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2005'12.20 (Tue)

私の星乞譚。 目次


私の星乞譚。 ~孤独なライオンと小さな王~


 漆黒の闇はどこまでも続いている。
 天空を仰げばそこには、吸い込まれそうなほど漆黒の闇が延々と続いていた。その中で疎らに見える星明りが頼りなさげに瞬いている。散開した星達は、弱弱しい光を放ちながら、それでも真っ暗闇な空に吸い込まれないよう、懸命に自分の座標に喰らいついている。
 曇天が星達を隠したわけではない。これが今ある精一杯な星空なのだ。

 西の空にはまだ冬を代表する星座が、名残惜しそうに佇んでいる。しかしそこにあるはずのプロキオンの姿はなく、隣人である双子の兄弟もいない。ぎょしゃ座のカペラだけが、一人寂しく西の空を占拠しているだけだった。
 頭上にある星座も賑わいはなく、せっかくの春の大三角も牛かい座のアルクトゥルスだけでは結べない。南プロバンスで優しい微笑を持つ少女が打ち上げた星座は、今も孤独に仲間を待っている。

 私は夜空に向かい、深く深呼吸をする。
 夜の外気はまだ頬に冷たく、吐息は白く舞いながら散っていった。細くたなびく白い息は、さながら天の川のようだった。
 私はもう一度、闇夜に息を吐いてみる。物悲しい闇夜に一瞬だけ見せる賑わいに、寂寥感は更に募るだけだった。
 一日が終わり、夜の帳が下りてしまえば、空を仰ごうとする人間は誰もいない。重油を流し込んだように重苦しい闇夜を畏れ、好んで夜空に目を向けようとする者はいなかった。
 暗黒の深淵を支配するのは、『忠義の淑女』と呼ばれた満ち欠けを繰り返す月と『彷徨の民』と呼ばれた惑星だけ。彼らは今宵も新たに生まれる星達を追い求め、彷徨う。

 これはまだ、夜の天空に今の半分以上も星がなかった頃のお話。
 そして星を乞い願い、星座を結ぶことを強く望んだ人々のお話。

第一章

第二章


第三章

第四章

第五章

第六章

第七章

第八章

第九章

第十章

第十一章

第十二章

第十三章


第十四章

第十五章NEW!







過去の作品集です。


なんしきっ!
 困惑したように小首を捻って考え込む安西。テニス、まではもちろん知っているが、ソフトテニスという単語に解釈がない。
「なに? テニスってソフトとかハードとかってあるの? なんだかコンタクトレンズみたいね」

儀式人の楽園
 ここ、『フェリスタシオン迎賓館』は幸福と輝きに満ち溢れた、一つの楽園のようなものだ。
結婚式の主役はあくまで新郎新婦だが、
 そんな主役に仕える我々、一人一人のスタッフにとってここは『儀式人の楽園』なのである。

「萌え」と剣
 24年前に生き別れになった父親・邦夫に会うため東京に向かう正宗。彼の胸の中には歓喜と不安が葛藤を繰返していた。
 何故ならば、父が指定した再開の場所は「メイド喫茶」だったから…。
父と息子。萌えと武士道。メイド喫茶と理想のサービス。これはそんなお話です。


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