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2008'09.02 (Tue)

「ヨーグルト…ケフィア…。最早どうでもいいのです。」 第六章


【More・・・】

あれは私が小学生時代、ちょうど三年生に進学した時だった。
出席番号順の座席を指示されていたので意図せず私の前にいたのが彼女、野原苺だった。
すでにその頃から学校というシステムに愛想を尽かしていた私は
授業だけではなく同級生にも関心がなかった。
ただ毎日、お父様の部屋から持ち出した科学書に読みふけっていた。
当然クラスメート達も私になぞとんと関心がなく話し掛けもせずに適度な距離を置いた。
それが却って私には都合良く居心地が良かったのだが。
クラスメート達だけではなく教師にさえ相手をされるわけでも咎められるわけでもない
空虚な学校生活を謳歌するつもりでいたが、そんな私に話し掛けてきたのが彼女だった。
進級して数週間経った頃、休み時間も読書に専念していた
私の頭上に突然声が降りかかってきた。

「ねぇ。何の本を読んでるの?」

はじめ、自分に声を掛けられているとは思わず無視をしていたが、
今度は「原さぁん、ねぇ?」と名指しをされたので私は少し戸惑いながらも顔を上げた。
そこには屈託のない笑顔を浮かべた彼女がいた。
私と目が合うと何故か恥ずかしげに視線を反らしたが、
遠慮がちに上目遣いでまた「何の本を読んでいるの?」と尋ねてきた。
その時、私は正直声を掛けてきた彼女を疎ましく感じた。
何の本を読んでいようがそれは彼女に全く関係がない事だったし、
それを知り得たところで彼女にメリットなど一片も生じる可能性はない。
ただの興味本位で声をかけてきたのならばそれこそ私にとって
迷惑以外の何ものではなく、無用な時間を費やすだけだ。
なので私は本の題名だけを口早に告げるとまた頭を垂れ読書の体勢に戻った。
しかしそれで終わったかと思いきや、彼女は
「なんか難しそうだねぇ。どんな内容なのぉ?」とまた質問を返してきた。
彼女の追究を予想していなかった私は半ば呆れながらも
眉間にシワを寄せもう一度顔を上げたが、その時に私はあることに気付いた。
彼女はわざわざ椅子をこちら向きにして着座していたのである。
つまり彼女は始めから私と対話する意志があって声を掛けたのだった。
私はしばらく彼女の一見間抜けな笑顔を眺め、ゆっくりと本の内容を説明した。
私の解説に耳を傾け首を上下に振りながら頷き
「実在論ってなぁに?」とか「なんで波の性質だって分かるの?」など
途中に質問を挟んでくる。
その彼女の真剣な眼差しで話を聞く姿が可笑しくて、私もつい熱を込めて講義をする。
気付けば休み時間一つ使って、私は彼女に量子力学を説明していた。
私が熱弁を振るう姿がよっぽど珍しかったのか、いつの間にか
教室内のクラスメート達の視線が私達に集中していた。
そして理解したのかしていないのか定かではないが、
私の話を聞いた彼女は太陽のような笑顔を浮かべ

「原さん、ありがとぉ!いちごはすんごく面白かったよぉ!またお話しようね!」

と言い私の手を取り握手をした。
彼女の手から伝わる温かみが何故だか心くすぐったくて、私はつい視線を逸らしてしまった。
それが野原苺との出会いだった。


それからというもの、彼女は何かにつけて後ろの席にいる私に話し掛けてくるようになった。
ぶっきらぼうにしか返答が出来ない私に構わず、彼女は色々な話を愉しげにしていた。
周りから見ればあまりにも私が反応をしないため
彼女が独り言をしているように映ったのかもしれない。
それでも彼女は気にする事なく、昨日の夕飯で食べたハンバーグが美味しかった事や
大好きなぬいぐるみの話など身振り手振りを加えて舌っ足らずな口調で私に伝えてくれた。

そんな風に彼女と触れ合っているうちに私はある事に気付いた。
彼女は私以外の誰かと談笑を交わす事がなかった。
というよりも、私以外の誰かと一緒にいる姿を見た事がない。
それもそうだ。私と話している時は活発な印象がある彼女だが、
授業中やクラス行事の際の彼女は実に内気で消極的な女生徒だった。
決して自ら発言をする事はなく何かに怯えるようにいつも俯いていた。
教科書の朗読も声が小さすぎて聞き取れないし、
体育の授業では他の生徒より常に周回遅れなので
彼女が原因で授業が滞る事も少なくなかった。
ちなみに私も端っから授業放棄をしていた立場だったので
他人の事をとやかく言えるわけではないが。

ただ彼女の場合はその事が原因なのか同性のクラスメートからは輪の中に入れてもらえず
異性からはからかいや悪戯の対象になっていて、
私とは違う意味でクラス内で孤立状態を強いられていた。
なのでその事に気付いた時に何故彼女が私に近付いてこようとしたのかも合点が入った。
おそらく彼女は私を同族と見なしたのだろう。
共にクラスの輪から外された者同士、寄り添い共存したいと願ったのか。
事実クラスメート達は私達をそういう目で傍観していた。
しかし私は彼女に対してもクラスメートに対しても全く感慨を抱く事はなかった。
私は立場上義務教育の一環として登校をしているだけで
この場で何かを学ぼうという意志は微塵も無かった。
クラスメートとの過度な交流にも興味がなかったし、
休み時間の度に話し掛けてくる彼女を疎ましくさえ思った事もある。
なので、クラス内で彼女が無視をされようが男子生徒に嫌がらせを受けてようが、
それは私の範疇が及ばない事だったし気に留める必要性など皆無だと決めつけていた。

