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2008'12.17 (Wed)

「やっと、ヨーグルトはケフィアになれるのですから…。」 第八章


【More・・・】

青青と生い茂る緑のトンネルをクマ蝉の大合唱の激励を受けながら、
曲がりくねった道をゆったりとしたハンドリングで軽快に進んでいく。
野原さんのお父さんも技術提携をしたという、
今話題の最新鋭水素エンジン自動車の乗り心地は実に快適だ。
エンジンの動作音は全くと言っていいほど聞こえず、加速や減速をした時に
どこからか吸排気をしている微かに唸るような音が耳に引っかかるだけ。
車体も空気抵抗を完璧に計算し尽くされた造型なのか、風の音らしきものも聞こえてこない。
目を閉じていると車に乗っていることすら感じさせない、
まさに次世代の新型車と言っても過言ではないようだ。

その代わりにクマ蝉の大合唱が余計に耳を付くが。
もともとクマ蝉は東北地方に生息しないと伝えられているが、
生態系のバランスが破錠したせいでだいぶこちらにも生息するようになったらしい。
年号がまだ平成の時代ではごく一部の地域でのみ観測出来る程度だったらしいが、
今ではほぼどの地域に行ってもクマ蝉の鳴き声が聞こえてくるようになった。
現在はだいぶ改善されてきたらしい人間が引き起こした自然破壊の余波は
未だ引き切ることはない。
目先の利益ばかりを追い求めた代償から責め立てている気がして居たたまれない。
この水素エンジンも改善による改善の末に、やっと日の目を見ることが出来た技術なのだ。
純水を電気分解する事により水素と酸素に分け、その水素の揮発性を利用した
環境に優しいエンジンの開発はそれこそ何十年前から始まっていた。
排気ガスも出さずに燃料も水だけという一見単純でエコロジーな水素エンジンだが、
一つだけ問題があった。
それは水を電気分解する際に消費する電力量が激しく、
大局的に見れば逆に燃料を消費してしまうのだ。割に合わないのである。
なので水素を作り出す際に使用する電力量が水素をエネルギーとして
消費した場合よりも下回るのが水素エンジンに課せられた最重要課題であり、
それが現在になってやっとクリアされたのだ。
残る課題といえば車体価格が一般人には手の出しにくい金額ということぐらいか。

そんな高級車が独特の唸音を上げて停車する。
ここに来るまでもう何度目かになるか忘れてしまうくらい、
また道路工事の片側規制に捕まった。
いい加減うんざりしてきて溜め息の一つでもつきたいところだが、さすがにそうはいかない。
なんせこの道路工事は発電所開設に伴う拡張整備の一端だからだ。
いってみれば、この道路工事を施工させているのは他でもない僕達なのである。
それでもこうまで何度も停発車を繰り返されては億劫にもなるが、
隣に座る彼女はそんなことなど気にすることなく分厚い本のページをめくっている。
仕方なく気を紛らわそうと窓の外の風景に視線を移そうとした時、
バックミラー越しに運転手と目が合った。
その運転手である見村課長は少し頬を緩ますと

「開設地まではあと20分もすれば着きます。だからもう少し辛抱して下さい。」

と告げた。僕ははにかみながらミラー越しに会釈をする。

そう、僕らが向かっている先は『ケフィア』こと突発性過醗酵エネルギーを利用した
発電所の第一号を建設している現場である。
若干気が早いが、僕らの夢が完成する土地をこの目で見たくて、
無理を言って連れてきてもらった。

数ある候補地の自治体に交渉を行い、
やっとの事で第一号の開設地が決定したのが今年の5月。
それから早速着工を始めて、現在は地盤調整も整い、
いよいよ大規模な建設工事もスタートした。
それに伴い会議の回数も増してきて、以前は1ヶ月に一度だったものが
二週間に一度の頻度で行うようになり、内容も密になってきた。
そのぶん会議に必要な資料ということで、
またもや桑原さんから大量のレポートの催促をされた。
僕は再び睡眠時間を削らなくてはいけないほど忙しい日々を送っていたが、
ちょうど大学も夏休みに入ったということもあって今日この日に至ったのである。

桑原さんと東京駅で待ち合わせをしてリニアモーターカーで一時間、
鈍行に乗り換え一時間後、引率の先生のような桑原さんに導かれ僕と彼女は
片田舎と呼ぶに相応しい、くたびれた駅の改札を抜けた。
まるで昔の映画で見たロケーションのような駅だ。
文明は進化を続けているのにそこだけは時の流れに取り残されていた。
こういう世間から疎外された地でなければ発電所を受け入れられない、
それほど発電所が抱える危険性と一般認識を払拭出来ないことに
僕は改めて現実を思い知らされた。

そんな感慨に耽っていると、舗装が荒れた駐車場に一人の人物が僕達を待っていた。
対自治体対策課長の見村さんだった。
見村さんは眼鏡をたくし上げながら近付き微笑みを浮かべ会釈をする。

