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2012'06.28 (Thu)

駄・ランプ  第八章

 剛森と伊丹へ簡単に挨拶を済ませ、僕たちは先を急いだ。
地下一階へ続く階段があり、そこを昇ると、やや広めの廊下が続いている。
「ここ、まっすぐ行くと地上に着くの?」
 訊ねられたジンは眼鏡をクイッと指で直す。
「わからん。基本的にここまでは一本道だったからな」
「進むしかないね。何が待ち受けているかわからないから、慎重に進みましょう」
 全員、声は出さずにコクリと頷いてから、縦一列になって歩き出す。
 ジンを先頭にして足音を殺しながら進む。廊下は裸の蛍光灯が照らすだけで、装飾はおろか打ちっぱなしのコンクリートが続くだけだった。
 そんな殺風景さが緊張感をさらに高める。
 廊下の曲がり角に差し掛かかる。ジンが忍びながら顔を突き出し、誰もいないのを確認しながら忍び足で先を急ぐ。
 この階には警備員がいないのだろうか。そんなことを思っていた矢先に、次の曲がり角から人の気配を感じた。
 みんなの表情が一気に強張る。角のすぐそばにいるわけではないが、明らかに通路を塞いでいるようなざわめきが耳に届いてきた。
 三人でこっそり角から覗いてみる。
 いた。警備員が、十人以上の槍を携えた警備員が陣形を整えて待ち受けていた。
 そこまでならば今までの警備線と変わらないが、違いが二つ。
 一つは槍隊の後ろに、木の根っこをへし折ってきたような歪な造形の杖を握った警備員が数人。
 二つ目はその中心に、高貴な法衣を身にまとった人物が颯爽と立っていた。
 済んだ瞳に整った顔立ち。薄く微笑みを浮かべて周りの警備員に何やら声を掛けている。
 一体、誰だろうか。明らかに身にまとったオーラが違う。
「あの真ん中にいる人、普通の警備員じゃないですよね」
 二人の魔人に訊いてみるが返事は返ってこない。その代わり、二人の反応でどれだけまずい相手なのか容易に察することが出来た。
 ジンは額に冷や汗を浮かべて、リイナは困ったように頬を掻きながら微笑んでいる。どちらとも目がマジだ。
「……ヤバい、ですか?」
「ヤバいなんてもんじゃないわ。コーラのお茶請けにフリスク出すぐらいにヤバいわ。大司教、御自らが登場よ」
「大司教?」
 角から距離をとり、互いに額を寄せる。リイナとジンの声が若干震えていた。
「奈良橋スフィア大司教。この魔人裁判所の最高権力者にして、最高裁判官でもある。彼の御仁がこの世界の主たる事件の判決を下すのだ」
「ある意味、歩く司法制度って感じね。しかもあの人の魔力メッチャ高いし、メッチャ強い」
 ゴクリと唾を飲み込む音が聞こえた。この禍々しい名前を持つ魔人達が恐れるほどなのだから、よっぽどなのだろう。
「確か、高杉のお父さんと一度闘っているよね。小学生の頃に新聞の一面に載っていたのを覚えているわ」
「あぁ。その結果、我が父は三十六代目高杉ジンの名を私に譲ったのだ」
 苦虫を噛み潰したような顔をするジン。リイナは腕を組んで頬を膨らませる。
「ここまでは一方通行だったから戻っても意味なし。エレベーターも高杉が壊しちゃったし」
 階段のあった方向を見つめるリイナ。次に顔を逆に向ける。
「かと言って、この角を曲がれば閻魔様が待っているし。こりゃ、進退窮まったわね」
 お手上げと肩をすくめるリイナだったが、ここまできて諦めるわけにもいかない。しかしリイナの言うように、進退は窮まってしまった。
 四面楚歌が八面楚歌くらいになった感覚である。
「あの、ジンさん。大司教ってどんな系統の魔法を使っ……」
 焼石に水になるかもしれないが、系統によっては対抗策があるかもしれない。と思って訊ねた相手が、僕の言葉を無視してスクッと立ち上がった。
 そして胸元に両手を構えると、短い気合いを発した。
「……!」
 周囲の水分が一気に蒸発をする。
 ジンの右手と左手の間にある僅かな隙間に、ピンポン玉ほどの黒い塊が発生する。その直径三センチほどの球体は、不気味な黒いプロミネンスを帯びながら、宙に浮かんでいる。そこだけこの次元とは思えない濃い密度を抱いていた。
 さながら小型サイズの太陽みたいだ。
「あの、ジンさん。それを一体どうする……」
「倒せるとは思えん。が、一瞬の隙はこじ開けられるやも知れない。少年よ、克田を連れて走り抜けるのだ。今のお前ならばそれも可能であろう」
 えっ、と言う間もなくリイナが手を掴み立ち上がる。ジンの顔は青ざめているが、緋色の瞳は決意に満ちていた。
「ジンさんもしかして、それをあそこに投げるつもりですか」
「ふっ。なぁに、死人までは出んさ。ただしここの通路は木っ端微塵に吹き飛ぶだろうがな」
 大きく深呼吸をするジン。リイナの手に力がこもる。
「ここは私に任せて行くが良い。大司教相手では誰かが殿を務めないと……」
 ジンが右手を振りかぶって通路に躍り出たのと同時に、僕らは体を竦めた。
「突破は出来ん!」
 警備線に向けて黒炎の太陽を投げつけた、その時。有り得ない光景が目に映った。