しかしそんなある日。
いつもの休み時間、私は机の上に30cm四方はある分厚い本に目を落としていると
(休み時間に限らず授業中も読んでいたのだが)、頭上に人の気配を感じた。
また彼女かと最早条件反射のように顔を上げると、
そこにいたのは愛らしい笑顔を浮かべた彼女ではなく一人の男子生徒だった。
彼女以外のクラスメートから接触されるのに不慣れな私は、
何故この男子が私の眼前にいて尚且つ嘲笑を浮かべ
私を見下しているのか分からず、首を傾げた。
するとその男子は顔をニヤつかせながら

「おい!お前!いっつも何の本読んでんだよ!!」

と怒鳴った。


最近は随分と私が愛読している本について質問を受けるものだと思いながらも、
私はその男子生徒の顔を凝視しているうちに
彼がよく野原苺に危害を加えていた生徒の中の一人だという事を思い出した。
彼女にではなく何用で私に声を掛けたのかさっぱり理解出来なかった。
周りのクラスメート達は知らん振りを決め込む者に
彼と同じ様にニヤニヤ笑ったいる者とそれぞれ異なった反応でこちらを眺めていた。

私はもう一度、首を傾げる。
最近このクラスでは物理学について学ぶ事が流行っているのだろうか?
それはそれで非常に好ましい事だが、この男子生徒にも彼女のように
1から内容を事細かに説明するべきか否か迷っていると、
彼はもう一度大きな声で「何読んでんだよ!」と言うと
強引に私の手元にあった本を奪い取った。

私はその行動に唖然としつつも胸の奥で怒りがむくりと顔を上げた。
奪い取るほどその本に興味があるのならば私の解説を聞くのか独学で理解したいのか、
どっちかにしてはどうか?
しかも断りも無しに他人が読んでいる本を取り上げるとは失礼にもほどがある。
私は一度深呼吸をしてゆっくり立ち上がると、
机の脇にぶら下げてある通学鞄からもう一冊分厚い本を取り出した。
私が常時本を二冊所持しているのには訳がある。
一冊は読書用。もう一冊は護身用である。
進学する際にお父様から教わったのだが、
本という物は人を殴打したり防御をしたりするのに丁度良い形状をしているらしい。
私は両手で本を握り締め、制裁すべき対象を睨み付ける。
それまで卑屈な笑みを浮かべていた彼が途端に表情を曇らせ一歩後ろにたじろいだ。
しかし私も距離を詰めるため一歩前に踏み出す。
教室内のクラスメートも急に重く変わった雰囲気を感じ取り、
誰もが固唾を飲んで私達を見守った。
張り詰めた空気の中、私が両手で本を振り上げたその時、
「だめーー!!」という金切り声が教室内に響き渡った。

私と男子生徒を含めたクラスメート全員が飛び上がってしまうほど度肝を抜かれて目を見開き、
反射的に声のした方へ目を向けた。
そこにいたのは、顔面蒼白にして万能ホウキを抱くように握り締める野原苺の姿があった。
全員の視線が一気に自分へ集中したので、
彼女は小さく「ひっ」と慄いたが口の中にある唾液を音を立てて嚥下すると、
もう一度「だめなんだからぁ!!」と叫んだ。
普段は風がそよぐ程度の声でしか話す事のない彼女の振り絞るような咆哮に
クラスメート達は呆気にとられてただただ硬直するだけだった。

私も彼女の剣幕に圧倒され、何が起ころうとしているのか分からず茫然と立ち尽くした。
彼女はなおも血の気を失った顔をこちらを向いて
「だめなんだから!!だめなんだからぁ!!」と叫び続ける。
そして手に持った万能ホウキを私のいる方向にかざすと
「素子ちゃんはだめなんだからぁ!!」と一層力強く声を張り上げた。
こちらに向けられたホウキの先端は焦点が定まらずガクガクと震えている。
それと同じ様に彼女の両足も、立っていられるのがやっとという程に震えていた。
次第に自我を取り戻し始めたクラスメート達は、
視線を彼女と私達へ交互に向け何やら囁き合っている。
私も彼女が構えたホウキの矛先がどうやら私ではなく、
その後ろにいる男子生徒に向けられている事に気付き、
彼女の突然の行動を徐々に理解し始めた。

もしかして彼女は私を助けようとしているのか?
なおも声を張り上げながら「だめなんだからぁ!!絶対だめなんだからぁ!!」と
震えながら叫ぶ彼女の姿は脆弱ながらも威嚇を止めない小動物のようだった。
普段は大人し過ぎる性格の彼女が突然の変貌、
その理由に他のクラスメート達も気付き始めたようだ。
私の本を抱えた男子生徒に非難の眼差しが集中する。
今にも泣き出しそうな彼女の罵倒とクラスメート達から送られる無言の抗議に、
遂に耐えきれなくなった彼は下を向いて何やらゴニョゴニョと呟くと
乱暴に持っていた本を私の机に叩きつけ足早に教室から去っていった。
その背中を彼の仲間たちが追い掛けていく。
入れ違いに騒ぎを聞きつけた担任教師がいかにも面倒くさそうな表情で
教室を見回しながら入ってきた。
机に叩きつけられた本の音があまりに大きかったため、
驚いた彼女は万能ホウキを手放し頭を抱えてしゃがみ込んでしまった。
そして緊張の糸が切れたのか、真っ青だった表情は次第に赤く染まり
彼女はそのままの体勢で泣き出してしまった。
泣きじゃくりながらもなお「素子ぢゃんば!だめなんだがらぁ!!」と
呪文のように叫び続ける彼女。
私は深呼吸をして手に持った本を机の上にある本に重ねる。
そして教室の地面にへたり込む彼女の側にしゃがみ込んだ。