「長旅お疲れさまでした。これからもう少し車で移動しますので今しばらくご勘弁を。」

最初は丁寧に桑原さんへそう告げると、次に僕と彼女へ等分に微笑みを配った。
僕はその見村課長の対応に感動し、旅の疲れも一気に吹き飛んだ。
普通の人が見れば本当にごく普通の対応だが、
僕達と環境庁の役人という間柄だから話が全然違ってくる。
環境庁サイドからすれば僕らは学会側の人間であり、
しかもまだ学生という若輩に過ぎる立場である。
初めは空気のように扱われ、最近ではとばっちりの矛先になった僕達は、
環境庁の人達にかなり蔑まれていた。
だから会議が始まる前に廊下ですれ違った時に会釈をしても一方的に無視をされたり、
会議中にネチネチと嫌みを言ってはきてもこちらの話には全く耳を貸そうとしない。
そんな人種の一人だと思っていた見村さんがまともな対応をしてくれたのが
あまりにも嬉しくて、虚を突かれたというのもあるけど僕は目頭が熱くなってしまった。
何故かそんな僕を桑原さんは冷ややかな眼差しで見ていたのが気になったが。


道中に見村課長と色々な話をしたが、どうやら僕等と同年代の息子がいるらしい。
その自分の子供と僕等を重ねてみているのか、研究や発電所の話ばかりではなく、
大学でのことや私生活のことまで話題になった。

「なるほど。やっぱり誠一さんと原さんはお付き合いをしているんですね。」

「はい。高校の時に同級生でそれ以来の付き合いなんです。」

「じゃあ同じクラスから二人も東大生が出たわけですか?いやはや、二人共天才ですね。」

「いえいえ。彼女は本当に天才ですけど僕なんてギリギリで入学出来たようなものです。」

「それでも現役で東大に入ったんならすごいですよ。
 うちの息子にも誠一さんのように頑張って欲しいものだ。」

「見村さんの息子さんはどこの大学に通ってるんですか?」

「うちのは早稲田です。滑り止めが全部落ちちゃって肝を冷やしたんですけど、
 なんとか合格してもらいましたよ。それにしても、うちの息子にも原さんのような
 可愛らしい彼女が出来ればいいんですけど。」

「いや、そんな可愛いだなんてっ!そりゃ可愛いですけどっ!
 いやいや、そういう意味じゃなくてっ!」

「ハハハ、初々しくて実に羨ましい。
 会議中にいつもお二人を見ていて微笑ましい気分になっていたんですよ。」

「そんなものを見ている暇があったら会議に集中して下さいませんかね、見村課長?」

急に人の会話に入り込み見村課長をたしなめる。
誰であろう、それまでだんまりを決め込んでいた桑原さんだった。
ピシャリと頭を抑えられた見村さんは「も、申し訳ございません…。」と萎縮してしまった。
僕はムスッとして助手席に座る桑原さんの後ろ頭を睨みつける。

「別に今が会議中ってわけじゃないから、いいじゃないですか。
 それにせっかくの道中なんだし楽しい方がいいでしょう?ね、素子さん?」

僕は隣に座る彼女に同意を求める。
しかし彼女は本に目を落としたままで、返事の代わりに軽く眼鏡を掛け直した。
機嫌が悪い?いや、車酔いでもしたのかな?
そんな事を思っていると、助手席の桑原さんが溜め息をつき
「原さんの方がよっぽど大人だ。」と呟いた。

「見村課長。報告書では読ませてもらいましたが、
 何点か確認させて頂いてよろしいでしょうか?」

見村さんの背筋がしゃんと伸びる。明らかに緊張の色を帯びて「は、はい!」と答えた。

「この開設地を交渉するにあたり一度は断られてますね。それ以降はいくら積みましたか?」

「はいっ。副会長のご指示通り五つほど…。」

いくら積んだということはあまり公に出来ない話題なのだろう。
見村さんが「五つ」と濁した数字は億か、まさか兆はないだろうが…。

「その時の先方の反応を詳しく。」

「最初は返事を直ぐに明確にせず、こちらがこれ以上積む気がないと判ると
 一週間ほど経ってようやく承諾の意思を伝えてきました。」

「なるほど。それでは次の質問です。売却した開設地の1ヘクタールの単価は?」

「1ヘクタール100万です。ご指示通りに値下げ交渉は一切しないで行いました。」

「工事業者は地元の企業に発注しましたね。」

「もちろんです。」

話のやり取りが分からない。
報告書で確認済みだということは、この会話は僕に聞かせるためなのだろうが
真意のほどがサッパリ掴めない。怪訝に思っていると隣で本を閉じる音が聞こえた。
さっきから本にかじり付いていた彼女がいつの間にか窓の外を眺めている。
助手席に座る桑原さんも車窓に映る風景に目を向けている。
僕もつられて外を見るが、先ほどから永遠と続く道路工事があるだけだ。
ちょうど山の斜面に沿って作られた道路を拡張しているらしく、
山肌が露わになりえぐり取られている。
発電所で使用される燃料(どちらかというと材料、
もしくは肥料と言った方が適切かもしれない)や、
醗酵済みの燃料カスや副産物を運搬しなくてはいけないため、陸路の拡張はやむを得ない。
その為の工事なのだが、それがどうかしたというのか?


