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2008'04.17 (Thu)

「…ヨーグルトじゃない!…ケフィアだ!」 第六章


【More・・・】

「ただいま。」

玄関の扉を開けると、我が家独特の燻臭い匂いが鼻をつく。
嗅ぐ人が嗅げば頭が痛くなるような匂いだろうが、
幸いに僕は気にしたことがないので母は心置きなくヘビースモーカーでいられるらしい。
居間からはテレビでも見ているのだろう、母の大きい笑い声が聞こえた。
僕はいつもと変わらない母の様子に、小さな溜め息をつく。
別に不満を含んでついた溜め息ではない。
むしろ逆で、元気なのがわかり安堵の溜め息である。
何故ならここ最近、母はずっと夜勤続きだったので一週間程、顔を合わせていない。
歳も歳だしだいぶ疲労が溜まっているのではないかと心配していたが、
笑い声の張りを聞くところ僕の懸念は杞憂だったことがわかり、
ホッとして居間に入っていった。

「おかえり~。母さん今日は寝タバコしてないからね~。」

ソファーに寝そべった姿勢のまま顔も上げず一週間ぶりの挨拶をする母。
きっといつも僕から挨拶替わりに小言を言われるので、今日は先手を打ったつもりだろうか。
僕はさっき玄関でついた同じ種類の溜め息を一つつき、

「ただいま。暖かくなったんだから、タバコを吸う時は窓開けろって言ったでしょ?」

と、別の切り口で反撃した。
僕のうるさい小言を受け、ようやく重い腰を上げ僕を振り返った顔は、
活発な少女のように歯を見せイタズラがバレた時のような笑顔だった。
もっともニカッと見せた歯はヤニで少し黄ばんでいたため、
とても麗しの少女とはかけ離れているが…。

「相変わらずジジイみたいに細かい男ねぇ~。そんなんじゃモテないわよ?」

「母さんの教育指導の賜物ですから。」

「はぁ~。教育方針間違えたかしら?」

「母さんの場合、教育方針っていうより教育放棄でしょ?」

僕の軽口が気に入ったのか、母はまた高らかな笑い声を上げ、
手を叩きながら「全然上手くないわ~」と、随分ご機嫌だった。
散々笑った後、ヒーヒー言いなら目尻の涙を拭き「夕飯は?」と聞く母に、
僕は「済ませてきた」と短く答えた。
ソファーの前にあるテーブルに目をやると、既に封が切られた缶ビールが二本、転がっていた。
どうりでご機嫌なはずだ。
いつもなら直ぐに自室に籠もる僕だが、今日はそうすることがちょっと気が引けて、
L字型のソファーの短い方に腰をかけた。
長い方は母がいつも占拠しているためタバコの焦げ跡が幾つかあり、
がいないときでもあまり座りたくない。
なので自然と短い方が僕の場所になっている。
珍しく居間にいる息子をチラッと眺め、母は

「あんたもビール飲む?」

と聞いてきた。

「飲むわけないじゃん。」

と即答すると、イタズラっ子のような顔の母は、

「じゃあ、私の分だけビール持ってきて♪」

と言いつけた。
さも当然そうに言った母に白い目を向けつつ、僕は無言で立ち上がり冷蔵庫の方に向かう。
満面の笑みを作り、母が小さくガッツポーズをしたのが視界の端で捕らえられた。
普段ならあまり飲み過ぎると僕から怒られるが、今日は飲みたい気分なのだろう。
どうにか息子から嫌みを言われずビールを手に入れる為、
母が働かせた悪知恵がコレなのである。
自然な流れで言ったつもりだろうが、母の腹の底なんてバレバレだ。
でも明日も完全に休みだとも聞いていたし、今日だけは母の策にはまってあげることにした。
不摂生は承知の上だが、たまには母思いの良い息子を演じてみたい。
それに、今の僕は機嫌が良い。
彼女の伯母さんが来て一緒に研究をし始めてから、
暗闇を迷走するような実験は一気に洞窟を抜けたように、スムーズに進んでいた。
それもこれも、彼女の伯母さんがある提案を持ち掛けたのがきっかけだった。




