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2008'09.15 (Mon)

「ヨーグルト…ケフィア…。最早どうでもいいのです。」 第七章


【More・・・】

彼と出会ってからの約三年間。私達の間に干渉するものなど何一つ存在しなかった。
学校に登校した時から放課後に私の実家で研究をしたり夕飯を食べたり。
そして今では一つ屋根の下で寝起きを共にしている。
互いに同じ方向を目指し、時には互いを見つめ合って過ごした。
私達を形成する世界には私達以外の何も存在していなかった。
何の変哲もない日常ではあったが私は心の底から幸せを感じていた。
そんな世界がいつまでも続けばと願っていたし、永遠がこの世に存在すると本気で思っていた。
しかし、そんな子供じみた妄想は呆気なく崩壊していった。

入学式の翌日から早速我々は実験棟がひしめくキャンパスの一角で研究を開始した。
我々というのは勿論私と彼、そして野原苺の三人の事である。
桑原氏の脅迫という概念が隠された推薦により彼女は我々の研究を手伝う事になったのだが、
これまで長い間二人っきりで研究を行ってきたので
他者を介入は実に違和感を覚えるものだった。
以前、ある期間だけ伯母様も交えて研究を行っていた時期もあったが、
それとはまた違った感覚である。
私の実家兼研究所は当然ながら伯母様の実家でもあるため
施設内の実験機器については熟知していたし、
生粋の科学者だった伯母様は私が指示をしなくても独自の見解で
研究を進めてくれる事も多々あり大いに助けられた。
しかし、一方の彼女は桑原氏も懸念していた通り科学者ではなく技術マンである。
しかも父親が所属する開発チームに参加していたといっても
話を聞くところによるとまだ日が浅いようだ。
所詮はかじっていた程度の女学生では即戦力にはなれず、
実験器具のメンテナンスや収集したデータをパソコンに入力するなど
簡単な作業がやっとこなせる程度だった。
なのでどちらかというと何もせずに研究室の片隅で
黙って我々を眺めている時間の方が断然長かった。

しかしそれも初めのうちだけ。
徐々に研究のノウハウを学び取った彼女は二ヶ月もしないうちに
我々と同等の研究に参加するまでに成長していた。
それというのも、彼女は我々と研究をする以前から『ケフィア』の理論を
完全に独学で身に付けていたのである。
彼女が学習の参考書にしたのは二年前に彼が発表会で使用した論文だったが、
共に研究をする立場ならば、とそれ以降の実験結果をまとめたデータも全て開示した。
すると彼女はそれら全てをあっという間に自分のものにしてしまったのである。
その様はまるで乾いたスポンジが水を吸収するかのようだった。
桑原氏の言葉通り、彼女は今や我々の研究にとって大いに有益な人物になった。

「私ねぇ。実は二年前の論文発表会で誠一くんが論文を発表したのを見てたんだよぉ♪」

一口紅茶をすすり、滑舌があまり明瞭でない口調で野原苺はそう言った。


ここは多数の研究室が軒を連ねるキャンパス、通称『実験棟』の一角にある休憩スペース。
数日間泊まり込みで実験を行うゼミ生も多いらしく、
この休憩スペースには簡単な調理が出来るようシンクや
簡易型電磁式コンロといった炊事場が設置されてある。
それに休憩スペースと呼ぶにはあまりに広い敷地面積が設けられており、
六人掛けのテーブルが20セット近く配置されているので、さながら食堂といった趣だ。
その休憩スペースで一日に三度、我々は必ずティータイムを喫する。
これを提案したのは彼女だった。
大学というものは高校のキャリキュラムと違い、進級出来る程度の単位さえ取得すれば
朝から夕方まで授業に拘束される必要がない。
加えて桑原副会長の「特別な」計らいにより、
我々はごく数時間という授業日数さえこなせば
進級出来るというかなり特殊な待遇を受けている。
なので学生生活はそっち退けで毎日研究に専念出来るのだ。
ちなみにそういった類の特別扱いに過剰反応を示しそうな頑固者の彼に配慮して
「我々は学校長の推薦を受けて研究をする事で単位を取得する」と
桑原氏に無理をお願いして説明をして頂いた。

そんな訳で我々は一日の大半を研究に費やしている。
高校生時代にも休日には丸一日研究所に籠もりっきりで、
しかも休憩は食事の数十分というのも珍しくなかったので、
私と彼にしてみては当たり前の事だったが、彼女にはどうにも耐えられないらしい。
休憩も取らずに研究に没頭するのは集中力の欠乏にも繋がり
ひいては効率的にもよろしくないという彼女の説得により、
仕方なくティータイムを設ける事にした。
それ以来、我々はこの休憩スペースにて彼女が毎日淹れる紅茶と
多種多様な茶菓子を頬張りながら、束の間の休息を取っている。

「桑原さんとパパに連れられて見に行ったんだけど、名簿を見てビックリ!
 発表者の中に素子ちゃんの名前があるんだもん!
 そして素子ちゃんの登場をドキドキしながら待ってたら更にビックリ!
 誠一くんが警備員のおじさんに抱っこされて登場するんだもぉん!」