「私の魔法はゲートです」
 今までそこにいなかったのに、薄笑いを浮かべた大司教が、ジンの背中に手をふれて立っていた。
「ゲートはすなわち、時空間の壁」
 そしてパッとジンごと姿を消す。男性にしては澄んだ声もブツリと途切れる。
 だがまた一瞬で大司教は目の前に現れた。ジンだけが消えた。
「を魔力でねじ曲げ、どこにでも繋」
 大爆発が通路を埋め尽くす。目の前を炎の壁が塞いだ。
 背筋がゾクッする。あと数メートル前に出ていたら……。
「げることが可能です。さらには私が手を触れさえすれば、その相手でさえ移動は容」
 後ろから言葉が続いてきたので驚く。さらに振り向いて二段構えの驚愕を味わった。
 さっきまで通路を塞いでいた警備員達がそのまま、背後に陣取っていたのである。
「易です。こんな風に、ね」
 僅か数秒の出来事だった。
 それなのに一気に形勢は逆転。そればかりか敵の立ち位置の目まぐるしく変化に、目と頭がついていけてない。
「つまり、瞬間移動ですか」
「ご明察。魔力の調整次第では、この施設に配備されている警備員全員を、一瞬でこの場に集結させることも可能です。もっとも、その必要は無さそうですが」
 廊下の爆発が収まる。無機質が焼け溶けた匂いが鼻をついた。
「あぁ、炎の魔人くんは私が連れて来」
 煙に包まり横たわったジンが、パッと目の前に現れた。
「て差し上げましょう」
 自慢のスーツはぼろ切れと化し、息すらしていないように動かなかった。キレイなままのメガネが痛々しさを倍増させる。
「ジンさん! ジンさん、大丈夫で、熱っ!」
 ジンの体は火にかけたフライパンのように熱い。これで肉体が維持出来ているのだろうか?
「ご安心下さい。魔人は人間と違い滅多に死にはしません。たとえ心臓が停止しようとも、魔力さえ残ってさえいれば生き延びられますから」
 いやに落ち着いた、それでいて半ば楽しんでさえいるような言い方の大司教を、僕はキッと睨む。
「リイナ、下がっていて」
焼け炭となったジンを通路の端へ避難させ、僕はリイナを背に大司教と対峙した。
眉を潜めながら大司教は言った。
「主として魔人を庇いたい気持ちは分かります。ですが人間の方に危害を加える気は一切ありません。おとなしくそちらの罪人を差し出して下さい」
やっぱり! と勝機が見えたのを確信した。大司教は僕が魔人だと気付いていない。
気持ちを静めてゆっくりと足を開く。
「イヤです。リイナの魔力が剥奪されるなんて、僕が許しません」
たとえリイナを連れて逃げようとも、大司教の瞬間移動で容易く捕まってしまうだろう。
ならばここで大司教を討ち取ることこそが、一番退路の確保になる。
魔人の血が闘争心を掻き立てる。
「克田リイナの魔力は完全に抑えています。ただの人間でしかないあなたが、魔人相手に逃げ切れるとでも?」
穏やかな嘲笑を浮かべる大司教。周りを囲む警備員も、槍の穂先を下げて見守っている。
「逃げ切るつもりはありません」
「では、投降して下さいますね」
一発目だ。
大司教が瞬間移動を使う間も無く、一発目で奇襲を掛ける。
僕は魔力が表に洩れないように、深呼吸をして右手に拳を握る。
そして囁くように、口の中で気合いを発した。
「エイシャラ……!」
大司教との間にあった五メートルという距離を瞬時に詰める。右拳が大司教の脇腹を打った感触を覚えた。
苦悶に顔を歪めた大司教は後方に下がる。
僕は逃がさないように跳躍し、体をひねって回し蹴りを放った。
「デュクシ!」
蹴りが大司教の顔面を捕らえたと思った瞬間、今までそこにいた大司教の姿がパッと消えた。
だが、僕は脚をそのまま旋回させる。背面まで蹴りが届いた時、確かな手応えを得た。
着地と同時に、壁際まで宙返りをして跳ぶ。
壁を背に構えを取ると、対峙した先に腕で蹴りをガードしたままである体勢の大司教が、口元を歪めて笑っていた。
「これは驚きました。人間かと思いきや、あなたも魔人だったとは。しかもこの魔法は、かの有名な闘魂……!」
口調は愉快そうだが、瞳はまったく笑っていない。大司教はリイナを見る。
「主人かと見せかけて、あなたの親類でしたか。しかし妙です。克田家の血筋は代々、空色の髪と瞳を持つはずでしたが?」
大司教から視線を逸らして、リイナは素っ気なく答えた。
「私の甥っ子だわ。お姉ちゃん……克田ルイーゼと人間のハーフよ」
一度だけ大きく目を見開いた大司教は、興味深げに僕をまじまじ見つめた。
「まさかの亜種でしたか。しかしそれにしても……」
憐れみと軽蔑の眼差しに、怒気が溢れた。
「随分と、残念な運命に翻弄された魔人なようですね」
魔力が一気にたぎった。
自分ばかりでなく、母さんや父さんまで侮辱されたのは我慢ならなかった。
全身を膨大な魔力が駆け巡る。
フロア全体がビリビリと震え、警備員達は慄きながら槍を構えた。
しかし大司教は手で制止を掛ける。
「手出しは無用です。ここは私が一人でお相手しましょう」
「しかしながら、大司教」
「構いません。これもまた一興です」
高貴な笑みを浮かべ、前に歩み出る。両手を横に広げた大司教は「では、参りましょうか」と宣戦を告げた。

