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2008'10.31 (Fri)

「やっと、ヨーグルトはケフィアになれるのですから…。」 第一章


【More・・・】

足元が冷たい。
男のくせに冷え症なため厚手の靴下を履いているが、
爪先の感覚が鈍くなってほとんど何も感じない。
もちろん空調は充分なほどに稼働しているが、
如何せんこの研究室の床はコンクリートで出来ているため
室内の中間層と下層では温度差が激しすぎる。
建物の構造上、窓がないため外の景色が分からず、
長いことこの実験棟に籠もるゼミ生は季節の感覚に乏しくなるという話を
聞いたことがあるけど、幸いな事にすっかり氷のように凍てついた足の先端のおかげで
僕は四季の移り変わりに敏感でいられる。

幸い…ではないか、と心の中で舌打ちしながら、
遂に堪えきれず僕は靴を脱ぐとそのまま椅子の上に正座をした。
爪先の冷え切った感覚とお尻が保っていた温もりがせめぎ合いをしながら、
徐々に足の指に温かい血流を取り戻してくれた。
僕はホッと安堵の溜め息をつきながら、再び目の前にあるディスプレイに視線を戻した。
画面上には学会に提出するための報告書と、
先週から溜まっている実験結果のレポートが別々のウィンドウで開かれている。
僕は報告書の文面を考えながら、右手で実験結果の数値を表計算に打ち込んでいく。
学会に提出する報告書の内容は年々密度が濃くなり、
桑原さんの要望もそれに比例して高くなる一方だった。
以前なら1日もあれば余裕に完成出来たはずなのに、
今では徹夜で一週間やり通しても追いつかないレベルを要求されるようになった。
それでも桑原さんは内容に不満があるらしく、
毎回訂正と叱責を例の皮肉たっぷりのネチネチした小言を僕達に浴びせる。
それというのも、『ケフィア』の力を利用した発電所開設が
いよいよ本格的に始動し出したので、先方である環境庁との打ち合わせの濃度を
上げていきたいらしく、より細かいデータが必要らしい。
ここ最近は本当にレポートに追われるばかりでまともに実験に関与出来なくて面白くない。
上司の愚痴をのたまうサラリーマンの気持ちが痛いほど理解できるようになってしまった。

僕は両手で口元を覆い、深く息を吐く。
空調は効いているはずなのに手が多少かじかんでいるためかタイピングが鈍ってしまう。
もう少し暖房を強めようかと手元にあるリモコンに手を伸ばしかけて、止めた。
あまり室温を上げ過ぎるとまた彼女達に文句を言われそうだ。
僕はもう一度手に息を吹きかける。
溜め息と一緒に…。

研究室内には様々な音で溢れている。
多種多様な実験器具が奏でる歪で単調な不協和音。
旧型なため作動音の自己主張が大きい空調設備。
次々に実験結果を排出し続ける三台のプリンター。
そしてたまには休息したいがそうもいかない僕が打ち鳴らすタイピングの音。
この研究室内は静寂という単語を忘れてしまったかのように常日頃、騒音が支配している。
その中に混じって聞こえるのが、彼女と野原さんの談笑だった。
機械音に負けじと大きく張りのある声が野原さんで、
時々低い声で何やら呟いているのが彼女だ
。僕は今も何かの話題に夢中になっている二人の声を耳で感じ、溜め息をついた。
これは決して嘆きを表す溜め息ではない。
むしろ安堵の溜め息である。

今から約2ヶ月前、彼女から唐突に別れを告げられた。
その日は野原さんがケフィア菌のデバイスを解明したという、
僕達にとっては偉業を達成したと言っても過言ではないほど
記念すべき日になるはずだったが、原因の一端はそこにあったらしい。
事情のあらましを聞いた僕はただただ呆気に取られるばかりだった。
だって野原さんが僕に好意を寄せていただなんて想像もしなかった。
確かにその前に、それらしき態度はあったものの
僕はとても本気に捉える事が出来ずに放置をした。
いちいち意識するのも男として馬鹿らしかったし、
彼女だってそんな事を気にするような性格ではないだろうと決め付けていた。
しかし、それが大きな間違いだったと彼女の泣き顔を見て初めて思い知らされた。
彼女はずっと前から野原さんにコンプレックスを抱きなからも
それをひた隠して日常を過ごしてきたのだった。
それがどれだけ辛く苦しい事だったか…。
だから彼女にあんな顔をさせてしまった自分が情けなくて、悔しかった。
だから普通に別れを拒んでも一筋縄でいかないと判断した僕は
必死の覚悟で一芝居うち、どうにかなだめる事に成功した。
本当にあの時は生きた心地がしなかった。
もう一度同じ場面に遭遇しても上手く切り抜けられる自信は残念ながらない。
だから二度と彼女に悲しい思いはさせないようにもっとしっかりしなきゃと深く反省した。