「道路の整備はいつ頃完成予定でしたか?」

「いや、私はそちらは担当外なので判りかねます。」

首を捻る見村さんに「確か来年末には完成するはず」と桑原さんが一人ごちた。
知ってるならば尋ねなければいいのに。

「ところで誠一さん、この工事現場を見て気付いたことはありませんか?」

ふいに桑原さんが今度は僕に尋ねてきた。

「いや、どうって言われても…。ずっと工事が続いているな、と。」

急に当てられても満足な回答が出来るはずもないし、第一この光景を見てもそんなに
思うことなどないに決まっている。
桑原さんも満足な回答など気にしていなかったらしく特に皮肉を込めた言い回しはせずに
「人が少ないのです。」と答えた。

「見村課長、この近辺にあった農村の大まかな人口は?」

「確か…点々とした部落が全部で十程度。村と呼べる集落が三つ。
 それら全ての人口を統べると4500人くらいだったかと。」

「わかりました、もう結構です。原さん、そういうことです。」

名前を呼ばれた彼女は一瞬体をピクッとさせると、
眼鏡の奥にある真っ直ぐで力強い瞳を窓の外から目の前に座る桑原さんの後頭部に移した。

「これからあなた方が目にするのは、あなた方が目標とした『ケフィア』なるものの結末です。
 いえ、『ヨーグルト』が生み出した結果と言った方が良いでしょうか?」

嘲笑とも取れるような笑顔を浮かべた桑原さんの横顔がそう言った。
それに対して凛とした態度で彼女は返す。

「どのみち結果は変えられません。ならばただ受け入れるのみ。
 やっと『ヨーグルト』は『ケフィア』になるんですから。」

そうなのだ。『ケフィア』はやっと『ヨーグルト』という汚名から脱却する軌道に乗ったのだ。
今日、発電所をこの目にすることで僕達はその決意をさらに確固たるものに出来るだろう。
無表情ながらも彼女の瞳に宿った力強い輝きも決意に満ち溢れている。
しかし僅かではあるが緊張しているのか、少し肩が小刻みに震えているのに気付いた。
僕はいつかの会議で彼女がしてくれたように座席に置かれた彼女の手に自分の手を重ねる。
するとその手はするりと僕の手のひらに収まった。

「そ、そうですよ。やっとここまで漕ぎ着けたんですし、
 あとは発電所が出来上がるのを待つだけなんですよね?
 桑原さんも変に遠回しなイヤミ言わないで下さいよ。彼女、恐縮しちゃうじゃないですか。」

不穏な空気を打ち晴らそうと僕はわざと明るい調子で振る舞った。
そんな僕を助手席から振り返り、蔑んだ目で睨むと桑原さんはまた溜め息をついた。

「あなたは、本当に何もわかっていませんね。もう少し賢明だと思ってましたが、残念です。」

「ムッ。さっきから一体何だっていうんですか?
 これから行くところに何かあるっていうんですか?」

彼女が手を強く握り返した。いつもながらの無表情が少し強張っている。
助手席の桑原さんが「着けばわかります。」という言葉を最後に、
彼女も運転手の見村さんも黙り込んでしまった。
僕は納得がいかず憮然として窓の外に目を向けた。
ちょうど向かい側の小高い丘の上がそこだけ一面木々が伐採されており、
壁面部分が露出してある建築途中の建物が見えた。
どうやら目的地に到着するらしい。
ここから目算しても既に10mの高さに相当するまでは出来ているだろうか?
工事が着実に進行しているようで安心したと同時に、
もうここまで完成しているのかと驚かされた。

僕はついさっきまでの憤りも忘れて、これから建築されていくであろう僕達の夢の塊を、
瞳を輝かせて眺めていた。
その時はまだ、そこにある残酷な現実に気付きもせずに…。

現場に到着して一番に気になったのは、人の集団だった。
次には建設用トラックほどに数があるアンテナが付いた報道車が目を引いた。
人の集団はよく見るとプラカードのような板を持っている。
僕らの車が建設中の工事現場に近付く様子をカメラが撮影している。
言い知れぬ不安が胸をよぎり茫然と無数の報道カメラを眺めていると、
ひとかたまりになった人の集団がこちらに気付いたようでゆっくりと向かってきた。
その中の数人がプラカードを振りながらこちらにアピールをしてくるので、
僕は目を細めてそこに書いてある文字を読んで愕然とした。
そして僕はその時になってようやく桑原さんと見村さんの会話の意味を理解した。
そのプラカードには真っ赤なペンキでこう書かれていた。