僕は構えを取ったまま、ジッと大司教を見据えていた。
今すぐにでも攻めたいところだが、まずは大司教が動くのを待った。
こうして壁を背にしていれば、瞬間移動をされようとも死角は突かれないはずだ。正面と両サイドに来たのを叩けば良いだけのこと。
後の先の攻めで大司教を討ち取る。逸る気持ちを抑えながら、僕は大司教の一挙動に注目した。
「やれやれ。闘魂の魔人にしては随分と大人しい少年だ。こんな膠着状態では、せっかくの闘いも楽しめ」
肩をすくめて見せた大司教が、前振りもなく姿を消した。
来た! 僕は条件反射的に両腕を真横に突き出す。
「ないと思いません、かっ!」
視覚では捉えられなかったが、右手に手応えがあった。
僕はすかさず左側に蹴りを放った。そう、右ではなく左である。
だが予想通り、大司教の脇腹に蹴りが入った。
すかさずローキックを放つが、大司教は瞬間移動で逃げる。しかし僕は真っ直ぐ前に跳んで、何もいない空間に拳を振るう。
その拳が、狙ったかのように突如として現れた大司教を吹き飛ばした。
僕は深追いせず、また壁を背にして構えた。
周りで見守っていた警備員達は、信じられないように口をあんぐり開けていた。
大司教も苦虫を噛み潰した顔で、血の滲んだ口元を拭った。