しかし、それはいいとして一つだけ気掛かりだった事は彼女と野原さんの間に
変な確執が残りはしないかという事だった。
話だけ要約して聞けば、野原さんは彼女から僕を奪おうとした事になる。
今後、二人の関係がギクシャクしたものになり、
せっかく軌道に乗り始めた研究の障害になるのではないか、
はたまた嫉妬の怒りに駆られた二人が周りを巻き込み修羅場に突入するのかと懸念したが、
終わってみればなんて事はない。二人は以前より仲良しになっていた。
誰にでも堅苦しい敬語で話す彼女が野原さんにはタメ口を利いていたり、
野原さんはどこに行くときも必ず彼女の手を取ったり、
まるで旧知からの親友といった間柄にまでなっていた。
まったく、女の人というのはさっぱり分からない。
険悪な仲になられるよりはよっぽどマシだが、
僕はあまりの拍子抜け加減に思わずあの時の彼女の涙や話が実は茶番だったのではと
疑ったくらいだ。まぁ、雨降って地固まるということなのだろうか?
それにしてもあまり仲が良すぎて僕の入る隙がなく、何だか疎外感を感じずにはいられない。


なので彼女達は今のように一日中雑談に明け暮れているのが日常茶飯事になった。
話題は大概ファッションの事が中心らしく、
何々の雑誌で紹介をしていたスカートが可愛かっただの、
どこどこのブランドが新作を出しただの、まるでどこにでもいるような単なる女子大生の会話だ。
たまに研究の話になってもせいぜい連絡事項程度で、
また直ぐにファッションの話題に移行していく。
僕はその光景をいつも微笑ましく眺めていた。
僕はこれまで彼女が研究にしか興味が無いものだと思っていた。
あまりにも人間味が薄く本気でロボットだと疑った事もある。
それが例の出来事を経験してから一気にイメージが変わった。
彼女は自ら進んで外の世界に手を伸ばすようになった。
なので普通の女の子のように野原さんと接する彼女を見ていると
自然と頬が緩んできて、まるで父親になった気分だ。
だが、だからといって良いこと尽くめとはいかず、それなりの弊害も顔を見せるようになった。
その一つが今の状況、暖房の温度をあまり上げれない事である。
以前まではだいたい室温を28℃前後に設定をして
ぬくぬくと実験に取り組んでいたが、女性陣からクレームがきた。
何やらあまり室温を上げすぎると湿度が低下しお肌の調子が悪くなる、との事。
これは本来、野原さんからの抗議だったが
「女性にとって皮下組織のケアは最重要課題」という彼女の加勢もあり、
僕は冷え症を堪えながらこの研究室に籠もらなければいけないという
辛い生活を余儀無くされた。
それだけではなく何か事ある毎に彼女は野原さんに賛同し、
野原さんも彼女が言い出しにくい要件がある時には代弁者となり僕に意見する。
彼女達に結託されてしまうとどうしても多数決で負けてしまうし、
元々女の子に対しての免疫が弱い僕は結局女性陣の言いなりになるしかない。

そんな情けない自分を卑下しつつ溜め息をつこうとして、僕は寸でのところで堪えた。
口から出掛かった吐息を静かに鼻から外に出す。
それと言うのもつい先ほど、野原さんから指摘された事を思い出したからだった。



「誠一くん。溜め息ばっかりついてると幸せが逃げちゅうんだよぉ。」

僕達にとって毎日恒例となったティータイム。午前中の第一回目の時の事だった。
たまたま窓の外を眺めていた僕は、
夏にはあれだけ青々と茂っていた芝生がすっかり枯れてしまい、
冬の準備に入ってしまった事に哀愁を感じ
小さな溜め息をついたところを野原さんに見咎められた。