『ヨーグルト爆弾製造工場建設反対』

他のプラカードや数人で持っている垂れ幕にも同等の内容が書き殴られてあった。
デモである。工事反対のデモが起きていた。

「ここら一帯は元々酪農で生計を立てていた農家が多い土地だったのです。
 それが『ヨーグルト』の影響で一気に需要が下がり彼らは廃業を余儀無くされました。
 ここに集まった人達はほとんどがその酪農家でしょう。」

窓の外で悔恨を込めた眼差しを受け止めながら、桑原さんは淡々と話した。
そしてそれを引き継ぐように見村さんがさっきの会話の謎解きを答える。

「自治体に賄賂ともとられる程の額で交渉に当たったのは、
 廃業した酪農家の生活保全に使って欲しかったから。
 地元の業者に工事を発注すれば自然と長期で職を与える事が出来ます。
 そのような処置をしたのは全て、暴動を抑止するためなのです。」

「しかしデモは起こってしまった。ここに来る前の道路工事、おかしいと思いませんでしたか?
 あれだけの規模の工事を行っているのに人員が少なすぎでした。
 目の前に食い扶持があるのに自分達を廃業に追い込んだ要因に加担するなど出来ない。
 それだけ酪農家達の恨みは深いのでしょう。しかもそれだけではなく…。」

桑原さんは目の前の人だかりをじっとりと眺め、つまらなそうに鼻を鳴らした。

「相当大きな勘違いをされています。最悪ですね。
 見村課長、地元の住民達へ説明会はきちんと催したんですよね?」

プラカードに書かれた『ヨーグルト爆弾』の文字が胸に突き刺さる。
住民達は発電所をとんでもない思い違いをしてしまっているようだ。
桑原さんが言うとおり、まさに最悪だ。
いや、本当は正しく伝わっているのかもしれないが、
住民のやるせない思いが事実をねじ曲げてしまったのだろうか。
どのみち発電所開設がこのデモに参加している人達に受け入れられていないのは確かだ。
ずっと握りしめていた彼女の手が徐々に震え始めてきた。
目を見開いて隣を向くと、元々色白な彼女の顔がさらに蒼白になっている。
彼女はここに来る前からこういう状況になっていることを予測していたのだろう。
車の中で思い詰めた表情をしていたのが何よりの証拠だ。
しかしそんな憶測が実際に目の前で現実に変わり、相当ショックを受けているようだ。
僕だって『ケフィア』に携わったことで苛まれた罪の意識は
拭っても拭いきれないほどに深いものだが、
彼女は僕なんか比べものにならないくらいもっと深い。
彼女のこんな顔を見るのはたぶん初めてだ。

「しかしマスコミまで出てきているのは妙ですね。発電所開設はまだ公表していないはず。
 はて、これはどこかからの嫌がらせでしょうか?」

そう言いながら桑原さんは運転席の方を睨みつける。
見村さんはハンドルを握ったまま青い顔をして俯いてしまった。
見村さんがそんな性悪な事をするわけがないのは明白だが、
何も反論しないところから察するに見村さんも環境庁の誰かが
マスコミにリークしたと思っているのだろう。

報道のカメラやデモ行進に阻まれながらも何とか徐行し、
僕らを乗せた車は建設途中の建物に到着した。
近くで見ると実に広大な坪面積の建設物だというのに気付かされる。
まだ基礎工事の段階というには違和感があるほど
高い壁面から全体像を思い描くと、まさに圧巻だ。
本来ならばこの光景に歓喜し心躍らせるはずだったが、今ではすっかり逆の気分だ。
僕らにとっては夢が現実に昇華する象徴ともいうべき建築物は、
昔からこの地で酪農を営んでいたであろう住民達にとっては
憎んでも憎みきれない畏怖の象徴なのだから。
そのギャップがあまりにも重すぎて、喜べない。

「あの…どうしましょうか?
本当だったら中もご案内したいと思っていたのですが、こんな状態ですし。」

見村さんがバックミラー越しに見えるデモ集団を懸念しながら尋ねる。
幸い車を囲まれる程に理性に欠けた暴挙には及ばないようで、
デモ集団は車の後方5メートルくらい距離を開けてこちらを凝視している。
どちらかといえばマスコミの方が僕達に食らいつきたくてウズウズしているように見える。

「中には環境庁所轄の職員が数名いるんですよね?」

「はい。課は違いますが数名は常に駐屯しているはずです。」

「よろしい。ではその人達を護衛役にして中に入りましょう。
このデモが暴徒化する可能性は低そうですが、念のためです。」

短く了解を告げると見村さんは素早く車から降り、
仮設らしい階段を駆け上がって建物の中に入っていった。
どうやら中に入るにはあの階段を登る必要があるようだ。
桑原さんは運転席側のドアに手を伸ばすと施錠をした。
あぁは言ったものの警戒は怠らない気らしい。