当時の様子を思い出し、身振り手振りを加えて興奮しながら話す彼女。
手に握り締めたスコーンが左右に振られる。
食べかすが飛び散るのでもう少し落ち着いて欲しい。

「しかもその後に誠一くん、自分の足にペンをグサッ!と刺すんだもん!!
 イチゴ驚きのあまりにヒェッ!てなっちゃったよぅ!」

辛痛に歪めた顔を両手で覆う彼女。
隣の彼は当時の痛みを思い出したのか、苦笑いを浮かべ古傷が残る右足をさすった。
彼の右太腿には傷跡が二つ、今も消えること無く残っている。


「イチゴはもう泣きそうになりながら見てたんだけど、
 血がたくさん出てるのに誠一くん、最後まで立派に発表をしてたんだよぉ!」

そこまで言うと、それまで涙を滲ませるほどに辛苦な表情だったのが一転、
気恥ずかしそうに微笑むとやや上目遣いで

「でもね、その時の誠一くん、男の子らしくて少し格好良かったかも~♪」

と言った。
彼女に褒められた途端、彼は目をしばたかせて顔を茹でダコのように真っ赤に染める。
そんな彼の反応に私の心も重苦しく反応する。
以前ならば、それこそ高校中期の頃の彼は私の一挙動毎に顔を赤らめたり取り乱したりと、
敏感に反応を示したものだ。
それが今では私が側にいるのがさも当然のような振る舞いばかり。
家電製品と同じような感覚で私と触れ合うのだ。
その事に対して別段不平不満を訴えるわけではない。
人は誰しも同じ状況が続けば慣れていくものだから。
もちろん私だってそうだ。
だから彼に私の事を敬えだの人格を尊重しろだのと言うつもりはさらさらない。
だが、彼女に対してその様な反応をされるのが、隣で見ていて嫉妬心が疼く。
目の前にあるカップに注がれた紅茶の表面のように、私の心が不安定に波立つ。
私はそんな気持ちを飲み込みたくて、カップを手に取り一気に紅茶を流し込む。
きっと彼女が自宅から持ってきたこの紅茶は良い茶葉を使用しているのだろう。
フルーティーな芳香が口の中いっぱいに広がっていく。
しかし今の私には何を口にしてもほろ苦い味にしか感じられなかった。

「でもあの時って、二人ともホントに大変だったんでしょ?
 あのね、桑原さんから聞いたんだけど、素子ちゃんの伯母さんがイジワルしたってぇ…。」

私の顔色を窺いながら恐る恐る口にする彼女。
確かに話題にするには些か憚られる内容だ。
たぶん彼女は私に気を遣って話を続けて良いものかどうか判断を仰ぐつもりらしいが、
残念ながらこの話題に反応を示すのは私ではなく彼の方である。
しかもやや過剰な程に。

「イジワルなんてもんじゃないよ。
 あの人はね、私利私欲の為だけに僕らを罠にはめようとしたんだ。
 あの時は運良く免れたけど僕まで眠らされていたら今頃はどうなっていたか…。
 とにかくとんでもない人だったよ、あの人は!」

鼻息を荒げてそう吐き出した彼は、目の前の紅茶を一気に飲み干した。


例の一件以来、彼の前で伯母様の話をするのはタブーになってしまった。
彼なりに数ヶ月間共に研究をした事で伯母様に対して信頼感が芽生えたのだろう。
それが無惨にも裏切られるといった結果に彼はどれだけ絶望したか、容易に想像がつく。
なので誰に対しても温厚で柔和な態度を示す彼も、
伯母様の事に関してはつい感情的になってしまうようだ。
普段は優しい彼を知っているだけに、こういう風に憤る彼を見るのは少し辛い。
…まぁ、桑原氏に対する反抗的な態度はまた別として。

一度不機嫌になるとなかなか平常心に戻りにくい眉毛を吊り上げている彼を、
私はまた始まったと半ば諦観の眼差しで眺めていたが
、ふと視線を正面に戻すと先程まで満面の笑みを浮かべていた彼女が
頬をふからませて彼を睨んでいた。
私は何事かと目を丸くすると、彼も野原苺の様子に気付いたのか、
怒りの形相を解いて私同様に目を丸くした。

「誠一くん!素子ちゃんの伯母さんを悪く言っちゃダメなんだよ!きちんと謝るの!」

握り締めた拳を上下に振りながら目を三角にして彼女は急に怒り出した。
何故彼女がそんなに荒げるのか分からず私と彼は呆気に取られた。
しかし如何せん怒り方がどうも幼稚で迫力に欠けるのでますます混乱してしまう。
まるで「プンプン」という形容詞がぴったり当てはまりそうな姿だ。
だが彼女は本気でお怒りらしく甲高い声を上げ、彼に「謝れぇ!」と催促している。
そこでやっと自分が先程まで腹を立てていたことを思い出した彼は、
眉間にシワを寄せ反論する。

「なんで謝らなければいけないのさ?
 君だってあんな裏切られ方をされたら尋常でいられないはずだよ。
 それに一番被害を被ったのは彼女なんだよ?僕達は同じ被害者同士なんだから。」