瞬間移動を繰り返す大司教に打撃を与えるには、死角を潰すことと、逆に死角を作ることが重要である。
大司教に手を触れられれば、どこに瞬間移動をされるか分かったものではない。
ならば触れられないよう気を付けるのが大事だが、逆を言えば、待っていればあちらから間合いに飛び込んで来るということだ。
ならば死角を作り、誘ってやればいいだけのこと。
そして攻撃が当たったら、逃げようとする空間に攻めていけばいいのだ。
「頭脳を使った攻撃なら得意中の得意です。これでもずっと学年主席をキープしていたんですから」
挑発的に指をクイクイさせて大司教を煽る。品の良い端正な顔立ちが、屈辱に歪んだ。
「力任せの闘魂の魔法が、頭脳プレーですか。これだから亜種は闘い難くて嫌ですね」
「褒め言葉として受け取らせてもらいます。今度はこっちからいきますよ!」
両足に力を込めて一気に跳躍する。
飛び蹴りで大司教の顔面を狙ったが、予想通りに瞬間移動で逃げられた。
しかしさっきと同じ要領でやればいい。
背中が空いたのが好機だと大司教には見えただろう。飛び蹴りの態勢でグッと体を捻り、旋風脚が背後にいた大司教にヒットした。
着地と同時に四方八方へパンチを無数に繰り出す。
シャドウボクシングのようでもあるが、闘魂の魔法で身体能力が飛躍的に上昇しているのだ。
ジャブの防壁が大司教の接近を阻むと同時に、ダメージを与えていく。
無理な状態からの攻撃なので腰が入った有効打は少ない。当てるだけが精一杯だが、それでも確実に大司教へのダメージは与えている。
その証拠に先ほどまで攻めてきた大司教が、今では防戦一方だ。
それでも僕は攻撃の手を緩めない。僅かでも間を空ければ、大司教へ反撃のチャンスを与えてしまう。
魔人というものはやっぱり闘いが大好きらしい。
最初は不安げに見守っていた警備員達だが、いつの間にか瞳を爛々と輝かせて歓声を上げている。
リイナも手を握りしめながら、声を張り上げて応援してくれていた。
大司教への攻撃が当たる回数が増えてきた。瞬間移動のタイミングが徐々にズレてきている。
向こうの魔力が減退している証拠だ。
「デュクシ!」
やや大振りになった回し蹴りが大司教へクリーンヒットした。
腕でガードはしていたが、派手に吹っ飛ぶ大司教。
湧き上がる歓声。
僕は右手にありったけの魔力を溜めて、地面を蹴った。
立ち上がろうとした大司教の膝がガクリと崩れる。
確信した。討ち取れる!
「うぉおおおっ!」
気合いを発して最後の一撃を振りかぶった。
フラリと鈍く顔を上げる大司教。
その顔面に、全ての力を叩き込んでやろう! と思った瞬間だった。
無表情の大司教が素早く指で円を描く。
え? と思うと同時に、もの凄い衝撃が僕の顎を打ち抜いていった。
「がはっ!」
体がゴム鞠のように吹き飛んでいく。壁に激突して、ぐしゃりと地べたに落ちた。
痛みというよりも驚愕と衝撃で意識が途切れ途切れになる。鼻から下の感覚がなくなっていた。
視界がかすむ中、口元を震える手でさぐってみる。
幸いにも手触りはあったが、手のひらは血まみれになっていた。
真っ赤に染まった自分の手を見て、また意識が飛びそうになる。
そんな僕の頭上から、朗らかな大司教の声が降ってきた。
「思った通りです。闘魂の魔法はより強い攻撃を繰り出す瞬間、反比例して防御力が弱まるのですね。きっと、体を覆ったシールド用の魔力も攻撃に変換するからでしょう。これは良いデータ収集が出来ました」
頭を上げようとするが、全身に力が入らない。脳みそがグワングワンと回る。
大司教の声だけが、いやにうるさく耳に入ってきた。
「いかがでしたか? 自分の拳の重さは。己の身を持って実感したでしょう。闘魂の魔法の威力を」
僕はさっきの状況を思い出した。
大司教の体制が崩れて、チャンスとばかりに全力でパンチを振るった。
その時、大司教は目の前に指で円を描いた。そこへパンチを叩き込んだ僕。
ぼんやりとだが、記憶が蘇る。
その宙を切り取ったような円の中に映っていたのは、僕の姿だった。
「私の魔法はゲートです。ありとあらゆる空間を、一瞬で繋ぐことも可能です。例えば、私の目の前とあなたの横っ面、とか」
愕然とした。
完全に手玉にとられてしまったことに、悔しさを通り越して情けなくなってしまった。
結局は僕もジンと同じく、自分の魔力をそっくりそのまま利用されてしまったのである。
完敗だった。

もうすっかり高貴な微笑みに戻った大司教は、銀色に輝く輪っかをスッと取り出した。
それば手のひらから消えたと思うと、一瞬で僕の首にかけられていた。
体が急激に重くなる。次いであれだけ漲っていた闘争心も、フッとどこかにいってしまった。
「魔法拘束具です。もう立ち上がる気力もないでしょうが、念には念を入れさせて頂きます」
誰かがパタパタと駆け寄ってくる足音が聞こえる。それが耳元で聞こえたと思っていると、仰向けの僕に覆い被さってきた。
「改人くん! 大丈夫? ねぇ、目を覚まして!」
ぼやけた視界に映ったのは、空色の瞳を涙でクシャクシャにしたリイナだった。
抱きついてきたリイナの柔らかい感触が、全身の痛みを緩和してくれる。
僕はリイナの背中に腕を回そうとしたが、腕に力が入らずダラリと垂れ下がった。
「ごめんね、私のせいで。ごめんね、こんなところに来なければ……」
リイナの声が震えていた。
僕はそんなことないよ、と伝えたかったが、顎がカクカクして上手く口が動かせない。
リイナの涙すら拭ってやれない非力な自分が、たまらなく悔しかった。
「皆さん、観戦に熱が入ってしまうことを咎めるつもりはありませんが、職務意識はしっかりと持って頂かないと困ります。逃走中の罪人の確保を」
大司教の穏やかな叱咤に、警備員達は我に返る。そして慌てて僕達を取り囲んだ。
「捕縛員、克田リイナを捕らえよ」
大司教の命令に合わせて、歪な形の杖を持った警備員が前に出る。そして杖を掲げると、リイナはそのまま万歳の格好で宙吊りになった。
「救護員、この少年に軽くヒーリングを。半分は人間となれば、ある程度は慈悲を与えなくてはなりません」
 白衣の警備員が、僕に手をかざして何か呪文を唱えた。
すると体中の痛みが嘘のように消え、朦朧としていた意識も回復した。
「それではこのまま、判決の間に移動します」
 まだ終わったわけじゃない、そう自分に言い聞かせながら、歩き出そうとした時だった。
 大司教がカッと目を見開いて振り向いた。そして次の瞬間には目の前の景色が一変したのである。
 瞬間移動させられた、と思うと同時に離れた場所で火柱が立ち昇った。次いで耳をつく咆哮。
「がぁあああっ!」
 十メートル先に見えたのは、ふらりと立ち上がったジンだった。
 両腕を広げ手の平から火炎を放出させる。鎮火したはずの焼け炭が、内側に赤々とした焔を潜ませていた。
「素晴らしい。まさに炎のような執念と申しましょうか。あんな状態でここまで高い魔力を放てるとは瞠目に値します。三十七代目高杉ジン、これは父親以上に有望です」
 言葉とは裏腹に乾いた拍手を送る大司教。その瞳は半ば憐れむようにすら感じられた。
 頭も上げずにただ闇雲に炎を繰り出すジンの姿は、さながら深手を追って、もがく獣のようだった。
 最初はおののき逃げ惑っていた警備員だが、狙いの定まらないジンの攻撃に統制を立て直す。
 そして隙を窺っていた警備員が、短い掛け声と共に槍を突き出した。
「危ない! 高杉!」
 リイナの悲痛な叫びが響き渡る。槍はジンの脇腹に深々と突き刺さった。
 ニヤリと口元を歪める警備員。だがすぐにその顔は驚愕に染まった。
 ジンは自分に刺さった槍を掴むと、体ごと握っていた警備員を灼熱の炎で爆発させた。
 黒焦げになって崩れ落ちる警備員。だがジンも同様にガクリと膝を突いた。
 脇腹からはガスが漏れたように、残った炎がメラッメラッと吹き出す。
 それでもジンは執拗に捕らえようとする警備員を追い払うように、雄叫びを上げながら炎を止めない。
 安全な場所から見守っていた大司教は、やがて興味を失ったように踵を返した。
「大司教、放っておいてよろしいのですか?」
「問題ありません。あの様子では長くは持たないでしょう」
 炎の獣を取り巻く十人近くの警備員。ジンの太ももに槍が突き刺さる。鮮血を吹き出す替わりに、紅蓮の炎が槍を握った警備員を焼き焦がす。
 大司教の言葉を疑う余地はなかった。
「では各々方。判決の間に参ります」