しばらく重苦しい沈黙が車内を支配していたが、
建物の中からスーツに身を包んだ5、6名の男性を引き連れた見村さんが戻ってきた。
そして神妙というよりは迷惑そうな顔つきの職員達は始めに助手席側に人垣を作ると
桑原さんを車から降ろし、次に後部座席に回り彼女と僕を降ろした。
その瞬間、デモ集団とマスコミ側からどよめきが湧いた。
そのどよめきはどちらかと言えば桑原さんより僕と彼女に向けられているように感じる。
確かにこの場面で明らかに学生という身なりの僕達はかなり異質に見えるだろう。
数秒の困惑の色を帯びたざわめきの後に、
デモ集団からは抗議の罵倒とマスコミからは矢継ぎ早に質問が一斉に浴びせられた。
よく見るとそれまで作業をしていた工事関係者まで手を止めてこちら睨みつけている。
もしかすると彼らも元々はこの近辺で酪農を営んでいた人達なのかもしれない。
僕達の周りにピッタリと職員が警護につく。
すると近くに寄った桑原さんが耳打ちをするように

「絶対にあちらを見ないこと。質問には一切答えずに話には耳を貸さないこと。
 いいですね?」

と口早に告げた。
僕は唾を飲み込んで頷きながら、うっすら汗ばんだ彼女の手を強く握った。
四面楚歌という状態があまりにもピッタリな状況下、
僕達は仮設機材で作られた階段を上っていく。
階段というよりは工事現場の足場といった方がしっくりくるほど簡素な作りで、
そこを集団で上っていくのだがら若干揺れて足元が覚束無い。
だいぶ上りきると壁面に沿った通路になる。
階段よりは多少幅があるので歩きやすくて助かるが、下を見るとだいぶ地面が遠い。
さっき車に乗っていた時には、よくて地上6メートルくらいだろうと思っていたが、
下から見上げるのと上から見下ろすのでは全然違う。
加えて手すりはあるが腰の高さほどしかなく、あまり壁側から離れると
身を乗り出してしまいそうで肝が縮まる。
あまり高いところが得意ではない僕は足が竦んでうまく歩けない。
そんな風に高い場所にいる僕達へ、
デモ集団の抗議やマスコミの質疑の声はとめどなく向けられる。
桑原さんは耳を貸すなと言ったが、無視を決め込んでもそれらは聞こえてきてしまう。
デモ集団からは工事反対の声に混じって『ヨーグルト爆弾』や呪詛の言葉が聞こえてくる。
マスコミからは真偽の追求がほとんどだがまるで言い方が
事件の容疑者でも責め立てているかのようだ。
いつの間にか黒山の人だかりが足元まで来ていて、
地なりのような勢いで辛辣な言葉が容赦なく心に突き刺さってくる。


『おめえらのせいでうちの牧場は潰れちまっただよ!』

『何故今までヨーグルト爆弾を使った発電所を開設することを公表出来なかったんですか!?』

『うちのべごはおめえらから殺されたんだ!ヨーグルト爆弾が殺しただ!』

『公表出来ないということは安全性に問題があるんじゃないんですか!?』

『このでっかい建物がヨーグルト爆弾で吹っ飛んだらどうなるだよ!?
 今度こそほんとにおらがだ死んでしまうでねが!』

『今回のデモについて一言!
 地元住民に対しての説明が不充分ととらわれても仕方がないんじゃないですか!?』

『おらがたの牧場を奪ったヨーグルト爆弾を、おらがださ作れってが!?
 馬鹿にすんなも大概させぇ!』

『自治体と官僚の癒着についても疑惑が浮上していますが、その件について一言!』

『おらがだの土地をこれ以上汚ぐすんな!おめら出でいげ!!』

『地元住民、いえ国民にきちんと説明する義務があるんじゃないんですか!?何か一言!』

『んだ!おめら出でいげ!!』

『何か一言あってもいいんじゃないんですか!?』

『出でいげ!!』

『何か一言!!』

『出でいげ!!』

『何か一言!!』

『さっさど出でいげ!!』

『何か一言くらい言えよ!!』

高校一年の冬から今日まで、自分が加担した過ちを忘れたことはなかったし、
罪滅ぼしのつもりで来る日も来る日も研究に明け暮れた。
僕らのせいで命を失った人や大事な家族を失った人、
それらに付随して被害を被った人に申し訳ない程度では
済まされない気持ちをいつも持ち続けていたと思う。
そうすることが贖罪になるんだと感じていた。
しかし、初めてだった。初めて『ケフィア』の被害で苦しんだ人達の叫びを聞いた。
その消し去れない恨みは僕の両肩にどっしりとのし掛かり、
その二度と戻らないものへの思いは憎しみとなり、
憎しみは辛辣な言葉となり僕の心に突き刺さった。