「ケフィア菌のデバイスの解明を後回しにするという事ですか?」

彼女の伯母さんがここに来てからちょうど二週間が経った。
その間、伯母さんはこの彼女の自宅兼研究所に寝泊まりをしてずっと研究の手伝いをしてくれた。
伯母さんがここに居てくれる事は、僕らにとってはかなりメリットがあることだ。
専門的な知識を持っているだけではなく、独自の視点から実験を行い、
彼女に進言を出来る人物が隣にいるということは、こんなにも心強いのかと改めて実感した。
彼女も伯母さんの意見に時には反発するものの、理屈が通っていればすぐさま同意し、
研究の新たなステップに取り入れていく。
それに、一日中研究所にいてくれているおかげで、
僕らが学校に通っている間に長時間の観察を必要とする実験を遂行していてくれる。
おかげで学校がない週末を待たなくても良くなった。
彼女にだけではなく、些細なことだが僕にとっても嬉しいことがある。
伯母さんは毎晩、僕が作った夕飯を流暢なフランス語を交えて、
本当に美味しそうに食べてくれる。
何を喋っているのかは全然わからないが、
やっぱり作る立場としては褒められて嬉しくないわけがない。
無表情に何も言わず食事を口に運ぶ彼女に文句があるわけではないが、
食べてもらった反応があるのとないのでは、次に作る時の意気込みが違ってきても仕方がない。
日に日に豪華に、手の込んだ料理を作る僕に、
伯母さんの褒め言葉も日に日にエスカレートしていく。
彼女の反応は全く変わらないが…。
いつの間にか実験の手伝いより夕飯作りの時間の方が確実に長くなっていた。
自分が乗せられやすい性格だと気付き戒めながらも、
頭の中では既に翌日の献立に気を取られていた。
全てが順調に回っていることを実感していた矢先に、伯母さんが提案してきたのがソレだった。

「そ。あなたも気付いているでしょうけど、
 ケフィア菌のデバイスを解明するには更に時間がかかりそうよ。
 でも我々にはあまり時間がないわ。そうでしょ?」

そう言い、伯母さんは僕に同意を求めてきた。
いつもならここでウィンクの一つでも飛ばしてきそうだが、
瞬くはずの瞳は強い意志を携え静かに光っている。
伯母さんが真面目な話をしている証拠だ。

「うーん、確かに今は研究が軌道に乗り始めたとは思いますけど、
 実際に完璧に解明する目処は立っていないですよね。
 このままのんびり実験を重ねている間にも僕らを取り巻く事態は悪化するだけでしょう。」

僕もゆっくり言葉を選びつつ、伯母さんの意見に同調した。
伯母さんは優等生然な解答をした僕に満足したように頷くと、
彼女に「あなたは?」と、意見を求めた。

「彼に同意します。しかし今後の見通しを聞かない限りは納得出来かねます。」

彼女の同意も得ると、伯母さんは更に目の光を濃くして彼女から示唆された内容を説明し始めた。

「前にあなた方にも説明したように、学会が開催する論文の発表会は年に四回。
 今年の発表会まであと二ヶ月。それを逃すと半年先になっちゃう。
 そうなっちゃったら残念ながら我々はタイムオーバーよ。
 優秀なワンちゃん達から暗い地下牢へ連れて行かれちゃうわ。」

タイムオーバーという言葉を聞くと、えりあし辺りが焦燥感でちりちりする。
僕らが黙っていると、伯母さんは話を続けた。

「だから学会に発表する論文の内容をケフィア菌を用いた際に
 得られる効果とこれまでの実験結果、これに的を絞っていこうと思うの。
 そして発表した研究の半分の権利を、学会に身柄を保護してもらう担保代わりにする。
 デバイスの解明はどこかの企業なり大学なりに拾ってもらってからでいいわ。
 今あるだけの実験結果でも是非協力させてほしいって誘いがあるはず。
 そうよね?ボーイ?」