「もう大丈夫です。心配はいりません。」

そう伝えると、まつげをグチャグチャに濡らし目を真っ赤に充血させた彼女が顔を上げた。
そして目の前に私がいることを認識して、
彼女は更に関を切ったように大声を張り上げ泣き出した。
隣のクラスにまでこの騒ぎが聞こえたのか、はたまた野次馬が口伝てで広めたのか、
いつの間にか私達の教室に面した廊下には人集りが出来て
他のクラスの教師まで事態の収拾に躍起になっていた。
彼女の泣き声と野次馬のざわめきと騒ぎを鎮静するため
怒鳴り散らす教師の声で騒然とする教室。
騒動の中心である私は、目の前にいる私を助けようとしてくれた彼女を
ただただ見つめるだけだった。

それからというもの、今まで彼女に対して数々の嫌がらせを繰り返してきた男子生徒達は、
二度と彼女に近付く事はなくなった。
そして騒動の直後に腰が抜けて立てなくなった彼女を
保健室まで付き添ってくれた数名の女子が、
それ以降も何かにつけて彼女と一緒にいるようになった。
友達も出来てすっかり明るくなった彼女は授業中も積極的に発言するようになり、
元来の器量良さもあってか一躍クラスの人気者になった。
だが、それだけだった。

その後も彼女は変わらず休み時間になると私を相手に
一人で昨日見たテレビの事などを話していたが、
彼女の友達になった数名のクラスメートも話に加わるようになり、
それまで閑散としていた私達の周りにはいつの間にか賑わいが生まれていた。
しかし私は彼女達と交流を深める事もなく読書に専念した。
気を遣って話し掛けくる女子にはとにかく無視を決め込んだ。
初めのうちは無視をされても気遣う素振りを見せていた彼女達も
私にその気がない事が分かってきたのか、
いつしか野原苺を引き連れ別の場所で歓談を楽しむようになった。

私はまた以前のように孤立してしまったが、それで良かった。
クラスメートと交わる事に何一つ楽しみなど見いだせなかったし、
当時はお父様の部屋にある科学書を読み漁り知識を詰め込む作業に没頭していた。
家に帰ればお父様を相手に様々な事について議論を交わすのが愉しかった。
そんな事にしか興味がなかったので学校生活での交流は
私にとってどうでも良い事でしかなかった。

彼女にしてもそうだ。
興味があって私から話し掛けた時は一度もなく、いつも彼女が勝手に喋っていただけ。
正直煩わしいとさえ思っていた。疎ましかった。
だが、あの時。
あの男子生徒に本を取られた時。
顔面蒼白になりながらも私を庇おうとした彼女を見て、
私はその時初めてこれまでの自分の態度を省みた。
あの場で彼女の乱入がなくても私は自力で問題を解決出来る自信はあった。
降りかかる火の粉は己で払いのけるつもりだったし
他人に助力を乞うのは恥とさえ思っていた。
でも私のために必死になってくれた彼女を見て、私は少し嬉しかった。
その時に一瞬だが、彼女と私の間にある見えない繋がりを感じた。
当時の私にはそれが何だか理解出来なかったが、
たぶんその繋がりこそが『友情』というものなのだろう。

しかし、まだ幼かった私はその日抱いた感情を追及するほど精神的に成育しておらず、
いつしか毎日莫大に蓄積されゆく記憶に押し潰され、その事は忘れていった。

それからも彼女は何かにつけては無口で手応えのない私を相手に一人で喋っていたし、
一度だけ自宅までついて来た事もある。
しかし小学五年生に進級する時にクラスが別れてからは更に交流が薄くなり、
中学に進学する時には学区外で別々の中学校になったので、
それ以降一切の交流は途絶えた。



パイプ椅子に座った桑原氏を未だに懲りずポカポカと叩き続ける野原苺。
その光景だけ見ていると大変微笑ましいのだが、
桑原氏の一切感情籠もってない乾いた笑い声のせいでかなり異様に映る。

私は改めて彼女を見つめた。
約七年ぶりの再会だというのに、そんな刻を感じさせないほど
彼女は当時の面影そのままだった。
人懐っこそうな笑顔に利発そうな眉毛。
おっとりとした舌っ足らずな話し方にこじんまりとした動作。
彼女がそこにいるだけで周りの空気を穏やかにして自然と人を惹きつけてしまう、
そんな不思議なオーラをいつも放っていた。

背丈だけが大きくなった、そんな彼女をみつめ感慨に耽っていると、
ふと隣にいる彼が気に掛かった。
確か私だけではなく彼も野原苺の知り合いだと桑原氏が言っていたし、
先程の彼の態度から察するに私同様、偶然の再会という程度の親交なようだ。
私は彼に野原苺との関係を尋ねようと顔を上げ、彼の表情を見た瞬間に
思わず反射的に顔を背けてしまった。
私は自分の胸に手を当てると心臓が徐々に鼓動を速めていくのが感じられた。
そして何故なのか分からないが、たった今目にしてしまった彼の顔を思い出す度、
その胸の動悸が痛みに変わっていく。

「そういえば野原さん。
 あなたはここに原さんと誠一さんに会うために来たのではなかったのですか?」

彼女をからかうのにもそろそろ飽きていたのか、
桑原氏は椅子に座ったまま振り向くと野原苺にそう尋ねる。
桑原氏の言葉に一瞬キョトンとした彼女は何かを思い出したかのように大きく目を見開くと、
急に部屋の中をグルグルと見回し始めた。
そしてここに来たときからすぐ側に居た我々にやっと気がつくと唇をわなわな震わせ、