苦しかった。この身を八つ裂きにされるほどに苦しかった。
この人達が今の僕以上に苦しい思いをしたのだという事実が、さらに僕を苦しめた。
あまりにも苦しくて辛くて、いつの間にか僕の両目からは止め処なく涙が溢れて、
足は歩みを止めその場に立ち尽くしてしまった。
反論する言葉も諭す言葉も持たない僕は、
雨のように降り注ぐ罵倒をこの身に晒すことしか出来ない、本当に小さくて弱い人間だった。

だから僕はその時、彼女の手が僕の手から離れている事に気付かなかった。
そして彼女の叫び声で初めて自分がうなだれたまま立ち尽くしてしたことに気付かされた。

「ヨーグルトではありません!!ケフィアです!!」

デモ集団からでもなくマスコミからでもない叫び声に驚いて顔を上げると、
手すりに掴まりながら顔を地面の方に突き出している彼女がいた。
今叫んだのが彼女だと気付くまで数秒かかってしまった。
僕達より先行していた桑原さんも目を丸くして僕を呆然と眺めている。
「何があった?」と瞳で訴えているのは分かったが、
僕は首をブンブンと横に振るしかなかった。

「我々が現在着工しているのはヨーグルト爆弾製造工場ではなく!!
 突発性過醗酵エネルギーの作用を利用した発電所の建設です!!
 まずは誤認の撤回を要求致します!!」

こんなに大きな声を出す彼女は初めて見た。
いや以前に一度だけ、それこそ思い出したくもない高校一年の冬、
僕らの研究が兵器に利用された報道をテレビで見た時以来である。
とにかく常に冷静沈着で無表情でロボットのような彼女の感情的な姿は驚愕の一言だ。
彼女の叫び声に一瞬静まり返った人だかりも次第にざわめきを取り戻した。

更新日 12月24日

「あんた!まだ若っけぇよんだけど何者だ!?」

「先ほどのケフィア?とは一体どのような意味があるんですか!?」

単なる付き添いにも見えない学生風の彼女とその発言に皆一様な疑問を抱いただろう。
しかし、今この場で彼女の素性を明かすのは非常に危険極まる。
冷静に働いた僕の脳みそは反射的に行動を命令した。
僕も手すりに乗り出すと絞れるったけの声を振り絞る。

「とにかく!ここでやっていることは間違っても爆弾作りではありません!信じて下さい!
 マスコミの方にも後日正式にお伝えしますが!
 ここで行っていることは発電所の建設です!!それだけは事実です!」

今はあまり刺激をしないようにやり過ごすのが一番賢明だ。
余計な情報はいたずらにデモ集団を興奮させるだけだし、
マスコミにとって格好の餌食になるだけである。
桑原さんにチラッと目配せすると、彼は小さく頷き顎で合図を送る。
彼女を抑えろと言いたいのだろう。

「そんなごど聞ぎっであんでね!さっきの質問さ答えれ!!」

「隣の少女もそうですが、あなたも一体誰なんですか!?」

群集は納得していないようだがそれは後々環境庁の人が上手くごまかしてくれるはずだ。
それよりも今は…と思った矢先に彼女が大きく息を吸い込んだ。
しまった!と思い口を塞ごうと手を伸ばしたが、間に合わない。

「私達は!突発性過醗酵エネルギーの開発者であり研究者で、もごもごっ!!」

ざわめきがさらに大きくなる。その一言だけは言っちゃ駄目だったのに…。
彼女の誰にでも事実のみを簡潔に伝えようとする素直さは、
ある意味長所でもあり、ある意味短所でもある。
そんな性格が、よりにもよってこんな場面で最悪な形として露呈した。

『冗談言ってる場合じゃねぇぞ!!』

『んだんだ!!おめさんがだみでぇな若っけぇもんが爆弾作ったってのけ!?
 馬鹿も休み休み言え!』

『もしも本当だんば許さねぞ!!』

『んだぞ!!おめがだがおらだの生活をぶっ壊したんだがらな!!』

『とんでもねぇもん作ってくれだもんだ!!おめがださおらがだの苦しみがわがるのけ!?』

『謝れ!!死んで謝れ!!』

あまりにも信憑性に乏しい話にマスコミはどう聞き出していいものか迷っている様子だが、
デモ集団は真偽のほどはさて置き口々に非難し始めた。
本当であれ嘘であれ、自分達を現在の状況に追い込んだ元凶をかたる人間が目の前にいる。
激しても致し方ないだろう。
僕は珍しく抗う彼女の口を塞ぎ羽交い締めにする。これ以上彼女の発言は危険過ぎる。
助力を乞おうと横を向くと丁度良く桑原さんや見村さんがこちらに駆け寄ってくるところだった。
ホッと息をついたその一瞬、その僅かに生じた隙を彼女は逃さなかった。
小柄で柔らかい彼女の体が僕の腕からすり抜け、手すりにしがみつく。