「幸せって…。いや、ごめんね。
 この溜め息ついちゃうのって小さい時からの癖でさ、
 特に深い意味があってやっちゃった訳じゃないんだ。」

僕自身いつから身に付いてしまったか分からない癖なので気にしたことはないが、
確かに見栄えが良い癖ではない。

「でもねぇ、溜め息ばっかりついてると良いことないってパパが言ってたよぉ。
 桑原さんも溜め息ついてる人間は出世出来ないって言ってたぁ。」

誰のおかげで溜め息をつかなきゃいけないと思ってるんだ、と
先週に追加された膨大な量の報告書を思い出しながら心中で桑原さんを罵った。
しかし出世どうこうは関係ないとして、そんな事を言われても自然に出てしまうものは仕方ない。
人は無くて七癖というし。
僕が頭の中で反論の糸口を探っていると、
隣の彼女が口に運んでいたカップを静かにソーサーに置いた。

「幸せか否かはあくまで本人の主観であり論点から外れてもらうとして。
 あなたの吐息がイチゴちゃんの精神衛生を迫害する恐れがあるのは
 否定出来ないはずです。」

隣にいる僕を見ずに真っ直ぐ前を向いたまま彼女はそう言うと、
再びカップに手をかけ口に運んだ。
大学生になってから常時身に着け始めた眼鏡が紅茶の湯気で曇る。
ここでもまた彼女に野原さんの肩を持たれてしまった僕は、
立場が急速に悪化していくのを肌で感じていた。


「そんな事言ってもさ、癖なんて誰にでもあるじゃん。
 君だって何かある度にいつも首を傾げるでしょ?」

立場の劣勢は反論をただの言い訳に変えてしまう。
自分で発言しといて早々に敗北感を感じてしまった。

「素子ちゃんが首を傾げるの、イチゴは可愛いと思うんだけどぉ♪
 誠一くんはそう思わないのぉ?」

彼女の真似をしてか、頬杖をついたまま小首を傾げる野原さん。
そして隣の彼女も今度はこちらを向いて意識的に自分の癖を披露する。

「不快ですか?」

頭を斜めにして眼鏡の奥にある力強い輝きを放つ瞳で僕を見つめ、彼女はそう尋ねた。
僕は更なる反論を諦め、白旗を上げる代わりに目を閉じ頭を垂れた。
そして喉の奥から出掛かった溜め息をグッと飲み込む。
…こんな時にこそ吐き出したい溜め息なのに。
無言の敗北を喫している僕に野原さんは誇らしげに勝利宣言をする。

「これからは誠一くん、あんまり溜め息ついちゃ駄目だよぉ♪
 じゃないと本当に幸せが逃げちゃうんだからぁ~♪」

満面の笑みを浮かべ、野原さんは僕の隣を指差す。
僕の幸せの象徴は彼女だとでも言いたいのだろうか、
当の本人はレンズが結露した眼鏡を指で託しあげ「さもありなん」と呟いた。
そんな訳で、僕はまた一つ彼女達から規制を享受させられてしまった。



つい数時間前の苦々しい出来事を思い出しつつ、僕はもう一度両手に息を吹きかける。
そして振り向かずに聴覚だけで彼女達の様子を探った。
いびつな機械音に混じって聞こえてくる二人の声。
まだ会話に夢中のようだ。いや、多分この二人は一日中無駄話をしているだろう。
会話が途切れるところを見たことがない。

大学の進級単位上、僕達は特待生扱いらしく必須教科を数時間受講すれば良いらしい。
しかし僕としてはせっかく日本の最高学府に入学出来たので、
興味がある講義には率先して出席するようにしている。
高校のカリキュラムと違い自分が真に学びたい事を
学べる大学のシステムを僕は謳歌していた。
しかし、彼女達は自分らの研究以外には本当に興味が無いらしく、
入学してからこちら特別な用件が無い限り研究室から外に出る事はなかった。
なので僕が時々研究室を空ける事があるが、
研究の進み具合からするとまたずっと無駄話をしていたのだろうと容易に推移出来る。
別にその事に対して不満があるわけではない。
ただ、僕がこんな風に一生懸命レポートを作成する姿を目にしているならば、
少しくらいは手伝って欲しい訳で…。
せめて声ぐらいはかけて欲しい訳で…。
もちろんそんな事を彼女達に言った事はない。
反論されるのが恐いとかじゃなくて、なんだかそれを口にするのは男らしくない気がするのだ。
でもそうやって僕は彼女達の言いなりになるように調教されていくんだろうな、と
心の中で嘆いてみる。
まったく、男は損な生き物だ。