彼の意見は当然正しいと思うし、事実だ。
私としても彼から謝罪を受ける必要はない。
しかしそれでも野原苺は納得するでなく、ますます怒りを強め怒鳴る。

「違うの!被害とか裏切りとかじゃないのぉ!
 家族の事を悪く言われたら誰だって嫌な気持ちになるでしょ!?
 いくら伯母さんが悪い事をしたとしても伯母さんは素子ちゃんの伯母さんで
 素子ちゃんは伯母さんの伯母さん!
 …?あれ?
 …ふぐぅ!とにかく家族のことを悪くいったら誰でも傷付くから謝らないとダメなんだからぁ!」


そう言いながら収まりがつかない彼女はテーブルの上に並べられたお菓子の中から
マシュマロを一つ掴むと彼に投げつけようと振りかぶった。
これには流石に驚いた彼は目を白黒させると大慌てで
「ごめんなさい!ごめんなさい!」と連呼した。
しかし彼女は空いている方の手でもう一つマシュマロを掴むと同じように振りかざし
「私にじゃなくて素子ちゃんにでしょぉ!!」と大声でまくし立てる。
もはや動揺が頂点に達している彼はすぐさま私の方に振り向くと
何度も頭を下げながら早口で詫びを述べた。
いつの間にか周りにいた学生達が全員何事かと見守っている。
私は羞恥心にとらわれつつも「分かりました。もう結構です。」と彼を解放してあげた。
安堵の表情でホッと胸を撫で下ろす彼を見て、
まるで私が責めているような気分に苛まれる。
騒動の要因である彼女は私が許したのを確認するや否や、
先程の激昂は何だったのかと思うほどの穏やかな表情に戻っていた。

「うんうん♪誠一くんも悪いと思ったらきちんと謝らないとねぇ♪
 したしき仲にも御礼ありなんだよぉ♪」

そう言うと彼女は朗らかな笑顔を作り右手に握り締めていたマシュマロを頬張った。
そして左手を私の顔の前に突き出すと、
開いた手のひらに握られた跡が残っているマシュマロが乗っている。
一瞬その意味が理解出来ず首を傾げたが、
何かを期待するようにキラキラ光る彼女の瞳に見つめられ、
私は小さく吐息をつくと彼女の手の温もりがこもったマシュマロをそのまま口にくわえた。
…私は犬か。
そんな些細な事がよっぽど嬉しかったのか、
彼女はこれでもかと瞳を大きく見開きその場で無言のまま飛び跳ねていた。
マシュマロの独特な食感を噛み締めながら隣を見ると、
何か言いたげな顔で私を見つめる彼と目が合った。
私はしばらくそんな彼を凝視し、咀嚼したマシュマロを飲み込んだ。
了解。あなたの言いたい事は私が代弁しよう。

「野原さん。親しき仲にも『御礼』ありではなく『礼儀』ありです。」

そう注釈すると彼女は一瞬キョトンとしたが
直ぐに自分の間違いに気付いたのか、小さく舌を出した。

きっと怒鳴られたばかりなのに揚げ足を取るような発言はバツが悪いはずだ。
几帳面な彼の事だ。
突っ込まずにはいられなかったのだろう。
瞬時に察し機転を利かせた私もなかなかどうして成長したではないかと、
心の中でそっとほくそ笑みながら彼の方に目を向ける。
だが彼は複雑な笑顔で私をじっと見て小さく首を左右に振った。
…どうやら何かが違ったらしい。

しかし、おかわりの紅茶を注いでくれた彼女を眺めながら私は先程の事を思い返していた。
普段、共に研究をしている時にはおっとりしていて常に穏やかな笑みを絶やさない彼女。
初対面の時にも感じたのだが、小学校の頃と何も変わらない、そのままの印象だ。
だが、さっきのアレは何だ?
急に人が変わってしまったように激昂してしまった。
まるで小学生の時に震える手で万能ホウキを握り締めていた
あの光景の既視感を見せられているようだった。

私は彼女が淹れた紅茶を一口すする。
途端にアールグレイ独特の甘美な芳香が口の中全体に広がっていく。
美味である。
ふと視線に気付き顔を上げると、両手で頬杖をついた彼女が
にこやかな表情で私を見ていた。
実に嬉しそうな笑顔を浮かべる。
私は眩しいものから目を背けるように再び俯いた。

小学生のあの時と今回の件の共通点は、彼女は私を庇おうとしたことだ。
それもまた意味不明である。
別に私は彼女に守って欲しいと願ったわけでもなければ、
助力を乞う素振りを見せたつもりもない。
彼が伯母様を悪く言う事に何の嫌悪感も湧かないし、
それ相応の精神的苦痛を被ったと理解している。
あの時だってそうだ。
私の本を取り上げた男子生徒に物怖じしたつもりはなかったし、
あの場の事態は自分で収集出来る自信があった。
彼女の行動は私にとって意味を成さない、言ってしまえば有り難迷惑でしかない。
それだけではなく、研究の事で野原苺が彼に話し掛ける姿を目にする度、
私は抑えきれない嫉妬に身を焦がすのだ。
それに彼女に対して微笑みながら応じる彼を見ていると、苛立ってしまって仕方がない。
桑原副会長の指示ではあるが正直彼女と一緒にいるのは、辛いのだ。