「素子ちゃぁん!誠一くぅん!」

と甲高い声を発した。
思わず顔をしかめてしまいそうな程に鼓膜を突く声が広い研究室に響き渡ると同時に、
彼女は私と彼に駆け寄るとそのまま両腕で私達に抱きついた。
彼女のか細い腕の隙間から薫ってくる甘く愛くるしい香りに、
私の胸は更に収縮して痛みを覚えた。




「でも素子ちゃんと誠一君が知り合いだったなんて、イチゴびっくりだったよぉ。
 しかもこうして三人で同じ大学だなんて…。これはきっと運命なんだわぁ♪」

胸の前で手を組み、瞳をキラキラ輝かせた彼女はそう言うと
自分で納得いったように何度も頷いた。
向かい合わせに座る私は彼女の発言を補足しながら質問を投げかける。

「我々は高校三年間ずっと同じクラスだったのです。
 ところであなたと彼はどういったお知り合いで?」

「あのね、イチゴと誠一君はねぇ、中学校の時に同じクラスだったんだよぉ♪
 しかも三年間ずっと一緒だったのぉ♪ね?誠一くん♪」

「…あ。う、うん。」と彼は曖昧に答える。
中学時代の同級生だという事が判明し納得した私は隣に座る彼に目をやろうとして、止めた。
しばらく振りの再会で興奮状態にあった彼女をなんとかなだめ、
私達は近くの壁に立てかけられたパイプ椅子を取り出し腰を掛けている。
これでようやく落ち着いて会話が出来そうだ。

「この子の父親が私の古くからの知人でしてね、昔から彼女とは交流があるのです。」

「そうだよぉ♪イチゴはね、高校生になってから桑原さんに勉強を教わってたのぉ。
 おかげで東大にまで受かっちゃった♪ありがと♪桑原さん♪」

「え?じゃあさっきの入学式で新入生総代をしたのって、やっぱり野原さんだったんだ!?」

「そうだよぉ。イチゴだよぉ。いっぱいカミカミで恥ずかしかったぁ♪」

そう言うと自分の両頬に手を当て体を左右に振る彼女。
彼が感嘆の溜め息を吐くのを聞いて桑原氏が口を開く。

「見てくれは確かにアホっぽいですが、これでも彼女は大変優秀な頭脳の持ち主です。
 原さんに匹敵するくらい、いやそれ以上かもしれません。」

阿呆呼ばわりされたにも関わらず、彼女は自慢げに胸を反らす。
確かに外見や振る舞いからは想像し難いが、
皮肉屋だが嘘は決してつかない桑原氏が言うのならば事実なのだろう。


「でも中学生の時の野原さんは普通の成績だったと思いましたけど…。
 僕が勉強を教えていたくらいですし。」

「それは指導者の力量の差ですね。
 ダイヤの原石も磨き方次第では輝きを損なうだけですから。」

「でもねでもね桑原さん♪誠一君、すんごく優しかったんですよ♪
 イチゴが授業で分からないところがあると、
 放課後になっても絶対理解するまで教えてくれたのぉ!」

桑原氏がすかさず
「優しさは男の魅力にはなりません。それに教え方が下手くそなだけでしょう。」
と反論を入れる。
その一言を聞いた直後、彼が小さく舌打ちをしたのを聞いて、
早くも臨戦態勢に切り替わったのがわかったが、私は俯いたまま顔を上げなかった。

「私ね、ホントはもっと前から素子ちゃんと誠一君の事を知ってたんだよぉ?
 東大に入学する事も、二人が『ケフィア』の研究をしていることもぉ。」

それまで塞ぎ込んでいた私の頭脳が一気にスイッチが入った。
目を見開き顔を上げるとあどけない微笑みを浮かべている彼女と目が合った。
私はつい反射的に瞳を反らし、隣にいる桑原氏を咎める。

「いくら懇意の仲とはいえ彼女にまで『ケフィア』の事を話すのは
 些か越権行為ではありませんか?副会長?」

自分でも少し過ぎた口を利いていると言ってしまった直後に反省したが、
どうしたことか今の私は理性を上手く制御出来なかった。
しかし桑原氏は気にした素振りもなくいつもの偽りで出来た微笑みを浮かべ、

「いいえ。彼女は知るべき立場の人間なのです。」

と答えた。


「でもさ、野原さんも僕達の事を知ってたんなら会いに来てくれても良かったのに。」

彼の言葉に当の彼女は「えぇと…」と答えに窮しているのか口ごもった。
訝しむ私達に彼女に代わり桑原氏が回答をする。

「先にもお話しました私の旧友である野原さんの父親は、
 実はニッサンゼネラルモーターズのエンジン開発事業部の責任者なのです。
 そして現在彼女も開発チームの一員という役割を担っています。」

驚愕のあまりに声も出ない私達に彼女が桑原氏の後に続けて言った。

「だからね、桑原さんがクライアントへの接触は一切ダメって言うから
 今まで会いに行けなかったのぉ。ごめんなしゃい…。」

口をとがらせていかにも残念そうに俯く彼女。
その隣で桑原氏が弁解を求めるように付け加える。

「実のところ私もあなた方とこの子が知り合い同士だということは以前から承知でした。
 しかしその事をあなた方に伝えればニッサンゼネラルモーターズとの癒着と
 勘ぐられかねませんからね。わざと秘匿していた次第です。」