そんな物思いに耽っていると、不意に後ろから声を掛けられた。
驚いた僕は慌てて立ち上がろうとしたが、
椅子の上に正座していた事をすっかり忘れていて、情けない雄叫びを上げながら転げ落ちた。
倒れた拍子に後頭部をぶつけてしまったのか頭がズキズキする。
僕はぶつけた箇所をさすりながら声の主がいる方へ視線を向けると、
ポカンと口を開けた野原さんと相変わらずの無表情な彼女が黙って僕を見下ろしていた。
情けなくも晒してしまった醜態を隠すように
僕は咳払いをしながら立ち上がり「どうしたの?」と尋ねた。
すると彼女達は一度お互い見つめ合い、
何かを確認するように頷くと代表して野原さんが口を開いた。

「あのねぇ、誠一くん♪イチゴと素子ちゃん、いざかやに行ってみたいのぉ♪」

僕は一瞬何の事やら分からずに眉をひそめ「はっ?」と呟いた。
すると野原さんは僕に意志の疎通が行き渡らなかったと感じ取ったのか、
もじもじと俯きながらもう一度、

「居酒屋っていうところに行ってみたいのぉ!」

と声を絞り出すように叫んだ。僕はつい片目をつぶり後ずさる。
この至近距離で金切り声を上げられると鼓膜が痛い。
僕の返答が気に入らなかったのか、頬を膨らませて睨み付ける野原さん。
その横で銅像のように無表情のまま微動だにしない彼女。
僕はもう一度咳払いをして頭を掻きながら考えた。
別に居酒屋という単語を知らないわけではない。
ただ見た目にも内面的にも完璧に近い良家のお嬢様である野原さんが
その単語を口にするには、充分なほど違和感に溢れていた。
まるで急に異国の言葉を話された気分である。
僕は取り敢えず確認の意味も込めて質問する。

「えぇと、居酒屋ってどんな場所か知ってるよね?」

彼女は殊更頬を膨らませて声を張り上げる。

「知ってるもん!イチゴ居酒屋知ってるもん!」

「居酒屋。庶民的な価格設定で料理や酒類を提供する飲食店の総称。 
 大衆酒場ともいう。なお居酒屋にはフランチャイズで全国展開している形式のものと
 個人経営で営業しているものがあり」

「あぁ分かりました。もう良いです。」

僕は表情に乏しい人型式電子辞書に向かい手を挙げ制止を掛ける。
最近は随分と人間味が出てきたものだと感心していたけど…。
僕が聞いているのはそういう事ではない。

「えぇと、何でまた急に居酒屋に行きたいの?」

すると野原さんは膨らませていた頬を弛緩させ笑顔を作ると勢い良く手を挙げた。

「はい先生!イチゴと素子ちゃんは社会勉強がしたいと思いましたぁ!」

「我々は大学生になりもうじき成人します。
 法律を照らし合わせると些か年齢が足りませんが
 規制もだいぶ緩和されてきている昨今です。さして問題はないかと。」

確かにここ10年ほど前から飲酒に対する規制が緩くなってきてると聞く。
よっぽど非道い飲み方さえしなければ18歳以上なら警察も指導程度で引き止めるらしい。

更新日11月6日

「あのねあのね誠一くん♪イチゴねぇ、ワイン大好きだよぉ♪
 ブルゴーニュであった超波状クォーク観測研究所に行ったときにねぇ、
 たくさんワイン飲んできたんだよぉ♪イチゴ、大人でしょ!」

そう言うと野原さんは自慢気に胸を反らした。
彼女達の言いたい事は大概理解出来る。
彼女もそうだが、野原さんもまた別の意味で世間一般に
あまり精通していない生活を送ってきたらしい。
ある程度自分の裁量で行動判断出来る年頃になって冒険をしてみたくなったのだろう。
ただ単に居酒屋へ行くだけなのに社会勉強だなんて大袈裟な言い回しに感じるが、
彼女達にとってはまさにその通りなのだ。