 ここからが正念場だ。まだ、終わったわけじゃない。
 僕は未だに少し痛む顎を撫でながら、そう心を奮い立たせた。
 確かに大司教との戦いには敗れたが、それで今回ここにきた目的が潰えたわけではないのだ。
 チャンスを窺い、何としてでも目的を果たさないといけない。
 命を張ってまで、道を切り開いてくれたジンのためにも。

 ……元はと言えば、あの人が勝手にやらかして招いた事態だということは、あまり深くは考えないでおこう。

☆ ☆ ☆

 判決の間を一言で表せば、外国で見かける大きい聖堂のようだった。
 床は幾何学模様の石畳、頭上にあるステンドグラスからは煌々と鮮やかな光が降り注いでいる。
 壁面にも大小のステンドグラスがはめ込まれているが、大体は壁も白く塗り固められていた。
 今まで地下にいたからか、この空間が随分と明るく感じる。
 いや、罪を裁く神聖な場所に相応しい間ということか。
 その判決の間の中央には、腕を広げて宙吊りにされたリイナ。見えない十字架に張り付けでもされているかのようにすら見える。
 僕は少し離れたところで、まだ後ろ手を縛られたまま座らされている。
 リイナの四方を囲むのは、杖や槍を携えた二十人ほどの警備員。
 そして正面におわす大司教が、ゆっくりと口を開いた。
「罪状の確認をします。克田リイナ、あなたは今から四年と四カ月前の十一月三日。人間界の住人である井上重信という男性の精神に、願い事を用いて魔力を介入させた。間違いありませんね?」
「はい。その通りです」
 リイナは苦しげな表情で身をよじろうとするが、捕縛の魔法が強固なのか体を揺すった程度だった。
 大司教は淡々と話を進める。
「どんな願い事を叶えたのですか?」
「シゲノブが、私の言うことをなんでも聞いてくれるように、です」
「そしてその結果、井上重信の精神を折れない構造に改変した。そしてその直後に、自分の記憶を消すように井上重信に願い事をさせた」
「そうです」
 相違なかった。父さんに聞いた通りの内容だ。
「あなたはそれを、魔人の禁忌だと知っていたのですか?」
「知っていました」
「知っていてなお、魔力を使ってしまったのですね?」
「……」
 口を閉ざすリイナ。大司教は執行人として表情を崩さない。
「では、甘んじて処罰を受けますね?」
「はい」
 大司教は鷹揚に頷き、リイナを注視する。リイナはといえば、落ち着かなく体をよじろうとしていた。
「克田リイナ、なぜあなたはそのような禁忌を犯そうと思ったのですか?」
 目をパチクリさせるリイナ。罪状の確認というよりも、興味本位に近い質問だ。
「なんで、って言われても……」
 困ったように眉を下げる。
「もしも今あなたが、当時に戻ったとします。それでも禁忌を犯すと思いますか」
「すると思います」
 あまりの即答に、大司教のポーカーフェイスが始めて崩れる。
「そうですか。
もう一つ質問です。あなたは井上重信を自分の意の思うままにさせようとしましたが、本当は二つ目の願い事で何をさせようとしたのですか?」
「これ以上、願い事をさせないようにする、です」
 その場にいた全員が顔を曇らせた。僕も意味が分からずに首を傾げたが、次の一言でハッと息を飲んだ。
「もしもあのまま、シゲノブとお姉ちゃんが仲良くしていたら、いつかきっと二人は私の目の前からいなくなってしまう。私がシゲノブの傍にいれたのは、私がシゲノブのランプの魔人だったから。三つめの願い事をした瞬間に、私とシゲノブの契約は切れてしまう。だから、ずっと二人の傍にいれるように、お姉ちゃんの傍にいれるように、って」
 そしてリイナはにっこりとほほ笑んだ。その笑顔が、三年前に亡くなった母さんにそっくりだった。
「私は確かにシゲノブが好きでした。でもそれ以上に、お姉ちゃんのことも大好きだったんです」
 リイナの頬に涙がつたう。判決の間が水を打ったように静まり返った。
「お姉ちゃんがいずれ、シゲノブについていく事になるだろうと思っていました。だからそうなったときに私がまだランプの魔人でいれば、私はお姉ちゃんともシゲノブとも繋がっていられる。でも結局、私は二人とも手放してしまった事になったもんね。やっぱり我がままだったんだわ」
 保育園の頃、僕には仲が良い女の子がいた。
 その子は一つ年下の妹がいて、いつも何をするときにも、その妹はくっついてきた。