「あなた方の辛い思いは重々承知です!!
 だから少しでも世間の役に立つように発電所を建設するのです!
 それに工事に参加すれば多少はあなた方の生計の足しになるでしょうが!」

火に油を注いでしまった。

非力な彼女だと思い込み油断していた。
その油断が取り返しのつかないことになるなんて。
僕はもう彼女を捕まえようともせずに、茫然自失とその場にへたり込んだ。
確かに彼女の言ったことは間違っているわけではない。
だが時と場合によりけりだろう。
いくら馬鹿正直な性格でも普段の彼女ならば容易に考えが巡るはず。
それだけ彼女の冷静さは欠落していた。
そして結果、彼女の一言はデモ集団の逆鱗に触れてしまった。

『馬鹿にすんのも大概にせぇや!!』

『おめがだがおいがだの生活をめちゃくちゃにしといで!!』

『頭さきた!ほんて頭さきた!!!』

『ここどごぶっ壊してしまえ!!!』

『おめがだ!生きで帰られると思うなよ!!』

『うぉい!もっと人呼べ!!こいつらどご袋叩きにすっぞ!!』

一瞬で暴徒と化したデモ集団は手に持ったプラカードで建物を叩き始め、
丸めた垂れ幕に火をつけ工事現場に投げ入れ始めた。
本来なら止めるべき工事現場の作業員も冷ややかな目でその様子を眺めるのみ。
それもそのはず、どちらかと言えば彼らもデモ寄りの人間だからだ。
それまで質疑を投げつけていたマスコミは暴動に巻き込まれないよう素早く後退し、
事の顛末をカメラに納めるべくせわしなく立ち回っている。
瞬く間に現場は混乱の坩堝と化した。

僕はこれ以上どうすれば分からずただうなだれ、
桑原さん達も同様であんぐりと口を開けているだけだった。
そんな放心状態の僕の頬を黒い何かが掠める。
不意をつかれて振り向くと、そこに落ちていたのは小石だった。
ハッと息をついたのも束の間、次から次へと小石が建物の壁面に当たっては落ちる。
下を見下ろすと、デモに参加した人達が足元にある小石を拾い、
こっちに向かって振りかぶっている。
これは非常に危険すぎる。手すりに掴まって彼女は頭を抱えてガクガク震えていた。
桑原さん達も頭を抱えて地べたに伏せっている。
雨あられのように次から次へと飛んでくる小石から自分の身を守るのに精一杯で、
みんな逃げるどころではない。
僕はとにかく彼女だけは守らなきゃと思い手すりに駆け寄った瞬間、
一つの小石が額に当たった。
驚いてよろめいた僕に気付いた彼女が立ち上がろうとしたのが視界の隅に見えた。
危ないと叫ぼうとした瞬間、彼女の横顔に小石が立て続けに二粒当たる。
苦痛に顔を歪める彼女をどうにかして守りたい一心で前に進もうとした僕を投石が阻む。
その中の一つが瞼に当たり、あまりの痛さにうずくまってしまった。
それでも彼女に手を伸ばそうと顔を上げた瞬間、目の前にある光景に時が止まった。

バランスを崩した彼女の体が手すりを乗り越えて、そのまま地面に落下していった。
コマ送りにしたスローモーションのような光景が永遠に続くのかと思った数秒後、
雷が落ちた時のようなドンッ!という大きな音が足元から聞こえた。
その一瞬、あれだけ怒涛のような轟音をまき散らしていた暴動が無音になった。
僕は弾かれたように手すりに掴まり彼女が落ちていった方を見下ろす。
距離を置いた人垣の真ん中に横たわる彼女。
その彼女の頭部から地面へ、鮮血がゆっくりと広がっていく。
全身の血がいっぺんに逆流し、僕は自分でもなんと言ってるか分からない叫び声を上げた。
そして握り締めていた手すりに足をかけた瞬間、誰かが僕の右手を掴んだ。
桑原さんだった。一拍置いて今度は見村さんが僕の左半身に腕を回し、
二人は僕を手すりから引き離しそのまま地べたに押さえ込んだ。
なおも抗い叫び続ける僕の耳元で大人二人が何かを言い聞かせている。
だがその声は単なる音として頭の中で響き渡りすぐに淘汰されていった。

自分の叫び声も桑原さんや見村さんの声も聞こえない。
デモ集団の人だかりも投げつけられた小石もカメラを構えたマスコミも何も見えない。
ただ頭の中に、無表情で無愛想だけど色白で可憐で真っ直ぐに前を見る力強い瞳を持つ
彼女の顔だけが、鮮明に映し出されていた。





↓見村課長「私の様な若輩者が大変僭越ですが、
           ご一緒に押して頂けないでしょうか?」

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06:13  |  「ヨーグルト…。…いいえ、ケフィアです!」  |  CM(13)  |  EDIT   このページの上へ