「話によると我々女性だけで入店するにははばかりがある場所ですので
 やはり男性であるあなたの同行が必要不可欠なのです。」

抑揚のない声で淡々と話す彼女。
そんなことを言われても僕だって居酒屋なんて入った事あるわけない。
それにお酒が絡む話をされると実家の母親を思い出す。
お世辞にも酒癖が良いとは言えない母さん。
酔っ払った女性はイヤというほど見慣れているが、
もしも彼女や野原さんが見境つかない酔い方をしたらと考えると、
本気で女性そのものに幻滅しそうだ。
それに僕自身、居酒屋に行ったところで楽しめなさそうだし…。

「ねぇ、誠一くぅん。一緒に居酒屋行こうよぉ。」

「ご同行の承諾を。」

舌っ足らずな甘い声とキラキラ光る瞳で哀願する野原さんに、
宝石のような頑なで輝く力強い瞳と切迫した表情で僕を見つめる彼女。
様々な思惑が頭の中の天秤にかけられたが、やはり僕は純粋に男の子なようだ。
彼女達にこんな表情をされて首を横に振れる訳がない。

「分かりましたよ。行きますよ、居酒屋。一緒に行けばいいんでしょ?」

途端に彼女達は顔をパァと輝かせると歓喜の声を上げお互いの手を取り合った。
彼女も無表情ながらどこか嬉しそうに見える。

「それじゃあ今日は早くレポートを終わらせたいから、あの、少し手伝ってほし」

「イチゴね!イチゴね!ワインの他にもぉ!色んなお酒飲んじゃうのぉ!」

「エチルアルコールが体内に吸収された時の身体反応をこの身で試験出来る日が来ようとは。
 これは大変興味深い結果が得られそうです。」

興奮した様子で足早に去っていく当研究チームの女性陣。
誰も引く当てのない差し出されたレポート用紙の束だけが虚しく残された。
うなだれた姿勢のまま再び椅子の上に正座をする。
足の爪先をじんわりと和らげるお尻の温もりだけが僕の心を癒してくれた。
半ば無意識下な状態のまま右手でキーボードを叩き、深い溜め息をつく。
しかし誰も僕を咎める様子は微塵にもなく、それがまた哀愁を誘った。
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06:13  |  「ヨーグルト…。…いいえ、ケフィアです!」  |  CM(16)  |  EDIT   このページの上へ

Comment

ついに第五部が始まりましたね
今度は誠一視点!

誠一も誠一で悩んでいたんですね、うん・・・
楚良 紗英 | 2008年11月01日(土) 08:43 | URL | コメント編集

始まりましたねww
どんなお話になっていくのか楽しみです!
彼氏に敬語で友達にタメ口って何か変ですね^^
疎外感を感じてしまう誠一くんカワイイですw
和やかで微笑ましい始まりですね^^応援ポチ♪
momokazura | 2008年11月01日(土) 17:28 | URL | コメント編集

名前に悩むとかまさか実の子供の名前も(ry
蒼響黎夜です
新章突入と共に私も書き始めました。タイトル決められません

さて、敬語の素子に違和感を持ちながら、会話シーンを期待するのであります
蒼響黎夜 | 2008年11月01日(土) 23:57 | URL | コメント編集

>>楚良 紗英さん
前回は素子視点だったので誠一の気持ちは表面上しか分かりませんでしたが、
実際のところかなり悩んでいたんだと思います。
誰か登場人物の視点で書くと楽ですね♪
他の登場人物の内面を上手く隠すことが出来るんですから。

>>momokazuraさん
素子のタメ口は特別なのです♪
誠一と違った意味で苺ちゃんを大事に思っているという表れなのですよ♪
応援ありがとうございます!
>>蒼響黎夜さん
うちの子供はきちんと名前決めましたよ♪
詳しくは別ブログ「萌えと剣」を読んでもらえば分かるはずです。
ほとんどの作家さんってタイトルをあまり考えずに書くらしいです。
作品が出来上がって後付で考えたり編集さんが勝手につけたり。
だから全部出来上がってからタイトルを決めるのも楽しいかもしれません♪
要人(かなめびと) | 2008年11月02日(日) 00:14 | URL | コメント編集

素子ちゃんと苺ちゃん、仲良くなった良かったですね~♪ ホッ!と一安心(^^)
んん~、けど今度は誠一君の方が心配になってきたかも(汗)
この先が楽しみですね!!