「そういえば野原さんのお父さんって、昔から桑原さんと仲良しだったの?」

そんな私の気持ちなど露とも知らない彼は、
先程の怯えようなど最早どこ吹く風か温和な笑顔を浮かべ彼女に尋ねる。
しかし彼女は、

「誠一くん。野原さん、じゃなくてイチゴって呼んで言ってるでしょぉ?」

と頬を膨らませながらいじける。彼は顔を少し赤くして戸惑いながら、

「え、そんな。えぇと…。…い、い、い。いやっ、無理だょ……。」

と口ごもってしまった。
そんな彼の様子を横目で見ながら、呼称による識別など些末な問題だろうと
小さな事でうじうじする彼に呆れたが、
実際に彼が彼女を名字ではなく名前で呼んだ場面を想像して、
突発的に胸やけを起こしたような嫌な気分になった。

「えぇ、なんでぇ?いつまでも名字で呼ぶなんて他人行儀だよぅ。
 中学校三年間一緒のクラスだったのにぃ。」

赤い顔をして口をパクパクさせる様はまるで間抜けな錦鯉だ。
眼球もあたふたと左右に泳ぎ、余程心中取り乱しているのが手に取るように分かる。
何をそこまで照れているのか。
彼は時折私を横目でチラチラと窺っている。
私を気にかける必要などないではないか。
自分の呼びたい呼称で好きなだけ呼ぶが良い。
私は彼の優柔不断さに辟易して顔を背けると、彼はやっと決心したように溜め息を吐き出し、

「ごめん。やっぱり恥ずかしいので今まで通りの呼び方でお願いします。」

と言い頭を下げた。


私は心の中で安堵の溜め息をついた。
いつも妙なところで気恥ずかしさを感じて赤面してしまう彼の事だ。
その点を考慮すれば当然の結果だろう。
そもそも私だって名前で呼ばれた事など一度もない。
…そういえば私は普段彼に何と呼ばれていただろうか?
間違い無く名前ではないだろうが名字でもなさそうだ。
おまえ?あなた?
…まぁいい。思い出せないという事はそれ程重要ではないという事だろう。

彼への要望が却下されヘソを曲げたのか、
彼女はまた一段と頬を膨らませながら眉毛を吊り上げ、彼を睨みつけている。
そんな野原苺に気圧されながらも彼は

「で、野原さんのお父さんと桑原さんは昔から仲が良いの?」

と話題を元に戻した。
ふてくされていた表情から一転、キョトンとした顔になるや
直ぐに彼女はにこやかな笑顔を浮かべる。

「そうだよぉ♪うちのパパと桑原さんは幼稚園の頃からずっと仲良しだったのぉ♪
 幼なじみっていうのかなぁ♪今でも一緒にあっちこっちへ遊びに行っているよ♪」

まったく、脊髄反射並みの素直さを持つ彼女には関心してしまう。
こうも目まぐるしく気分を変えられては我々の意識が付いていくのが困難である。
まぁ、付いていく気はないが。

「パパはねぇ、本当はおじいちゃんの跡を継いで政治家にならなきゃいけないらしいんだけど、
 反対されながら技術マンをやってるんだって。
 だからママがいつもパパに『技術馬鹿』って言ってるよ♪」

「へぇ、野原さんのお祖父さんは政治家なんだ。…あれ?野原?
 もしかして、お祖父さんって野原林檎郎?…まさかね。」

「そうだよぉ♪おじいちゃんの名前はリンゴロウだよぉ♪」

野原林檎郎…。
確か現代日本史の教科書にその名前が載っていたのを覚えている。
平成時代の大不況で経済混乱に落とし込まれた日本を改革した大物政治家 野原林檎郎。
総理大臣に就任する事を何故か頑なに拒み続けたが、
日本経済を表から裏から支えたと評される重鎮中の重鎮。
と、教科書の解説にそう提載されていたのを覚えている。
自分から尋ねたはずの彼はあまりの意外さに開いた口が塞がらないようだ。

「しかしこれはかなりビックリしたよ!まさかあの野原林檎郎の孫娘だったなんて…。
 野原さんって良家のお嬢様だったんだね!」

「イチゴは普通の子だよぉ♪それにおじいちゃんだって
 口うるさいだけの普通のおじいちゃんだし。あ。あとね♪
 ママもお兄ちゃんも口うるさくって、いっつもパパと私だけ
 ノロマ過ぎるって怒られるんだよぉ!
 でもねぇ、パパはのんびり屋さんでお人好しだけどすんごく優秀な技術マンだって
 桑原さんが言ってた♪」

ここでまた桑原氏の名前が出てくる。
彼女の口振りから察するに副会長とはよほど昵懇の仲らしく
家族ぐるみでの付き合いなようだ。
聡明でありクレーバーな桑原氏の事だ。
学会の運営や立身出世に野原林檎郎からの執り成しも少なからずあっただろう。
あの若さで強大な権力を有する日本エネルギー開発推進学会の
副会長の座に就任出来た理由も頷ける。
ゆくゆくは政界入りも目論んでいるのかも知れない。