 もちろん僕の家に遊びにくる時もあったが、決まって母さんはその子ではなく、妹の方を可愛がっていたのである。
 母さんを取られて面白くない気分だったが、その姉妹が帰る時に母さんは必ず憂いを帯びた表情で見送っていた。
 だから僕はなんとなく、その姉妹が遊びにきた時は何も言わずに、母さんの好きなようにさせていたのである。
 住む世界は別々になってしまったけど、きっとリイナと母さんはお互いに、心の底で繋がっていたのだろう。
 溜め息混じりに首を横に振る大司教。
「あまりにも身勝手で浅はかな願いです。さて、それでは……」
 大司教は右手を真っ直ぐ横に伸ばす。すると瞬きをする間に、その手には人の背丈ほどの杖が握られていた。
「罪状確認は以上です。これより、克田リイナには禁忌を犯した罪を償うべく、罰を受けてもらいます」
 銀細工が施された杖の先端には、小型の刃物のような形が幾重にも螺旋を描いていた。さながら裁きの杖とでも呼ばれていそうな代物である。
 大司教はその杖をリイナ目掛けて差し出す。
 僕は唾をゴクリと飲み込んだ。
「魔力拘束具を解除します。捕縛の担い手を増やして下さい。なにせ相手は闘魂の魔人、並みの力では抑えきれないかもしれません」
 大司教の指示に併せて、歪な杖を持った警備員が六人ほど、リイナに囲んだ。
 僕は舌で唇を湿らす。一番短いセリフを頭の中で何度も復唱した。
「それでは、解除します」
 大司教の持った杖が光ったと思った瞬間、判決の間に突如として振動が襲った。
 壁面のステンドグラスがビリビリと揺れる。強烈な波動の発信源は言わずもがな、首輪が外れたリイナだった。
 捕縛員の一人がグッと歯を食いしばる。
「な、なんというな魔力だ! 十人掛かりで、やっと抑えきれているというのか!」
 この場にいる全員がリイナを注目している。そんな宙吊り状態のリイナが、目だけで僕に合図を送る。
 チャンスなら今しかない!
 僕は大きく息を吸う。
「ランプの魔人! 願いを叶えて!」
 突然に声を発した僕に、全員の視線が一気に僕へ集結する。
 そして、やっと気付いたとばかりに目をカッと見開いた。
 僕の口からは、既に次のセリフが飛び出していた。
「君の魔力を全解ほ……!」
 言い切った! と思った。
 ここ一番のタイミングで、自分の役割を完全に果たしたと思った。
 あとはリイナの反則並みの魔力に任せて、魔人界からはおさらばだと思っていた。
 だが、しかし。
 僕の声帯は最後の一言を言う直前で、途端に停止した。
 異変を感じた時には既に遅かった。どれだけ叫ぼうとしても声は出ず、まるで喋り方を忘れたように、喉からはヒーヒーと息が漏れるだけだった。
 周りを見渡すと、一人の警備員が杖を僕に向けていた。その先端が、リイナに向けられた杖と同じように光っている。
 不敵な笑みを浮かべる警備員。
「人間相手に魔力を行使する無礼をお許し願いたい、大司教」
 息を飲んでいた大司教は、ホッと胸をなで下ろし言った。
「いえ、迂闊でした。この少年が克田リイナの主であることを、よくぞ覚えて下さいました。願い事次第ではどんな状況も一変してしまいますからね」
 僕は喉を押さえて声を振り絞ろうとする。
 あと、もうちょっとなんだ。その一言さえリイナに伝えられれば、僕達の勝利なのに。
 リイナを見上げると、浅く瞳を閉じて首を振っていた。絶望感が胸に広がっていく。
 あと、本当にもうちょっとなのに。ほんの少しでリイナを救えるのに……。
 額を地面にこすりつけ、声にならない嗚咽を漏らす。
 ごめんなさい、父さん。リイナを助けることが出来なかった……。
 ごめんなさい、リイナ。僕は、君の主人失格だ……。
頭上から、大司教の声が聞こえる。見れば大司教も宙に浮き、苦悶に顔を歪めたリイナと対峙していた。
「それでは各々方、改めまして克田リイナの処罰を執行します」
 捕縛員以外の槍を構えた警備員達は、一斉に跪き頭を垂れる。大司教の持つ裁きの杖が、鈍く点滅を開始した。
「悔い改めよ、禁忌に手を染めし魔人の子よ。汝はこれより与えられし罪を償うべく、大空を駆け巡る翼を失う。地を這い、か細い両脚で奈落を進め。そしてその身が朽ち果てるまで、神の身元に汝の翼を預け賜え」
 ゆっくりと弧を描く杖に合わせて、点滅する光も強まっていく。
 リイナの全身から、ぼんやりと青白い光が、ボトボトとこぼれ始めた。
「翼を、汝の生命の源泉たる魔力を神に……」