夢 | 2008年11月02日(日) 09:06 | URL | コメント編集

素子ちゃん、きびしい~><;
誠一くんがちょっとかわいそうな気もしますけど
女子が強いくらいの方が平和でいいのかなと^^
苺ちゃんとの会話が楽しみですw応援ポチ♪
momokazura | 2008年11月02日(日) 20:40 | URL | コメント編集

>>夢さん
誠一はため息をつく程度で精神崩壊はしません。
なので心配しなくても大丈夫ですよ♪

>>momokazuraさん
女性が強いほうが平和なんですよね、結局。
私は女性が強い環境の方が好きです♪
応援ありがとうございます♪
要人(かなめびと) | 2008年11月03日(月) 20:28 | URL | コメント編集

よく “旦那さんの躾は奥さん次第” と言う言葉を耳にしますが、誠一君もそんな感じに思えて可笑しいです(笑)
まぁ、誠一君は精神崩壊をしないって事なので安心ですけど。
3連休、お疲れ様でした。 
娘とは2日後には普通になってて、昨日は一緒にお出かけしました。 お互い反省してるって感じです(汗)
夢 | 2008年11月04日(火) 09:34 | URL | コメント編集

>>夢さん
言い得て妙なり。
でも奥さんの躾はどうすればいいのかと考えてしまいます。
まぁ、無理そうですけど><
娘さんと仲直りしたみたいでよかったです♪
喧嘩はわだかまりが残らないように全力でやったほうが良いんですよ。
要人(かなめびと) | 2008年11月04日(火) 11:00 | URL | コメント編集

頼み方次第で彼女達も機嫌良く手伝うと思いますけどね~
つまらないこだわりで誠一くんてば損してますよ^^
でも、いざとなった時の彼のカッコ良さが際立ちますし、
ちょっとヘタレな誠一くんも可愛いですw応援ポチ♪
momokazura | 2008年11月04日(火) 21:16 | URL | コメント編集

>>momokazuraさん
いざというときのかっこ良さには定評がある誠一ですからね。
今回はそのいざ、があるといいんですけど><
応援ありがとうございます♪
要人(かなめびと) | 2008年11月05日(水) 06:09 | URL | コメント編集

相変わらず誠一君は大変そうですね。
素子ちゃん…一言一言に笑えてしまいます!
それにしても彼女たちは最近研究をしているのでしょうか?
またカラオケ行ったんですね! 好きですね~(笑)
夢 | 2008年11月06日(木) 13:49 | URL | コメント編集

>>夢さん
ちゃんと研究してますよ♪
ただ雑用やデータ整理は誠一の仕事なので大変そうに見えるだけです。
研究のブレインは素子と苺ちゃんのツートップで行なってます。
カラオケ行ったんですけどね、喉が痛くて2時間くらいしか唄えませんでした><
要人(かなめびと) | 2008年11月06日(木) 14:55 | URL | コメント編集

………喉痛いのに2時間も歌えれば上等ですよ~! それとも昨日は1人カラオケではなかったとか? 
データ整理等が誠一君の仕事ですか!? けど誠一君なら、何だかんだと思いながらもモクモクと仕事をこなしてそうですね。  
素子ちゃんと苺ちゃんもちゃんと研究しているようで安心しました。
今後の居酒屋エンジョイ、楽しみですね~!
夢 | 2008年11月06日(木) 17:40 | URL | コメント編集

居酒屋ですか~面白そうな予感がしますww
ワインイイですねぇ!酸味のないコクのある赤…
うう、飲みたくなりました><応援ポチ♪
momokazura | 2008年11月06日(木) 22:26 | URL | コメント編集

>>夢さん
当然の如く一人カラオケですよ♪
そういえば最近居酒屋行ってないなぁ。
市内の居酒屋も潰れてるところ多くなりましたよね><

>>momokazuraさん
料理に合わせてワインをチョイスして・・・うむむ、最高の幸せです♪
応援ありがとうございます♪
要人(かなめびと) | 2008年11月07日(金) 06:12 | URL | コメント編集

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