「そんなんだからパパだけじゃなくて桑原さんからも色んなところに
 連れて行ってもらったんだよぉ♪
 素子ちゃんのパパもいたっていうザンツブルグのアカデミーとかぁ、
NASAとかぁ、コペンハーゲンのヒトゲノム解読検証会議にも出席した事があるんだよぉ♪」

その後も次々と世界中で名高い開発所や研究所などを上げていく彼女。
私と彼は同時に感嘆の溜め息をついた。

「最初のうちはチンプンカンプンだったんだけどねぇ、
 パパとか桑原さんが色々教えてくれたからイチゴでも段々解るようになってきたのぉ♪
 そしたらそれまで全然興味がなかったのに科学とか物理が好きになっちゃった♪」

自分で焼いたというマフィンを頬張りながら嬉々として言葉を弾ませる彼女。
単なる良家のお嬢様かと思いきや、とんでもない。
彼女は物心付く前からその父親や桑原氏より、
科学者になるために必要な英才教育を施されて育ってきたのだ。
それもごく自然に、直ぐそこにあるものと触れ合えるような日常的な感覚で。
桑原氏が野原苺を我々に引き合わせた時に言ったセリフ
「有望な契約者にはより良い環境を与えるのが学会の責務」
は、もしかして我々にではなく彼女に対する言葉なのではないだろうか?
桑原氏にとっては『ケフィア』の研究すら彼女の学習の一部なのかも知れない。

「でもね、最近は私もパパも桑原さんも忙しくて全然一緒にお出掛け出来なくて
 イチゴは寂しいんだけどぉ、今やっている研究の事をパパにお話したらね、
 パパが今度誠一くんに会いたいって言ってたのぉ♪」

「ちょっと待って下さい。」

私は口元に運び掛けたカップをカップソーサーに戻す。
今の彼女の発言について聞き流せない点が数箇所あったが、
まずは学会の契約者として問い質させてもらおう。

「あなたのお父様は確かニッサンゼネラルモーターズ開発事業部の責任者でしたね。
 いくら桑原副会長と昵懇の仲であなたが我々の協力者だと言えども
 研究の事を話題にするのは規約違反ではないでしょうか?
 ある意味これは情報の不正流出、リークですよ。」


あまり高圧的にならないよう心掛けたつもりだったが、つい厳しい口調になってしまった。
はじめは要領を得ずにポカンと呆けていたが、
途端に顔色が蒼白に変わりオロオロと両目を泳がせる彼女。
その様子を見るからに、どうやら今まで気付かずに話題にしていたらしい。
自然と咎める視線になってしまう私に慄き、事の重大さを認識し始めて
今にも泣き出しそうになってしまったが、
そんな彼女に助け船を出したのは私の隣に座る彼だった。

「えぇと、その件に関しては問題ないと思う。桑原さんにも確認済みだ。」

それまで「ほぉ」だの「へぇ」だのと相槌を打つだけだった彼が急に口を開く。
何故彼がそんな事を知っているのか驚いたが、
美女二人の視線がいっぺんに自分に向けられたので照れたのか、
彼はやや頬を染めながら咳払いをすると話を続けた。

「以前、野原さんからそういう話を聞いた時に僕も疑問に思ったんだ。
 それで桑原さんに問い質したんだけど、
 僕達が毎月研究成果をまとめたレポートを学会に提出してるよね。
 実はアレ、ニッサンゼネラルモーターズにも環境庁にも内容を開示してるんだって。」

確かに我々は毎月行った研究のレポートを事細かに報告している。
てっきり査定の為だとばかり思っていたが…。
まさかオファーを受けている先方にまで筒抜けだったとは意外な事実だ。

「それと言うのも、『契約とは双方に選択する権利があって然るべき』っていう
 桑原さんの考えらしいよ。つまりあちらが何も知らずに契約を交わして、
 実際は研究が全然進んでませんでした、っていうトラブルを避けたいみたい。」

「ふぇぇ!じゃあパパはイチゴが話していた内容を最初から知っていたって事なのぉ!?」

大袈裟なくらいに目を見開き驚愕を露わにする彼女に、
彼はやや遠慮がちに「そういう事に、なるかな。」と答えた。
きっと彼女の事だ。
食卓で夕飯を囲みながらその日にした研究の内容を意気揚々と父親に話していたのだろう。
その光景が容易に想像出来る。
野原苺は事実を知ってしまってよほどショックだったのか、
がっくりと肩を落としうなだれてしまった。

本当に喜怒哀楽の表現が極端で見ているこっちの方が疲れてしまうが、
私としてはまだ彼女に質問がある。
ただしこれは科学者としてではなく、彼のパートナーとして。

「それともう一つ尋ねたい事があります。
 あなたのお父様が彼に謁見したい理由を聞かせて下さい。」

回りくどい言い方は好きではない。
手っ取り早く答えを聞き出せるように直線的な言い回しをさせてもらった。
そうでもしないと、春先から私の心の中に巣くっている暗く醜い感情が暴れ出しそうだ。
彼女の父親が彼に会いたい理由が単なるビジネス上の興味本位なのか、はたまた…。