 その時だった。
 閉鎖されていた判決の間の扉が、爆発で吹き飛んだ。

更新日 7月5日

反射的に立ち上がって槍を構える警備員。大司教も険しい顔で杖を収め、地面に着地する。
「この期に及んで、まだ邪魔立てする輩がいるとは」
 もくもくと煙が舞い上がり、その奥から人影が見えた。やや背丈の低いその闖入者は、恐れるでもなく判決の間に足を踏み入れた。
 困惑の表情を浮かべる警備員達と大司教。
 僕はあまりの驚愕に言葉を失った。いや、元々は捕縛員の魔法で声帯を封じられていたのだが、もしも普通の状態でも必ず絶句していたであろう。
 だって、その人物はやんわりと腕を組んで胸を反らし、その場にいる全員を見下すような視線を浴びせて言ったのだ。
「気に入らないわね。おもしろ半分で観に来てみれば、随分とピンチな状況じゃない。そんなんじゃ私の目の前で跪くのに相応しい男になれないわよ、井上くん?」

 佐々木茉莉だった。

 何故、佐々木がここにいる? と頭が混乱するよりも先に、氷の女王様の背後から炎の従者が現れた。
「危ないので下がられよ、我が主」
「黙りなさい。なぜ私が他人の後ろに隠れてコソコソしなくてはいけないの。私は常に誰よりも先頭に立つのが相応しい女よ」
「御意」
 低頭するとジンは佐々木の後ろに控える。全身はボロボロのままだが、双眸は理性的な緋色の炎が戻っていた。
「……!」
 味方の登場のはずだが、敵以上に慌ててしまう。色々と問いただしたいが、声が出ない。
 ただ手足をばたつかせるのが関の山だった。
「なによ、私に会えて声も出ないくらい嬉しいってこと? そんなので喜ぶのは一山いくらの市井娘くらいよ。この世にある万の単語と千の文法を用いて、私を誉めちぎり崇め奉りなさい。さぁ、早く」
 小首を傾げてまったく的外れなことをのたまう佐々木。その後ろでジンが助言を促す。
「あれを見よ。あの杖を持った魔人の魔力で、少年の口が塞がれているのだ。おおかた、なぜ我が主がここにいるのかと問いたいのであろう」
「なんだ、そんなこと。つまらないわね。クズ、役目よ。解説しなさい」
 顎でしゃくられたジンは、メガネをクイッとたくし上げて口を開いた。
「我が主は聡明なお方ゆえに、魔人界における我々の危難を見抜いておられた。少年らがここに移動した矢先、私は人間界に召喚されて九死に一生を得たのだよ」
「あっちの世界では既に夜の十二時を回ったわ。このボロクズの召喚が可能だったのよ。どうせこいつの事だから、勝手に勘違いして勝手に暴走して勝手に野垂れ死ぬ寸前だと思っていたし、用事もあったからね」
 ジンは悔しそうに唇を噛み締めているが、残念ながらビンゴです。
 なるほど。僕がこっちに来て確かまだ二時間近くしか経っていないが、人間界では四倍の時間が経っていたのか。
 さらにジンが召喚されて戻ってくるには、人間界で三十分なのでこっちでは僅か数分の出来事。ランプを利用した時間差マジックである。
 しかし。
「それで、炎の魔人くん。これから一体どうしようというのでしょうか? そこにいる君のご主人様の願い事を使って、この場を切り抜けるつもりですか」
 そう言った瞬間、入り口にいた佐々木が大司教の横に移動していた。
「そんなに上手くはいかないようですね、残念ながら」
 周りで見守っていた警備員が、一斉に大司教ごと佐々木を取り囲む。
 もしも佐々木が願い事をする素振りでも見せようものなら、手荒な手段をも辞さない様子だ。さらに多人数の槍持ち警備員も、ジンに刃先を向けて陣形を整える。
 この場を覆せる材料なんてどこにもない、佐々木とジンが駆けつけたところで事態が好転するわけもない、そう思っていた。
 佐々木は敵意を剥き出しにする魔人達を一睨みする。危機的状況だが臆することなく、声高に大司教へ告げた。
「見くびらないでもらいたいわ。私の主はあくまで私だけ。私に命令をできるのは、この世で私だけなの。なぜ私が他人のために、ましてや頭と尻が緩いバカ魔人のために願い事を使わないといけないの? 私はこの場にいる誰にも用事はないわ」
 佐々木の孤高な演説にその場にいた全員がポカンと口を開ける。大司教ですら、理解できずに表情を曇らせていた。
「用事があるのは、ほら。あの人よ」
 佐々木が指差した先は、瓦解した判決の間の入り口。シーンとした空気の中、コツコツと革靴の音に次いで、落ち着いた低い声が響いた。
「最後の願いを叶えてもらおう、ランプの魔人よ」
 心臓がビクッと竦んだ。手がわなわなと震える。
 その声を毎日耳にしているはずなのに、ひどく懐かしい気がしたのは何故だろう。
 皺一つないジャケットに身を包み、髪はビシッとオールバックで固めたその人は、鼻の下に蓄えたヒゲを指でいじりながら、判決の間に堂々と現れた。

