り響いて、それ以上の思考を阻害した。
唯一、声を出すという感覚だけは体が残してくれていた。

「美佳さん、冗談ですよね…嘘ですよね?ねぇ、どうしてなんです?
 言ってくれたっていいじゃないですか。美佳さん、もう一度目を開けて下さい…お願いですから。
 美佳さん…美佳さん…ねぇ、美佳さんっ!何でだよー!」

喉が引きちぎられるほどに、涙が枯れるほどに、体がバラバラになるほどに、
私はありったけの力を振り絞って泣き喚き続けた。
もう自分が消えて無くなってしまっても構わなかった。
いっそのことこのまま美佳さんの後を追ってしまおうとも思った。
しかしそんな私の叫び声に呼応するように、産まれたばかりの赤ちゃんも泣き出す。
いつの間にか居たたまれなくなった看護婦や医師は姿を消していた。
亡骸を挟んだ二つの叫び声が、分娩室にこだましていた。

美佳さんが自分の命を懸けてまで産み落とした赤ちゃんは玉のように可愛い女の子で、
私は彼女の名前を一文字取って『美穂』と名付けた。
男手一つ、覚束無い手付きでの育児は壮絶なもので、
私は何度も挫けそうになりながらも、その度に近くに住んでいた姉や白根、紫倉チーフなど
たくさんの人達に支えられて救われた。
自分の血が繋がっていない娘との二人暮らし、
時には白い目で見られることや好奇の視線に晒されたこともあった。
それでも紆余曲折を経て、どうにか美穂を大人になるまで成長させることが出来た。
辛い事もあったが、それでも嬉しい事はその倍あった。
いつでも美穂が傍に居てくれたからこそ私は今の仕事を続けられて、
美穂の励ましがあったからこそ支配人という役職まで昇りつめることが出来た。

そんな私の半生を支えてくれた娘が、結婚をすることになった。








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11:24  |  儀式人の楽園  |  CM(14)  |  EDIT   このページの上へ

Comment

初めて担当した方、やっぱり思い入れがありますよね。
でも、何やら悲しい感じ!?

それにしても、そんなしっかりとした思いのある方がプランナーだと
いいですよね。
しかも、しっかりサービスから勉強されてるし。
今のプランナーさん、中には「主賓」の意味を知らない方も
いるんですよ・・・(涙)
すみれ | 2009年06月22日(月) 22:54 | URL | コメント編集

支配人の若い頃のお話、微笑ましく読み始めたら、
最期に思わぬ悲劇が………!?
やっとこれから幸せになろうとしてた二人なのに、
こんな残酷なことってないですよね><;
今回は少々シリアスな内容みたいですね。
momokazura | 2009年06月22日(月) 23:16 | URL | コメント編集

>>すみれさん
結構入れ替わり立ち代りが早い業界なので
キチンと勉強してからプランナーになる人なんて
半分くらいじゃないでしょうか?
しかし、「主賓」くらいはいくらなんでも…

>>momokazuraさん
そうです。
でも実際に無くもない話なんですよ・・・
今回はちょっぴり暗くてちょっぴりインモラルな内容に
なっているかもしれません。
要人(かなめびと) | 2009年06月23日(火) 06:29 | URL | コメント編集

お客様との近くなりすぎるのってどうなのかな?って思いますね。 果たして良いものなのか悪いものなのか…
それにしても美佳さん、かわいそう過ぎます!
けどこの先が気になりますね。 支配人、何て言ったんでしょうね?
夢 | 2009年06月23日(火) 09:24 | URL | コメント編集

>>夢さん
あまり可哀想過ぎる人を書くのはこちらとしてもやり切れないです。
作り物なんだからせめて幸福な話を!と自分でも思います。

要人(かなめびと) | 2009年06月24日(水) 06:59 | URL | コメント編集

身内が亡くなるのって本当に辛いんでしょうね
僕はまだ実感したことがありませんが、
それでも同級生の中で祖父が亡くなっただの父と別れただの、
そう言う話を聞く度に喪失感に襲われます
過敏すぎるのかも知れませんね、自分以外のことに

展開を楽しみにしています
まだまだ様々な方向に転びそうかな、と思うので・・・
楚良 紗英 | 2009年06月24日(水) 23:38 | URL | コメント編集

>>楚良 紗英さん
死に対して敏感なくらいが丁度いいのかと。
人間、誰しも避けれない絶対唯一の真理ですから。
本当は人が死ぬとかいう話はあまり書きたくないんですがね。
ただ、物語の進行上今だけはちょっと暗めの話で進めております。
要人(かなめびと) | 2009年06月25日(木) 10:13 | URL | コメント編集

私の中で、一緒にヴァージョンロードを歩くって言うのが結婚には繋がっていなかったんですけど…
(その日1日だけ一緒にヴァージョンロードを歩くだけ?それって幸せ?等と考えていました。汗。)
結婚ですか!?  そんな簡単に決めれちゃうものですか!? それで良いんですか!?
がむしゃらで軽率で若すぎます!!
美佳さんはそれで良いの? 1人が寂しいからってそれで良いの? それで2人は幸せになれるの?
とにかく、この先を楽しみにしています。
夢 | 2009年06月26日(金) 11:45 | URL | コメント編集

なんだか切なくなりますね。
直前のキャンセル、私はいわゆる破談しか経験は
ありませんが、これは悲し過ぎます。
すみれ | 2009年06月26日(金) 13:52 | URL | コメント編集

>>夢さん
幸せとは一体何なのか?結婚ってどれほどの意味があるのか?
今回は私なりにもじっくり考えさせてもらいました。
ただ、支配人的には美佳さんをどうにかしたかっただけで
方向性が間違っているんだろうな、と思います。
それは後々、きちんとした形で終わらせますので・・・多分><

>>すみれさん
私は未だに直前キャンセルは経験ありません。
破談だとしても、悲しくなってしまいそうです。
要人(かなめびと) | 2009年06月27日(土) 06:28 | URL | コメント編集

やっぱりこういう展開になりましたか^^;
美佳さんは本当にさびしかったんでしょうね。
丈博さんの影を追って支配人と一緒になったのかな~とか邪推しますが、
愛の形はいろいろあっていいと思いますので、インモラル大いにけっこうですw
あと、周囲の反応が冷たくて驚いてしまいました。
それほどお客さんに手を出すのはNGなんですね~
って、結婚式場のお客さんといえば新婦だし、あたりまえかw
momokazura | 2009年06月28日(日) 01:49 | URL | コメント編集

>>momokazuraさん
未だにお客様とつながりを持ったスタッフを見たことはありませんが、
(当然ですけど)とんでもないことだと思います。
式場スタッフが花嫁を横取り、ですからね。
要人(かなめびと) | 2009年06月29日(月) 06:32 | URL | コメント編集

美佳さん、死んじゃったんですか(泣)
こ~ゆ~展開になるとは…
きっと美佳さんは支配人になら後は任せられると思ったんでしょうね。 けど、自分の子を育てられないなんて無念でしょうね(涙)
それにしても支配人、男手1つで頑張りましたね。
きっと色んな思いがあったんでしょうね...
夢 | 2009年06月30日(火) 12:45 | URL | コメント編集

>>夢さん
自分一人だけで子育てをするってどんな気分なんでしょうね。
私はとても無理そうです。
それに、残された家族を考えると居た堪れないです。
やっぱり人間、意地でも長生きするべきだな、と感じます。
要人(かなめびと) | 2009年07月01日(水) 06:27 | URL | コメント編集

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