「んっとねぇ、誠一くんが発表会で演説した時にうちのパパも一緒にいたのね。
 その時から誠一くんの事を気に入っちゃったみたい♪
 高校生なのにあんなに堂々と演説出来るなんて本当に研究を愛している証拠だ!
 って言ってたのぉ♪」

彼女の話を聞きながら、彼は照れながらも誇らしげに私を横目でチラチラ見ている。
私にも賞賛の言葉の一つでも言って貰いたいのだろうか?
まったく、男性としての器が知れる。
会ったこともない人物に褒められただけで有頂天になってどうする?
私のお父様など、どれほどの賞賛の言葉を浴びようとも眉一つ動かさず受け流していたものだ。

「それにねぇ♪いつもおうちでイチゴが誠一くんの話をしているからぁ、
 そんなにイチゴのお気に入りの人なら是非会ってみたいってパパが言ってたぁ♪」

彼女がそう言った直後、彼は口に含んでいた紅茶を吹き出した。
茶褐色の液体が一際強い芳香を放ち霧散する。
水分が気管にも入ってしまったのか、彼は咽せながらも慌てて
ポケットから取り出したハンカチでテーブルを拭いた。
私はそんな彼に手を貸すでもなく無言のまま彼女を見据えた。
そんな彼女は何故彼が急に吹き出したのか分かっていないようで、ただ目を白黒させている。
どうやら自分の発言に中に隠された秘め事が露呈した事に気付いていないらしい。

私は静かに上昇し始める心拍数を感じながら、
またもやあって欲しくない憶測が現実化していく予感を胸の痛みと共に思い知らされていた。
なおも咽せ返りながら手早くテーブル拭く彼と
無表情のまま微動だにせず凝視する私を交互に見つめながら、
彼女は不思議そうに首を傾げていたが、
やっと自分の口から飛び出てしまった言葉の意味に気付いたのか、
いつもパッチリ開いた両目を更に大きく見開き、一
瞬にして顔を熟した苺のように真っ赤に染めると甲高い奇声を発した。
そして両手で顔を覆い首を激しく左右に振り「違うの!違うのぉ!」と自己弁護を始めた。

「確かにいつも誠一くんの話はパパにしているけど!素子ちゃんの話もしてるわけでぇ!
 でもどちらかというと誠一くんの事を話す方が多いかなって思う時があるけど!
 それはそういう意味じゃなくて!
 うぅん!そういう意味も含まれている時もあれば無いときもあるわけでぇ!
 うぅん!そういう時の方がほとんどだとは思うけど!
 って言っちゃダメだって思ってたのにぃ!!」

更新日9月26日

言い訳しようとすればするほど墓穴の深度を増していく彼女の話を聞きながら、
それに比例するように彼の顔色も赤みが増していく。
私はそんな二人を眺めながら心の中で深い溜め息をつき、やっぱりと頷いた。

確信があったわけではない。
ただ本当に根拠も証拠もない憶測の範囲内でしかなかった妄想だ。
だが何となく、私は分かっていた。
野原苺が彼に対して好意を抱いている事を。
それに気付いたのがいつだったか覚えていない。
生暖かい秋の空気がいつの間にか冷たい木枯らしに侵食されていて、
季節の移り変わりを肌で感じた時のようにゆっくりと、だが確実に。
俗に言う女の勘、というものだろう。
いや、むしろ彼女を一目見た瞬間から幾つか分岐された予測ルートがあり、
その中の一つに今確定したというだけのこと。
だが、私は直面している現実を呪わずにはいられなかった。
私達の間で生活の一部としてだいぶ定着してきたこの一日に三度のティータイム。
彼女が厳選してきたというフレーバーな紅茶に手作りの焼菓子達。
それらはお世辞抜きで実に美味であり、
最近ではティータイムの時間が来ることを楽しみにさえしていたのに…。
新たな真実が露呈した今、そんな憩いのひとときすら
私を暗い谷底に引きずり込むための罠に感じられた。


イギリスの天気よりも素早く切り替わるのは彼女の特技なようで、
つい先程まで取り乱していたかと思ったら、
今は何事も無かったかのように微笑みを浮かべ紅茶をすすってる。
そんなスイッチのオンオフが早過ぎる彼女についていけず、
私達は各々の感想を抱きながら茫然自失とするばかりだった。
いつでもそういうものだ。台風の中心は常に穏やかである。
しかし、私の主観で言わせてもらえば彼女は台風ではなくハリケーンだ。
殻に閉じこもって通過するのをやり過ごすだけではとてもこの身を防ぎきれていない。
過ぎ去った後にはザックリと生々しい爪跡を残していく。
私の心にも、彼の心にも。
そしてその爪跡は早々に処置をしないと修復不可能なほどに荒廃するのだ。
気付いた頃には既に取り返しのつかないところまで侵攻してゆく。
私は後々、それを身を持って知る事になる。