急に話を振られて、僕はあの事か、と納得した。
彼女は小さく首を傾げながら僕を見る。

「ボーイ。前に見せてもらったあの資料、もう一度改めさせてもらっていいかしら?」

僕は無言で頷くと、冷蔵庫脇にある棚に入った分厚い綴りを二冊取り出し、
なおも不思議そうな顔をしている彼女に渡した。

「その綴りはね、ケフィア菌のデバイス解明のため行った
 全ての実験の結果をボーイがまとめたものよ。」



以前、僕が夕飯を作っていたときに伯母さんが暇だから手伝うと言い出した事があった。
それじゃあ、ということで冷蔵庫から材料を出してもらうようお願いした時に、
たまたま伯母さんが見つけたのである。
これは何か?と聞かれたので答えると、伯母さんは何気なくページを捲っていたが、
しまいには食い入るように読んでいた。
僕はそんな様子を不思議そうに眺めていたが、全てを読み終えた伯母さんが
「これは大事に持っていて」と、真剣な表情で言った。
僕から渡された綴りのページを捲る彼女も、その時の伯母さんと同じ表情をしていた。



「このボーイがまとめてくれていた実験結果の資料。
 これをそのまま学会に発表してもおかしくないくらいだわ。これもあなたの指示なの?」

「いいえ。私は実験結果を綴って頂く事しかお願いをしておりません。」

顔を上げずに答える彼女。
僕としては、数百回と行った『ケフィア』の実験をただ分かり易いようにまとめただけなのだったが。
ここまで評価をされる方が逆に戸惑ってしまう。

「…本当に一緒にパリへ連れて行きたくなってきたわ。
 で、学会に権利の半分を委ねるのに懸念があるとは思うけど、
 実際に大学や企業に囲われて研究をしている教授や科学者なんてほとんどそうやってる。
 むしろ権利の半分を学会に預けるのが一流のステータスだと思っている奴らもいるくらいよ。
 あの学会は謎な部分は多すぎるけど、契約をした分はきちっと守ってくれるわ。
 その点は信頼出来る。
 さぁ、どうする?
 いつ捕縛されるかわからずビクビクしながら研究を続けるか、
 学会に研究を半分売って大手振って巷を歩く権利を得るか、二つに一つよ?」

確かに伯母さんの言う通りかもしれない。
特に何も知識がない僕だけではなく彼女だって研究以外の事はてんで専門外だろう。
ここは伯母さんの意見に従うのが一番良策のようだ。
彼女の方を見ると、いつの間にか綴りを閉じ顔を上げていた。
そしておもむろに僕に視線を移し、ゆっくり一度だけ頷いた。
僕も彼女に頷き返した。

「僕達もあなたの意見に賛成です。
 2ヶ月後の論文発表会の手続きをお願いします!」

伯母さんは僕のその言葉を待っていたかのように、
満面の笑みを作ると勢い良く立ち上がり、僕と彼女に抱きついた。

「もちろんね!これからもみんなで頑張っていきましょう!」

伯母さんは僕らを大きな両腕で抱き締めたまま左右に振り回す。
彼女は非常に迷惑そうな声で「離して下さい。」とだけ呟いた。
僕は彼女と頬が触れ合うほど密着していたので、顔を真っ赤にして口をパクパクするしかなかった。


それがちょうど1ヶ月前の話になる。細かい手続きは全て伯母さんが済ましてく
れたので、僕らは来月の発表会に向け論文をまとめ上げる作業に追われていた。
発表会は東京だが、ちょうど夏休みの期間中なので問題はなさそうだ。数ヶ月前
からは想像もつかないくらい、僕らは確実に目の前に見える目標に向かって邁進
している。