桑原氏は桑原氏なりの立場で配慮した事なのだろうが随分と念入りである。
それだけ彼自身も私心を挟んでしまいかねない程に彼女やその父親と昵懇の仲なのだろう。

「でも、だったら何で今になって野原さんを僕達に引き合わせようとしたのです?」

特に咎めるでもないごく当たり前な彼の質問に、珍しく桑原氏は幾分躊躇いがちに答えた。

「それは、…実はですね。彼女とある賭事をしていたのです。
 もしも彼女が東大に合格出来たら有無を言わさずあなた方に引き合わせる、と。」

「そしてそしてイチゴは見事に合格出来たのぉ~!」

満面の笑顔でピースサインを私達に向ける野原苺。
しかし私は桑原氏の言葉を聞いて納得するでなく呆れ果ててしまった。
お父様といい桑原氏といい、何故に科学者という人種はこういった類の賭事を好むのだろうか?
この自然界に溢れる万物の現象を観測し追及するのを生業とする科学者らしからぬ行為だが、
裏を返せばだからこそそういうものに答えを委ねたがるのかも知れない。

「しかし副会長にしては些か軽率過ぎる判断かと思います。
 彼女といくら昵懇の仲だとはいえ公私混同の極みと存じますが?」

言葉が口から出た後に、私はしまったと思った。
あまりに私らしくない言い方に隣の彼が驚いて息を飲んだ。
しかし私は俯いて彼の顔を見れなかった。
彼や桑原氏からの咎めを恐れた訳ではない。
先程から理性が上手くコントロール出来ず感情的な言動をしてしまう自分自身に
恐怖を覚えたからだ。
世界の名だたる組織に干渉を許された学会の最高権力者である副会長殿は、
私からの苦言に対して一瞬顔をしかめたが、すぐに颯爽とした笑顔で答えた。

「確かに原さんが言う事はごもっともで返す言葉もありません。
 しかし、どのみち同じ大学で学部もキャンパスも一緒では接触は避けられないでしょう。
 それに彼女はあなた方にとって有益な人物になるだろうという
 確信もあって引き合わせたのです。」

そう言うと桑原氏は彼女に目配せをする。
子供のように大きく頷いた彼女は私を見つめ滑舌が良くないおっとりとした口調で言った。

「あのね素子ちゃん♪私を助手にして欲しいのぉ♪」

思いがけない発言に私はどう反応すればいいのか分からず、
思わず両手でずれた眼鏡を掛け直した。
私に代わって彼が尋問をする。

「それはどういう事?僕等と一緒に『ケフィア』の研究をするって意味かな?」

彼の問い掛けに対して彼女は嬉しそうに意気揚々と答える。

「そうだよ♪あのね、イチゴは素子ちゃんや誠一君と違って科学者じゃなく技術屋さんだけど、
 その分ね、素子ちゃんや誠一君が出来ない事がいっぱい出来るんだよ、って
 桑原さんが言ってたぁ♪それに私ね、素子ちゃんと誠一君が作った
 『ケフィア』の論文を読んですっごく面白いって思ったし、もっと知りたいって思ったのぉ♪」

小学生の頃、母親から作ってもらったという犬のぬいぐるみの話を嬉々と話していた彼女。
まるで当時と同じように語る彼女に私は心中不信を抱いていた。
協力をしたいという意思は理解したがいかんせん簡単過ぎはしないか?
ただ「面白そう」という稚拙な理由で向き合えるほど単純な研究をしているのではない。
休み時間にままごと遊びをするのとは訳が違う。
それに彼女の父親がニッサンゼネラルモーターズの関係者という事は
オファーの件が必然的にそちら側へかなり有利になるだろう。
いくら決定権は我々の一存といえども不公平感は拭えない。
しかしそんな私の懸念はすっかりお見通しと言わんばかりの笑顔で桑原氏は言った。

「確かに私とこの子やその父親とはビジネスを超越した間柄であり、
 公私混同と思われても仕方がないでしょう。
 しかしこの私がそのような愚者と思われるのは遺憾ですね。
 それこそ無粋な勘ぐりというものだ。」

クールな表情はそのままに若干語気を強めた口調で桑原氏は続ける。


「それに先程も述べたように、当学会は契約者に対して
 より良い環境を提供するのが責務だと認識しております。
 この子があなた方の研究に貢献すると判断した私の考えは間違っていると思いますか?」

野原苺が頬を膨らませ「イチゴは道具じゃないもん」と憤った。
半ば、いやそれ以上に強制的な物言いだが
端っから桑原副会長に意見しようという事自体が有り得ない事だった。
これからは本格的に学会と協力体制で研究を推し進める事になる。
なので今後は今以上に学会サイドの要望という脅迫に応えていかなくてはならない。
今回の彼女が研究への参加は学会、いや副会長からの洗礼なのだ。
始めから我々に選択肢など無いことがわかっていながら、更に桑原氏は口元を歪めて言った。

「それともこの子が研究に参加をすると何か困る事があるんですか?原さん?」

その一言を聞いて私は羞恥と憤慨で自分の顔が紅潮するのを感じた。
私があまりにも予想通りの反応を示したのが愉快なのか、
桑原氏はパイプ椅子の背もたれに仰け反り白い歯を見せてご満悦な表情をしている。
何もかもをお見通しで私をからかったこの男に初めて怒りが湧いてきた。
それとここに来てから私の中に凝り固まっていた感情の正体と原因に気付かされ、
何も言い返す事が出来なくなった。
そんな風に、この気持ちに何と名前をつけて良いか判らず、
哀しみとも歯がゆさともつかない思いに打ちひしがれていると、
それまで口数少なく事の顛末を見守っていた彼が呟くように口を開いた。