「よし♪休憩は終わりっ♪さてしょくん、研究に取り掛かるとしましょ~♪」

最後の一口を飲み干し、満面の笑みを浮かべて彼女はそう言うと意気揚々と立ち上がった。
私と彼も彼女につられて無言のまま立ち上がる。

その日、私と彼は帰宅して夕飯を食べるまで一度も口を聞かなかった。
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15:46  |  「ヨーグルト…。…いいえ、ケフィアです!」  |  CM(26)  |  EDIT   このページの上へ

Comment

あははw食べかすこぼしながら、
スイーツにパクついてる苺ちゃんの姿が
容易に想像できますww応援ポチ♪
momokazura | 2008年09月17日(水) 00:31 | URL | コメント編集

ムズムズ展開スタートですね。

寡黙な人とおしゃべりな人の間に挟まれると、
気を遣って、寡黙な人に話題をふっても上手く行かず、
結局おしゃべりな方に顔が向いちゃいますよね。
寡黙な人の方が、好きな場合でも自然とそうなります。

誠一くんがムズムズスパイラルに落ちない事を祈ります。
雲男 | 2008年09月17日(水) 02:07 | URL | コメント編集

誠一くんは両手に華に見えるけど、実際彼の精神状態は尋常じゃなく乱れてるんでょうねw
苺ちゃんが誠一くんのことをどう思ってるのか気になります。
四葉dort | 2008年09月17日(水) 04:54 | URL | コメント編集

>>momokazuraさん
やっぱりカワイ子ちゃんとお菓子は似合いますね♪

>>雲男さん
寡黙な人ってそういうところが損ですよね。
まぁ、私はおしゃべりボーイですが損ばっかりですけど。

>>四葉dortさん
誠一の気持ちの中は今回ばっかりは見えませんからね。
そこが今回のポイントでもあるのですが・・・☆
要人(かなめびと) | 2008年09月17日(水) 09:44 | URL | コメント編集

携帯だと執筆しにくい蒼響です
携帯で使っているのはmojieditというソフトですが、使いやすいですよ
ドコモしか使えない気がしましたが、よければ検索してみて……

締め切りは10月25日なので、間に合うかといえば、間に合いそうです
9月中に完成、15日には投稿かな
今年やらねば意味がないので頑張りますよ
完成をお楽しみに
蒼響黎夜 | 2008年09月17日(水) 19:14 | URL | コメント編集

私も携帯で執筆ですが専用のソフトがあるなんて!
ちょっとびっくりです。丁度良く私ドコモユーザーなんで試してみますね♪
締め切りに間に合うということなのでホッとしました。
ブログの方も更新と忙しいと思いますが、完成楽しみにしています!
頑張って下さい!!
要人(かなめびと) | 2008年09月18日(木) 05:53 | URL | コメント編集

最後の方の「叔母さんの叔母さん」で盛大に吹かせていただきました
有り難う苺ちゃん、有り難う要人様
真夜中なのに大声で笑った僕はどうするべきでしょうか


話は変わりますが

10000HITおめでとうございます
こう思うと僕が達成してから結構経ったなァ・・・
追い抜かされちゃいますかねぇ?

あはは、負けませんよっ!

更新、頑張って下さいね
これからもどうぞよろしゅー☆
楚良 紗英 | 2008年09月19日(金) 00:04 | URL | コメント編集

一万ヒット達成、おめでとうございます!!!
あっという間でとにかく凄いですww
小説が面白いのでこれも当然の結果ですね。
次は二万に向けて突き進んで下さい^^
応援ポチ~♪

今回は苺ちゃん(お邪魔虫)好感度アップですね~
私としてはうれしい限りですが誠一くんに作用するとヤバw
momokazura | 2008年09月19日(金) 00:25 | URL | コメント編集

10000hitおめでとうございます。
ってか早っ!早過ぎますっっ!!
みなさんと同じ意見ですが、内容が充実してるからでしょうね。
羨ましいww

10万ヒットもすぐな気がします。
これからも楽しませて頂きますね♪
雲男 | 2008年09月19日(金) 01:54 | URL | コメント編集

>>楚良 紗英さん
この「叔母さんの叔母さん」は私も書いていて訳分からなくなりました。
でも苺ちゃんっぽくて良いかな♪、と。

>>momokazuraさん
ありがとうございます♪
私個人、苺ちゃんが大好きなので悪い扱いだけは絶対に致しませんわ☆
今年中に2万ヒットいければいいな、と思います。

>>雲男さん
いやいや、同じ時期に初めて既に15万ヒットとかいってるブログもありますからね。
私などまだまだですよ。
もっと内容を充実させられるように頑張りたいと思います♪
要人(かなめびと) | 2008年09月19日(金) 06:07 | URL | コメント編集

おじいちゃんの名前がそのまんまで変な汗出ちゃいました~!
いや、私としてはめちゃうれしいですけど、
ケフィア的には林檎郎でいいのか!?と思った次第でした^^;
日本史の教科書にこんなふざけた名前が載るとはっ!
しかも誠一くんも素子ちゃんも大真面目だしww
平成時代の大不況のくだりで、
そう言えば近未来だったことを思い出しました。
他の家族もチラッと話に出てきたし、うれし過ぎですよっww
要人さん、ありがとうございますww応援ポチ♪
momokazura | 2008年09月22日(月) 21:53 | URL | コメント編集