「あんた、最近学校は楽しくやってる?」

「…、…!えっ!何!?」

テレビを見ながらぼんやり論文や研究の事を考えていた僕は、母の話を聞き逃してしまった。
自分の息子に話を無視された母は少し不機嫌そうな顔でもう一度言った。

「学校は、楽しいですかって、聞いたの!優等生くん!」

いつも放任主義な母にしては珍しく僕の日常生活に触れてきたと思い、
軽い詫びの気持ちを込めつつ丁寧に応えた。

「うん。せっかく出来た友達とクラス離れちゃったけど、楽しくやってる。
 まぁ、一年の時に比べると授業は格別に難しくなってるけどね。」

「ふぅん。最近夜遅くまで勉強してるみたいだもんね。大変だね~。」

「でもやりがいがあるから楽しいよ。なんとか授業にもついていけてるし、大丈夫。」

久々の息子との会話で気をよくしたのか、母は勢い良くビールを飲むと、
タバコに火をつけ大きく煙を吐いた。
不健康この上ない姿だが、機嫌良さげな母を見るのは、息子としてやっぱり嬉しい。

「あんたさ、大学とかってもう考えてる?」

これまた母にしては珍しい。
高校を決めるときにさえ「どこでもいいんじゃね?」と、関心がなかった母は、
大学には興味があるようだ。

「…うん。ちょっと難しいけど東京大学に行くつもり。」

途中まで吸い込んだ煙を、ぶはっと吐き出す母。
残っていたの煙が鼻から漏れ、目は点になっている。
そういう反応をされると恥ずかしい。

「…駄目なの?」

恐る恐る聞くと、母は両手と首をブンブン振った。
右手に持ったタバコから灰が飛んでいく。

「いやいや。あんたが行きたいんだったらどこの大学でも構わないけど。
 まさか東大と来ましたか~。ビックリした~。」

「お金とか、問題ないの?」

「あ~、それは全然問題ない。父さんが遺産たっぷり残していったし。
 それに母子家庭は結構色んな事が金銭面免除なるのよ!ラッキーでしょ!」

母は自分の言い方がおかしかったのか、豪快に笑い出す。
そんなに面白い話題でもないだろうに、僕にはわざと笑っているように感じる。

「しかし、あんたってそんなに頭良かったんだ~。
 母さん、改めてあんたのこと誇らしく思うわ。」

「それは受かってからにして。まだ受けてもいないし、落ちたら恥ずかしいじゃん。」

彼女と同じ大学に行きたいというのは本当に切なる願いだが、
そんな簡単に合格できるものではない。
日本の最高学府の門は学生にはやはり狭い。

「だから彼女から勉強を教えて貰いながらどうにかこうにか頑張ってるとこ。
 やっぱり合格は難しいかな…。」

「…彼女?」

「?うん。クラスメートで学年一頭良いんだよ。
 テスト前とか勉強教えてくれるし、いつも助けられてるんだ。」

「…もう少し詳しく話してみようか?」

急に声のトーンを変えた母を訝しげに思い、隣で横たわっている母を見て、
僕は背中に悪寒を感じた。
笑顔な、本当に笑顔なはずの母の目が、全く笑っていなかった。
それから僕は、母の一向に緩むことを知らない刺すような強烈な眼差しを受けながら、
彼女との事を入学当初の出会った頃から話された。
もちろん『ケフィア』の事は話すわけにはいかず、
勉強を教わる替わりに一人で暮らす彼女へ夕飯を作りに毎日通っている、ということにした。
今頃になって気付いたが、そういえば母に彼女の事を一度も話していなかったのだった。
気がつけば自然にソファーの上で正座をしている自分がいる。
話している最中、僕はずっと冷や汗をかきっ放しだった。
いつもニコニコと天真爛漫な母がこんなにも恐ろしい顔をするのは、始めてみる。