「何と言うか、僕は別に反対ではないよ。
 えぇと、受験勉強で研究がだいぶ遅れちゃったのは事実だし、
 少しでも協力してくれる人が多い方が助かる。
 それに野原さんは僕達お互いの知り合いでもあるわけだし。信用は置けると思うけど。」

彼が事態を容認している旨を述べると、野原苺は途端に顔色を変え目をキラキラと輝かせた。
そしてそのまま私にも同意を求めるように視線を向ける。
他人に真っ直ぐ見つめられるのはあまり得意ではない。
しかしだからといって目を逸らすのは相手に無礼であるため、
真っ直ぐ見つめ返すのが私なりの礼儀だ。
そのはずなのに、屈託のない笑顔で私を見つめる彼女と向き合うのが辛かった。
胸を締め付ける痛みに耐えかねて私は逃げるように視線を外し、
「了承しました。」と簡素に答えた。
彼女は「やったぁー!!」という歓声と共に椅子から跳ね上がると、私達の手を握り

「素子ちゃん♪誠一くん♪また一緒だね!私、すっごく嬉しいのぉ!」

と満面の笑みを私と彼の交互に向けた。
そして握った手を離し、後ろに二、三歩下がると丁寧に頭を下げ、

「ふつつかなイチゴですが、これからどうぞ宜しくお願いしますねぇ♪」

と挨拶を述べ、また嬉しそうに笑顔を浮かべた。
私は無邪気に微笑む彼女を見て更に胸を締め付けられてしまった。
言い知れない不安が私の心の中を暗く侵食していく。
常ならば抑揚すべき理性が空を掴み、悪戯に駆け巡る感情が焦らすばかりだった。


帰りの電車の中、私は本を読み彼は何も言わず向かい側の車窓から見える景色を眺めている。
いつもと変わらない私達がいる風景だ。
そう、いつもと変わらない。
しかし景色を眺める彼の瞳には夕暮れに染まる街並みは映っていない。
私も書面にかかれた文字を目が追うだけで内容は全く頭の中に流れてこない。
か細い指だけが虚しくページを捲った。

「彼女とはクラスメートだったのですか?」

口数が極端に少ない私とそれを許容してくれる彼。
我々の周りの空間にはいつも当然のように沈黙が居住していた。
普段なら心地良さすら感じる静寂が、まるで私を責め立てているようで耐え切れなかった。

「彼女とはクラスメートだったのですか?」

私は同じ質問をもう一度繰り返した。
何故二度も言わなければならなかったのか、自分でも分からない。
それに先程研究室で聞いたばかりなので、もちろん答えは知っている。
しかし今の私は彼の口から答えを聞かざるを得なかった。

「…うん。中学校三年間ずっと一緒のクラスだったんだ…。」

三年間ずっと一緒…。
そんな何処にでもありふれた単語が私の胸に更に暗く染み渡っていく。
彼は考え事でもしているかのように、こちらを向こうともせずポツリポツリと呟いた。
お互いに会話が成り立っているはずなのにどこか通じ合ってない、不思議な感覚だ。
意味もなく喉の奥が激しく渇き、痛い。

「随分と仲が良ろしかった様子ですね?」

こんな事を詮索する必要など全くない。
知ったから何だというのだ?何が変わるというのだ?
分かっている。
しかし抑えきれない感情が焦る理性を凌駕する。
そう、私は焦燥感に駆られていた。

彼はまた力無く「…うん。」と答えただけだった。
私は本を持つ手に力を込める。
両手が小刻みに震えていた。
抑制力が決壊しそうな感情を押し込めるように唇を噛み締める。
もうこれ以上、彼の口から話を聞きたくない。
だがそう思う反面、本心は彼の全てを聞き出したくて渇望している。

黙り込んだ私を一度横目で見た彼は、
私に聞こえないように押し殺した溜め息を静かに吐き出した。
そして空気に溶けて消え去りそうなほどに小さな声で呟いた。

「…初恋の人だったんだ。」

更新日9月14日


その一言を聞いた瞬間、全身の力がストンと抜けた。
力いっぱい本の表紙を握った両手も、噛み締めた唇も、強張った脚も、
全ての筋肉細胞が収縮を解いた。

わざわざ彼の口から聞き出さなくても、そんな事は分かっていたのだ。
入学式の後に見せた思い詰めたような複雑な表情。
彼女と再会した時に見せた驚きながらも喜びを隠しきれない表情。
全て分かっていたのだ。
でも、それでも私は確信を求めた。
彼が彼女に恋をしていた事実を、ではない。
彼と彼女の間に何もなかった、という身勝手な過去を。
分かっていたのに、理解していたのに、本心が事実を受け入れる事を拒絶していた。

以前から私が恐れていた幻想がある。
それは彼の目の前に私のような無愛想で可愛げのない女ではなく、
社交的で明るく魅力溢れる女性が現れた時に、
彼は私から離れてそちらの女性を選ぶのではないかと。
それが今、現実になろうとしていた。
野原苺は私のイメージが具体化したかのような愛らしい理想の女性に成長していた。
それこそ嫉妬を抱いてしまうほどに。
私だってこの一年、オシャレの研究を取り組んで外見的にだいぶ向上したと思っていた。
それなりに自信も持ち始めていた。
しかし、今日研究室で彼女を見た時に
小さく積み重ねてきた自信が音を立てて一気に崩れ去った。
一生懸命努力した私が明らかに見劣りするほどに彼女が輝いて見えた。
結局、彼女の魅力に当てられた私に残ったのは醜いコンプレックスと敗北感だけ。
自分がこれほどまでに惨めに感じたのは初めてだった。