「君の全魔力を解放したまえ、リイナ」

 心に分厚い鋼鉄を持つ男、僕の父さんがそこにいた。
 突然に現れた男性と口にしたセリフに、魔人達は混乱を露わにした。克田リイナの主は僕だけのはず、そういう先入観が一瞬の判断を狂わせた。
 だが、その一瞬が魔人達にとって命取りだったのである。
 この中では最も頭の回転が速いのは、やはり大司教だった。彼はカッと目を見開くと、声を荒げて命令を下した。
「その男こそ井上重信、前の主人だ! 克田リイナの口を塞げ! 詠唱をさせるな!」
「遅いっ!」
 ジンの放った高速の炎の矢が、的確に捕縛員の杖だけを弾いていく。
 宙吊りのリイナは目を爛々と輝かせる。そしてニンマリと口元を歪ませると笑い声を上げるように叫んだ。

「契約コード詠唱! ズット・オシリ・カユカッタ・ノヨー!」

 リイナの体が眩く青白い光を放ったと思った瞬間、判決の間にいた魔人達だけが、弾かれるように壁面へ叩きつけられた。
 頭上に輝くのは『0』の文字。
 お尻を両手でバリバリと掻きむしりながら、リイナは嬉しそうに宣言した。
「悪いけどこの場にいる全員、瞬殺しちゃうね。めんどくさいから」

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08:58  |  駄・ランプ  |  CM(4)  |  EDIT   このページの上へ

Comment

そ~言えば結婚式、夏にしていましたね!
結婚記念日、おめでとうございます♪
盛大にお祝いしましたか?
ところで…今年で何年目?
ぽけっと | 2012年07月03日(火) 18:14 | URL | コメント編集

>>ぽけっとさん
今年で6年目になります。
月日が経つのは早いものですね。
お祝いは・・・今回は無しでしたw
というか、嫁さんがすっかり忘れていましたw
要人 | 2012年07月03日(火) 22:54 | URL | コメント編集

さすが佐々木さん!
あんまり好きなキャラじゃないけど、好きになったかも(笑)
大司教も佐々木さんには叶わないみたいですね。。。
って言うか、父登場は以外でした!
先が気になるので、飲み会行って羽目外しても更新して下さいね♪
それにしても…契約コード詠唱の台詞が面白すぎます(爆)
ぽけっと | 2012年07月05日(木) 10:22 | URL | コメント編集

>>ぽけっとさん
二日酔いにはならなかったものの、帰ってすぐ爆睡でした。
更新する気力がぁ・・・w

契約コード詠唱は毎回、あまり考えずに書いているのです。
ぶっちゃけ、なんて言おうが魔法は発動します。
ちなみにジンのはとっても長いです。
普段、誰とも会話しないのでここぞとばかりにノリノリで詠唱します。
それがまた佐々木は堪らなくイヤらしいですw
要人 | 2012年07月05日(木) 23:46 | URL | コメント編集

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