NEW!更新日4月20日

「…すると、あんたは家で一人寂しく夕飯を食べる母さんを差し置いて、
 通い女房よろしくその子のために毎日夕飯を作っていたわけね?」

その通りなのだが、そんな身も蓋もない事を言われてしまえばぐうの音も出ない。

「…あんた、その子の事好きなのね?」

ストレート過ぎる母の言葉に、僕は赤面して口を紡いでしまった。
そんな息子の姿を見て、母は大きく深い溜め息を一つつき、さも残念そうに話し始めた。

「あのね、母さんはね、常々あんたから放任主義だの何だの言われているけど、
 それはあんたの行動を全面的に信用しているからなんだよ?それはわかるわね?
 でもね、高校に入ってからいつも帰りが遅くってちょっと心配した時期があったわ。
 その時は母さんもあんたに問いただそうが迷ったけど、
 あんたに変わった様子も無さそうだし、しばらくほっとくかと思ったの。
 それが何!?女の子と仲良くしてただぁ!?
 今回ばっかりは温厚な母さんも黙ってないわよ!そもそもねぇ!……」

珍しく母の口から強気な言葉がポンポン出てくる。
いつもはあっけらかんですぐに甘えてくる母を見ていて、時々妹のように感じることがある。
それが今はどうしたことか、まるでちゃんとした母親そのものだ。
母もそうだし彼女の伯母さんもそうだし、女性というものは誰でも二面性を持っているらしい。
普段は愛想良い顔を見せるが、ある条件になると急に豹変する。
彼女はどこまでも鉄面皮だが…。
いやいや、彼女もいつか思わぬ時にコロッと表情を変える時がくるかもしれない。

たぶん生まれて初めてであろう母の長々とした説教を聞きながら
そんな事を考えていて、今しがた母が言った事を聞き逃してしまった。

「え?ごめん、もう一回言って?」

「何聞いてんの!?ちゃんと耳かっぽじって聞きなさい!
 その、何とかちゃんって子を連れてきて母さんに会わせなさい!」

「…えぇーー!!」

いやいや、母の言わんとしている意味が判らない。
何故、母に会わせなければいけないか判らない。
そもそも僕と彼女は付き合っているとか恋人同士とかそういう関係ではなく、
確か一度告白はされたけど、同じ研究に尽力し同じ目標とリスクを持つ…そう、
運命共同体みたいなものなのだ。
いや、そっちの方がもっと繋がりが深くないか?

「うるさーい!放任主義な母さんだけどね、女性関係については口出しさせて貰うわよ!
女で一つで育て上げた可愛い息子を、
どこの馬の骨ともわらかん小娘に誑かされてたまるもんですか!
あんたはね!絶対母さんが認めた人じゃないと交際しちゃ駄目なんだからね!
わかった!?わかったらさっさと新しいビール持ってきなさい!」

残りの缶ビールを一気に飲み干し、物凄い形相でまくし立てる母は本当に般若そのものだ。
横暴だの理不尽だのまだ飲むのかだの色々反論したいところだが、
母の気迫に押し切られ、僕は全ての事に「はい…」と答えるしかなく、
情けなくもうなだれながら冷蔵庫に向かうしかなかった。
後ろでソファーに寝そべりながら不機嫌そうにタバコをふかす母は、
テレビの若手お笑い芸人に「つまらん!!」と怒号する。
帰宅した時とは態度が180度変わってしまっている。
僕は、どうやって彼女を説得してうちまで連れて来ればいいのか、
出来れば発表会が終わって落ち着いてからにしたいが母が納得するのか、
色々と試行錯誤したが論文のことや『ケフィア』のことや期末テストが近いことや、
あまりに考えることが多すぎるため容量オーバーになった脳みそから意識を切り離した。
全てのことに頭を回すのを諦め、疲弊し切った僕の体から出るのは、
いつもの大きな溜め息だけだった。


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00:05  |  「ヨーグルト…。…いいえ、ケフィアです!」  |  CM(1)  |  EDIT   このページの上へ

Comment

お母さんの変わり方が面白いです!
…母の気持ちが分かります。
きっと私もそうなるかも(笑)
夢 | 2008年08月07日(木) 16:42 | URL | コメント編集

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