私はいつの間にか彼から伝染した癖、小さな溜め息を吐き出し視線を車窓の外に移した。
いつしか街は夕暮れに染まりビルも広告塔も電光掲示板も同じオレンジ色に変わっていた。
私に詮索され過去を打ち明けた彼も無言で車窓を眺めていた。
相手に言わせるだけ言わせて感想の一つもない、卑怯者の私を咎めもせずに。
こうして同じ景色を眺め、
いつもなら研究の事や夕飯の事などを口数少ない私に合わせて
一言ずつ頷き静かに色んな話をしてくれた彼。
そんな私達の日常がいつまでも続くと思っていた。

…ほんの昨日までは。
いや、実際は何も変わっていない。

車窓から見える街並みも、電車の進行方向も車両編成も、
まばらな通勤客も、誠実で心配性で几帳面な彼も。
ただ私一人が変わってしまったのだ。
否、正確に言えば堕ちてしまったのだ。
自らが生み出した心の暗闇に。
僅か数センチ手を伸ばせば、
そこにはいつも私を支え満たしてくれる彼の男らしく厚い手がある。
でも私はその手を握れなかった。

決して私を否定しない彼の優しさが、今は一番恐かった。
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06:43  |  「ヨーグルト…。…いいえ、ケフィアです!」  |  CM(25)  |  EDIT   このページの上へ

Comment

夢のコラボにwktkが止まりませんww
小学校のクラスメイトにこういう組み合わせの女の子がいたら、
積極的に関わりたいですね。
高校くらいになるとさすがに厳しい気もしますがww
雲男 | 2008年09月04日(木) 01:54 | URL | コメント編集

意外な展開にちょっとびっくりですww
何の悩みもなさそうな子だとばかり思ってました^^;
苺ちゃんにもいろいろとあるんですね。
素子ちゃんにとってはいい迷惑かもしれませんが、
出来るだけかまってやって下さい^^

それと、また記事内で自慢させて下さいww
問題があるようならお手数ですが、ご連絡下さい。

面白くなってきました!続きが楽しみですw応援ポチ♪
momokazura | 2008年09月04日(木) 03:17 | URL | コメント編集

>>雲男さん
コラボさせてもらいましたwwwwwww
私も苺ちゃんのような女友達が欲しかったですwww

>>momokazuraさん
物語の設定上、ちょっと辛い役回りをしてもらいました。申し訳ない><
自慢でしたらどうぞいくらでも!
苺ちゃんの生みの親なんですから遠慮なさらずに♪
要人(かなめびと) | 2008年09月04日(木) 06:32 | URL | コメント編集

本で殴打www
司 | 2008年09月04日(木) 12:07 | URL | コメント編集

護身用の本ってww
素子パパは本で身を守ってたんですか?
四葉dort | 2008年09月04日(木) 17:28 | URL | コメント編集

苺ちゃんが~~~~~wwwwwwwww
苺ちゃんがレギュラーって事で、今回時間もあった
ので僭越ながら読ませて頂きました^^
・・・・まず、文章すっごく上手いですね^^ すごいw
あと苺ちゃんが生きてるww 文章の中で生きてるw
絵だけでも十分生きてる感じで魅力的ですが、
文章にすると、より生きてる感が増します^^
楽しく読ませていただきましたww
ありがとうございますww つづきもぜひ^^
紅 徹司 | 2008年09月04日(木) 21:41 | URL | コメント編集

>>司さん
書いててFF3の学者を思い出しましたwwwwwww
実際に本で殴られるとめっちゃ痛いですwwww

>>四葉dortさん
学生の頃はモテモテだったのであらぬ弊害に見舞われるときも多かったのでしょう。
その時にいつも持ち歩いていた本がいつの間にか護身具に!!

>>紅 徹司さん
どうもです♪momokaruzaさんのところで度々お見かけしております。
読んで頂けて感謝感謝です♪
お褒めの言葉を頂き至極恐縮です!
苺ちゃんをきちんと生かせているか自分なりに不安なところが多かったので。
なんせ他人様のキャラを拝借していますのでね。
今後も宜しくお願いします♪
今度、そちらにもお邪魔致しますね!
要人(かなめびと) | 2008年09月05日(金) 06:31 | URL | コメント編集

誠一くんとの間にいったいどんな過去が!?
素子ちゃんの様子が気になりますね。

原さんがいっぱいwあはは、言われてみれば
確かにそうですね!原好き判明w応援ポチ♪
momokazura | 2008年09月07日(日) 23:53 | URL | コメント編集

誠一との関係は私の中で最高の伏線回収フラグなのです♪
本当に無意識で原が集中したんですよ!
昨日ちまちま書いていてやっと気付いたんですけどね。
この際だから誠一の苗字にも「原」を入れますか♪
何原が良いと思います?
要人(かなめびと) | 2008年09月08日(月) 00:12 | URL | コメント編集

●管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 | 2008年09月08日(月) 05:03 |  | コメント編集

↑はい!正解!!
要人(かなめびと) | 2008年09月08日(月) 06:00 | URL | コメント編集

本編登場前の空白期間ですね…素子ちゃん視点が効いてますww
誠一くんの苗字ですか~!原点に戻って原子さんとか笑
てのは冗談ですwこんな重大事項、簡単には出てきません。
私なぞにはハードルが高すぎるかと^^;