>>momokazuraさん
使いやすい設定だったのでそのまま使わせてもらいました~♪
登場人物たちが真面目だとすんなり「そうだよな、林檎郎だよな」となるから文章って不思議です><
応援ありがとうございます☆
要人(かなめびと) | 2008年09月22日(月) 23:16 | URL | コメント編集

ちょっと遅ればせながら、小説読ませて頂きましたw
新章面白いですね~~~ww いろんな人間関係
がだんだんと明るみに出てきて、さて・・これから
どーなるのだろうか^^ って期待ですwwww
苺ちゃん、家族ぐるみで、がっつりとストーリーに
溶け込んで来てますねwww
紅 徹司 | 2008年09月23日(火) 17:32 | URL | コメント編集

>>紅 徹司さん
どうもお久しぶりですwwwwwwww
小説読んで頂きましてありがとうございます♪
苺ちゃんや桑原さんなどの登場人物が増えてきたので
だいぶストーリーに重さが出てきました。
名前すらなかった誠一と素子しかいなかった昔が懐かしいくらいです。
これからも宜しくお願いしますね♪
要人(かなめびと) | 2008年09月24日(水) 05:33 | URL | コメント編集

風子熱いぜ風子
まさかのフェイトに勝利ですか……驚きっす

そういえば紹介したアプリって使えました? SDカードが必要なの言っていなくて焦ってました^^;
蒼響黎夜 | 2008年09月24日(水) 18:41 | URL | コメント編集

美女二人ww
心の中とはいえそんな素子ちゃんに一票!
応援ポチ♪
momokazura | 2008年09月25日(木) 01:46 | URL | コメント編集

>>蒼響黎夜さん
予想屋はほぼ全員外していたよ。風子を侮らないで頂きたい!!
アプリの使えましたよ♪アレってそのままPCに落とせるんですよね?

>>momokazuraさん
一応素子は自分は美人だという認識はあるようです。
オシャレに目覚めて自信が付いたって所ですかね♪
要人(かなめびと) | 2008年09月25日(木) 05:57 | URL | コメント編集

苺ちゃん…困りましたね(汗)
素子ちゃんはどこまで平常心を保てるのか…この先が心配です。
いつもながら、文章読んでて面白いです!
夢 | 2008年09月25日(木) 09:36 | URL | コメント編集

あらら、誠一くんモテモテ♪
浮気はダメよ♥
みい | 2008年09月25日(木) 12:01 | URL | コメント編集

>>夢さん
素子の平常心は最早ガクガク状態です><
今日も一人カラオケ4時間熱唱でした♪

>>みいさん
誠実が売りの誠一ですから。

ですが・・・!?
要人(かなめびと) | 2008年09月25日(木) 18:07 | URL | コメント編集

私も美女として自覚のある素子ちゃんにビックリしましたww

あ、今更なんですがうちの絵を張って頂いてありがとうございます!
そういえば、あの絵を描く時に
昔の文章をちょっと読み直したんですが、
初めの章からすでに苺ちゃんの伏線が貼ってたんですね!
(誠一くんが勉強を教えてた片思いの女の子のことです。)
その時点で苺ちゃんとして書いてたのかは分からないですが。
雲男 | 2008年09月26日(金) 02:47 | URL | コメント編集

>>雲男さん
素敵な絵を頂戴してありがとうございます!
また一から読み直してもらったなんて嬉しい限りです♪
実はあの伏線、そのまま第一部で使う予定だったんです。(苺ちゃんではなかったんですが)
誠一が徐々に素子と仲良くなって素子も心を開きかけたところで
昔の片思いの彼女が登場する・・・みたいな感じで伏線を張ったんだと思います。
でもいつしかすっかり忘れてしまっていて、苺ちゃんをmomoさんとこで見た時に
「この娘や!」と、ひらめいたとかひらめかなかったとか><
要人(かなめびと) | 2008年09月26日(金) 06:33 | URL | コメント編集

素子ちゃん大変!!
苺ちゃんは素子ちゃんと誠一君の事を知らないの? 苺ちゃんの見えてこない面を見てみたいですねぇ…

一人カラオケ4時間ですか!? この前よりも記録更新じゃないですか! 機会があったら一曲披露してもらいたいものです(笑)
私は帰宅後PCに悪戦苦闘中ですよ(涙)
夢 | 2008年09月26日(金) 09:43 | URL | コメント編集

>>夢さん
苺ちゃんは天然ですから。それしか今は言えませんねぇ。

一人カラオケ、終わった後チェックしたら48曲歌ってました♪
人前で歌うなんてとんでもない!!
要人(かなめびと) | 2008年09月27日(土) 05:59 | URL | コメント編集

ちょ、おま…
これは益々以て素子バッドエンド…

しかしそれを期待もしたりして…
うはwwwドSktkrww
八頭身派 | 2008年10月21日(火) 23:21 | URL | コメント編集

>>八頭身派さん
うはwwwwお久しぶりですwwwwwww
ここから素子の鬱展開入りますwwww
wktkよろwwwwwww
要人(かなめびと) | 2008年10月22日(水) 05:44 | URL | コメント編集

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