Comment

片田舎と呼ぶに相応しい、くたびれた駅の改札...
何処かで見たような…
見村課長は大人ですね~。

1人カラオケ好きですね! まぁ、ストレス発散になるんならイイですよね。
私も何かストレス発散法を探さなきゃ!!
夢 | 2008年12月17日(水) 09:15 | URL | コメント編集

ヒトカラ最高!
何を歌っても文句言われ無いだなんて・・・
敢えて同学校生の少ないカラオケ店を選びます
楚良 紗英 | 2008年12月18日(木) 00:05 | URL | コメント編集

未来の車は魅力的ですねw
運転初心者としては自動運転してくれる車が欲しい笑
ウチの方もそうですが、田舎は取り残されて寂れるばっかりです^^;
見村課長は温厚な方のようですね。応援ポチポチ♪
momokazura | 2008年12月18日(木) 01:00 | URL | コメント編集

>>夢さん
イメージ的には砂越駅らへんです。
我々の地元には田舎の原風景が未だにたくさん
残っているので描写の材料にもってこいです♪

>>楚良 紗英さん
あんまりヒトカラにはまりすぎて最近では
人前で歌うのが緊張するようになってきました!
それって自閉症の兆候らしいです・・・orz

>>momokazuraさん
実際には既に水素自動車は開発されてますけど
冒頭にもあったような課題をクリアするに至ってないようです。
でもいつかはクリーンなエンジンで運転したいものですね♪
応援ありがとうございます♪
要人(かなめびと) | 2008年12月18日(木) 05:46 | URL | コメント編集

残酷な現実って何!? 私も誠一君と同じで察しがつきません(泣) 
先が気になります!!
2連休、アッ!と言う間でもイイじゃないですか。 
私の連休なんて年に2回ほど… 貧乏暇なしですねぇ(汗)
夢 | 2008年12月19日(金) 13:25 | URL | コメント編集

軽く予想が付くような付かないような・・・

誠一くんは素直ですね。
だからこそ気づかないのかしら。
そういうとこ、好きですけど。
楚良 紗英 | 2008年12月20日(土) 00:19 | URL | コメント編集

>>夢さん
連休っても大概家でゴロゴロしてただけですけどね。
休めるだけ幸せと思いましょうか♪

>>楚良 紗英さん
さすがちゃふ子さん!鋭い!!
誠一はこういうところに機転が利かない子です。
人間なかなか万能に出来てないですね。
要人(かなめびと) | 2008年12月20日(土) 06:48 | URL | コメント編集

この場合、誠一くん達には申し訳ないですが、
住民の方に気持ちがシンクロしてしまいます。
どんなに安全だと説かれても…心情的には難しいです><;
応援ぽちぽち♪

奥様にラケットをプレゼントされたんですねw
あいからわずラブラブのご様子で羨ましいです~
momokazura | 2008年12月21日(日) 00:08 | URL | コメント編集

>>momokazuraさん
ですよね、仕方ないと思います。
ラケットは誕生日プレゼントとクリスマスプレゼント兼用です。
ちなみに誕生日は10月でした。あぁ・・・orz
応援ありがとうございます♪
要人(かなめびと) | 2008年12月21日(日) 08:41 | URL | コメント編集

う~ん、すごい!引き込まれます!
住人のセリフがリアルに響きました。
そんな中まさかの素子ちゃん発言…!
応援ポチポチ♪
momokazura | 2008年12月22日(月) 18:27 | URL | コメント編集

何という鳥肌……素子さん怒り心頭っすな
見村さんが怪しく思えるのは自分だけか! そして田舎くさい農民に違和感があるのも自分だけか!
想いが錯綜するケフィアストーリー……

新作『SSSの女装書記』公開しました!
モデルになった素子ちゃんも活躍します!
蒼響黎夜 | 2008年12月22日(月) 20:21 | URL | コメント編集

やるね素子ちゃん!

彼女の中では怒りと哀しみ、どっちの比率が高いんでしょうか
怒り任せの行動とは思えませんし・・・
誠一くんとはまた別の正義感を持って居るんですね
楚良 紗英 | 2008年12月23日(火) 00:23 | URL | コメント編集

>>momokazuraさん
今日でこの章も終わります!乞うご期待!!
応援いつもありがとうございます♪

>>蒼響黎夜さん
田舎臭い農民ですか・・・。
あのセリフは私が普段使っている言葉をそのまま文章にしただけなんですけど・・・。
新作早速読ませて頂きます!楽しみ!!

>>楚良 紗英さん
素子の場合は悲しみの方が多いんだと思います。
「ヨーグルト爆弾」という言葉に一番傷付くのは彼女でしょうから・・・。
要人(かなめびと) | 2008年12月24日(水) 05:57 | URL | コメント編集

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