拙宅の方ではちょっとした設定追加をしました。
ケフィアワールドの苺ちゃんは気になさらずに、
このまま突き進んで下さいねww応援ポチ♪
momokazura | 2008年09月09日(火) 03:18 | URL | コメント編集

>>momokazuraさん
今回、わざわざ素子視点にしたのはこういう風に誠一の見えない部分を隠したかったからです。
まぁ、誠一の苗字は特に今後も重要性がないので無しでいきますか♪
苺ちゃんの設定が変更ですか?是非見に行かねば1

応援ありがとうございます♪
要人(かなめびと) | 2008年09月09日(火) 08:32 | URL | コメント編集

私も本で殴られたいwww
苺ちゃん、これは完全にレギュラー化ですね。
苺ちゃんのセリフを見るたびに目がチカチカしますww
文章で勢いを出せるのはすごいですね!
苺ちゃんが加わると、難解な話は減りそうで、
安心出来るような、ちょっと淋しいようなw
雲男 | 2008年09月09日(火) 12:35 | URL | コメント編集

>>雲男さん
ぶっちゃけ苺ちゃんはレギュラーです♪
ですが、安心出来るかどうかは保障しかねません。
わざわざ素子視点で書いているのは彼女の参戦があってこそ、ですから。
要人(かなめびと) | 2008年09月09日(火) 20:46 | URL | コメント編集

ちょっとちょっと~~~楽しいですよ~~ww
苺ちゃんとの過去といい、今回の出会いと展開w
苺ちゃんってあのキャラでこの頭脳、侮りがたし^^
好きだな~~ww 苺ちゃんのキャラ。絵と平行して
読んでると、想像力が沸きます^^
紅 徹司 | 2008年09月09日(火) 23:01 | URL | コメント編集

>>紅 徹司さん
紅さんは以前から苺ちゃんの記事が出ると私より先にコメントしてたのを覚えてます(粘着質)
momokazuraさんのところで苺ちゃんはきっちり絵になってますからね♪
場面の想像がし易いと思います☆

要人(かなめびと) | 2008年09月09日(火) 23:21 | URL | コメント編集

『ごめんなしゃい』にぐっときました笑
彼女の性格を見事につかんでる要人さんがスゴイですww
てか、一番つかめてないのは私ですね^^;
邪魔者感漂ってきましたがそれもまた面白いですw応援ポチ♪
momokazura | 2008年09月12日(金) 02:30 | URL | コメント編集

>>momokaruzaさん
いやいや、それでも苺ちゃんの特徴を掴むのに一苦労ですよ。
テンションが高いキャラを書くのって難しいですね。
あんまり高くしすぎても周りから浮いちゃうっていいますか、何といいますか。

応援ありがとうございます♪
要人(かなめびと) | 2008年09月12日(金) 06:31 | URL | コメント編集

こ~ゆ~流れで来たんですか!?(驚)
苺ちゃんは凄く元気な女の子なんですね。 あんまり元気過ぎて毎日隣に居たら疲れそうな…素子ちゃん、大丈夫でしょうか…ね?
誠一君が心変わりしないように願ってます。
夢 | 2008年09月13日(土) 12:59 | URL | コメント編集

>>夢さん
これこそが今回の最重要項目です!!
第一部の最初の意味不明な伏線回収とドキドキ三角関係を一気にまとめてみました♪
伏線って色々張っとくべきだな、と改めて実感してます。
要人(かなめびと) | 2008年09月13日(土) 22:21 | URL | コメント編集

会話に♪使うのって、どうなんでしょう……☆も時々見かけますよね
安易な表現に悩む蒼響です

今新人賞向けに執筆してますが、締め切り近い!やばい!
完成したら感想もらいたいです……
蒼響黎夜 | 2008年09月14日(日) 22:41 | URL | コメント編集

●護身用の本

中に鉛とか仕込んでおいたら武器になるかもしれないですね(^.^)

1人の女性をこういう形で洞察するってすごいと思います(^.^)
久しぶりにコメントさせていただきました(^.^)
ゆうきん | 2008年09月15日(月) 00:57 | URL | コメント編集

素子ちゃんの心理描写がすっごくリアルですww
こんな時こそ誠一くんにはしっかり彼女を支えてほしいですけどね^^;
応援ポチ♪
momokazura | 2008年09月15日(月) 03:20 | URL | コメント編集

>>蒼響黎夜さん
そうですね、私は結構コメントで♪や☆もしくはwwwwwを多用します。
まぁ、変なおっさんがカワイ子ぶっているだけなので気にしないで下さい♪
しかし小説ではあまり使わない方が懸命でしょう。
ネット上の小説ということで私はあえて使用していますが、コレが何かの大賞に応募するというならば
絶対にしませんね。マジで☆

執筆そろそろ締め切りが迫って参りましたか!!
是非完成したら読ませて下さいね!!
でも未完の状態でとりあえず出展するくらいなら来年に回した方が良いらしいですよ。
一度出展した作品は直して出しても絶対に審査が通らないらしいので。
それに作品は一度じっくり寝かせてから添削するのがもっとも効果的らしいですよ♪

私も来年にでも何か出展してみようかしら~♪


>>ゆうきんさん
鉛なんて仕込ませたらすでに殺人道具ですよ!!
お褒め頂きありがとうございます♪
しかし描写が一辺倒過ぎるのでまだまだ未熟さが悔やまれます><
頑張らねば!!

>>momokazuraさん
しっかり支えて欲しいところではありますが、誠一は誠一ですからね~。
ダメ男ですからね~。
応援ありがとうございます♪
要人(かなめびと) | 2008年09月15日(月) 15:57 | URL | コメント編集

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